立山黒部アルペンルートの風景
富山県

立山黒部アルペンルート

自然

Photo by くろふね / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

自然と過ごす1泊がおすすめひとり旅向けカップル向け友達と山岳ハイキング

標高2,450m。 そこに、街がある。 ロープウェイを降りた瞬間、空気が変わった。 肺に刺さるような冷たさと、どこまでも青い空。 雪壁が20mを超える場所を、人間が歩いている。 この非日常は、乗り物を乗り継ぐだけで辿り着ける。 それが立山黒部の、ずるいところだ。

標高2,450m。そこに、街がある。ロープウェイを降りた瞬間、空気が変わった。肺に刺さるような冷たさと、どこまでも青い空。雪壁が20mを超える場所を、人間が歩いている。この非日常は、乗り物を乗り継ぐだけで辿り着ける。それが立山黒部の、ずるいところだ。雪壁の白が空の青に溶けこむ、息を呑む静寂。3000メートルの稜線に立つと、自分がいかに小さく、世界がいかに広いかを、風が教えてくれる。アルペンルートは富山側と長野側で入口が異なる。通り抜けが基本なので、車での移動は不向き。防寒具は5月でも必須。GW期間は雪の大谷が最大規模になるが、混雑も最大になる。チケットは事前にウェブ予約すると並ばずに買えた。

Best Season
雪の大谷を見るなら4月中旬〜5月末。 紅葉は9月下旬〜10月中旬が狙い目。 夏の7〜8月は高山植物が咲きそろう。 季節ごとに顔が変わる場所なので、一度だけでは終わらない。
Stay
1泊おすすめ
📍 どこから行く?アクセス情報を見る

立山黒部アルペンルートのおすすめスポット

01
雪の大谷|頭上20mの壁が、5月に現れる

雪の大谷|頭上20mの壁が、5月に現れる

4月中旬から6月上旬だけ、ここに道が開く。

除雪した雪が両脇に積み上がり、高さは最大20mを超える。

壁に近づいて、見上げた。

首が痛くなるほど、上を見ても雪しかない。

スケール感がおかしい。

写真で見るのと、実際に立つのは全然違う。

圧迫感と開放感が同時にある、不思議な場所だ。

歩行者専用区間は約500m。

ゆっくり歩いて20分ほど。

壁に触れてもいい。

冷たさが、現実を確かめさせてくれる。

観光バスが通る道でもあるので、通過タイミングには注意が必要だ。

早朝8時台が一番すいている。

人が少ない時間に来ると、壁と自分だけになれる。

■ 雪の大谷 住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺 料金:立山黒部アルペンルートのチケットに含まれる(室堂まで片道約4,310円〜) 開通期間:例年4月中旬〜6月上旬 歩行者開放時間:8:00〜17:00(時期により変動)
地図で見る →
02
室堂|2,450mの地上に、別の世界があった

室堂|2,450mの地上に、別の世界があった

室堂ターミナルを出ると、視界が一気に広がった。

雪原と、剱岳の稜線と、どこまでも続く青空。

声が出ない。

ここが日本なのか、一瞬わからなくなった。

標高2,450m。

真冬の気温は−15℃を下回る日もある。

訪れたのは5月だったが、それでも体感気温は5℃前後。

防寒具なしでは無理だ。

「みくりが池」まで歩いて10分ほど。

池が凍ったまま雪に埋まり、立山が映り込む。

その構図が教科書みたいにきれいで、逆に笑えた。

ターミナル内には食堂と宿泊施設がある。

室堂に泊まると、早朝の雪原を独り占めできる。

日帰り客がいない時間の静けさは、別格だ。

■ 立山室堂 住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺 標高:2,450m アクセス:立山駅からケーブルカー・バスを乗り継いで約1時間10分 室堂ターミナル内に食堂・売店あり 宿泊:みくりが池温泉(1泊2食付き 約14,000円〜)
地図で見る →
03
黒部ダム|数字が、スケールを裏切らない

黒部ダム|数字が、スケールを裏切らない

高さ186m。

日本最大のアーチ式ダム。

その言葉は知っていたけど、実際に展望台から見下ろすと足がすくんだ。

放流期間(6月下旬〜10月中旬)は毎秒10tの水が落ちていく。

その音が、体に響く。

ダムの上を端から端まで歩いた。

約500mあるが、歩いている間ずっと高度感がある。

湖面は青くもなく、緑でもない独特な色をしている。

なんと表現すればいいのか、今でもわからない。

ダム建設の歴史を伝える「黒部ダム資料室」が無料で見られる。

工事中に亡くなった171人のことを知ると、景色の見え方が少し変わった。

レストハウスのダムカレーは観光地価格だったが、食べておいて損はない。

■ 黒部ダム 住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺 入場料:無料(アルペンルートのチケットは別途必要) 展望台:年中開放(積雪期は除く) 放流期間:例年6月下旬〜10月中旬 アクセス:扇沢駅から関電トンネル電気バスで約16分
地図で見る →
04

立山ロープウェイ|8分間、空中に置き去りにされる

大観峰から室堂へ向かうルートで乗る。

全長約1.7km、高低差約500mを8分で結ぶ。

途中に支柱がない。

ゴンドラが揺れるたびに、足の裏がぞわっとする。

乗り物酔いしやすい人は注意が必要だ。

窓の外に広がるのは、雪の斜面と山の稜線だけ。

下界の音が完全に消える。

風があると、ゴンドラが横に大きく揺れる。

怖いか怖くないかで言えば、怖い。

でもその怖さが、景色のスケールを証明している。

乗車前に並ぶ時間が長くなることがある。

GWや紅葉期は1時間以上待つことも。

始発の7時台に乗るか、アルペンルートを逆回りにするのが正解だ。

■ 立山ロープウェイ 住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺(大観峰〜室堂間) 所要時間:約8分 料金:アルペンルートの通し券に含まれる 運行期間:例年4月中旬〜11月下旬 定員:61名/便
地図で見る →

モデルコース

Day Trip 立山駅(7:00)→ケーブルカー・バスで室堂着(8:30)→雪の大谷ウォーク→みくりが池散策→黒部ダム見学→扇沢(17:00)解散。アルペンルートは基本的に片道通り抜けが効率的。
1 Night 【1日目】立山駅→室堂着→雪の大谷・みくりが池散策→室堂泊(みくりが池温泉)。【2日目】早朝の雪原を独歩→黒部ダムへ→扇沢解散。朝6時台の静けさが最大のご褒美になる。
Travel Tips アルペンルートは富山側と長野側で入口が異なる。 通り抜けが基本なので、車での移動は不向き。 防寒具は5月でも必須。 GW期間は雪の大谷が最大規模になるが、混雑も最大になる。 チケットは事前にウェブ予約すると並ばずに買えた。

立山黒部アルペンルートへの行き方

📍 Googleマップで見る
Access Time
出発地を選ぶと、ここに経路情報が表示されます
🚃 札幌から
地図で経路を見る 電車・バスで行く 🟢 みどりの窓口での購入をおすすめします
🚃 函館から
地図で経路を見る 電車・バスで行く 🟢 みどりの窓口での購入をおすすめします
🚃 旭川から
地図で経路を見る 電車・バスで行く 🟢 みどりの窓口での購入をおすすめします
🚃 釧路から
地図で経路を見る 電車・バスで行く 🟢 みどりの窓口での購入をおすすめします
🚃 帯広から
地図で経路を見る 電車・バスで行く 🟢 みどりの窓口での購入をおすすめします
🚃 北見から
地図で経路を見る 電車・バスで行く 🟢 みどりの窓口での購入をおすすめします
鉄道 立山駅へ
移動 立山黒部へ

富山を拠点に立山黒部アルペンルートへ日帰り・宿泊の旅も便利です

立山黒部アルペンルートはレンタカーがおすすめ

現地で自由に動きたいならレンタカーが便利です


Travel Planning

旅先を1分で決めてみる?

どこ行こ?で旅先を探す →