三重県

楯ヶ崎

絶景断崖自然秘境

熊野の海沿いを走り続けると、急に道が細くなる。 そこから先が、楯ヶ崎だ。 高さ60mを超える柱状節理の断崖が、海にそそり立つ。 「こんな場所が三重にあったのか」と、本気で驚いた。 アクセスは正直、簡単じゃない。 だからこそ、たどり着いたときの景色が忘れられない。

Best Season 春(4〜5月)と秋(10〜11月)がベスト。 夏は草が茂って遊歩道が歩きにくく、虫も多い。 冬は風が強すぎて立石崎では体感温度がかなり下がる。

楯ヶ崎のおすすめスポット

01

楯ヶ崎|60mの岩壁が、海から立ち上がってくる

遊歩道の入口から片道約40分。

アップダウンがあって、足元は岩場も多い。

スニーカーでは少し心もとない。

それでも歩き続けると、急に視界が開ける。

目の前に現れたのは、柱を束ねたような岩壁。

高さ60m、幅200mを超えるという。

数字で聞いても実感がなかったが、実物は全然違う。

岩が海に向かってまっすぐ立っている。

「楯(たて)」という名前の意味が、その場でわかった。

満潮のタイミングだと岩の根元が波に洗われる。

引き潮のときは、岩の迫力がより増す印象だ。

午前中の光が岩肌に当たる時間帯が、個人的に一番よかった。

ここは三重県指定の天然記念物でもある。

静かに、ただ立っているだけの場所だ。

■ 楯ヶ崎 住所:三重県熊野市遊木町 料金:無料 遊歩道:入口から片道約40分(往復約1時間20分) ※岩場あり。トレッキングシューズ推奨
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02

立石崎灯台|誰もいない岬の先端で、海と空だけ

楯ヶ崎へ向かう途中、分岐がある。

そっちに進むと、立石崎灯台に出た。

白い小さな灯台が、岬の先端にぽつんと立っている。

観光地感はゼロ。

フェンスも柵もほとんどなくて、ただ海が広がっている。

熊野灘を一望できる場所だと後で知ったが、

行った瞬間はそういう知識より先に、体が止まった。

水平線がまるくなっているのが、はっきりわかる高さだ。

風が強くて、立っていると耳が痛くなるくらいだ。

誰かとしゃべる気になれない。

ひとりで来てよかったと思った場所のひとつ。

灯台自体には入れないが、周囲は自由に歩ける。

所要時間は20〜30分ほど。

わざわざ寄り道する価値がある。

■ 立石崎灯台 住所:三重県熊野市遊木町 料金:無料 駐車場:近隣の楯ヶ崎駐車場を利用 ※灯台内部への立入不可
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03

遊木漁港|観光地でもなんでもない、本物の港

楯ヶ崎の帰り道、遊木漁港に立ち寄った。

お土産屋も食堂もない。

地元の漁師さんが網を手入れしていて、猫が3匹いた。

熊野灘の漁港らしく、船は小さめのものが多かった。

サンマやカツオの水揚げで知られるエリアだと聞いた。

特に何かするわけでもなく、しばらくぼんやり眺めている。

波の音と、漁具が当たるカランという音だけが聞こえる。

観光地化されていない港って、独特の空気がある。

ここは完全にそっちだ。

近くに小さな直売所があって、

地元の干物を数点買った。

値段は300〜600円くらいで、どれも安かった。

楯ヶ崎のあとに立ち寄ると、

気持ちがちょうどよく落ち着く場所だ。

■ 遊木漁港 住所:三重県熊野市遊木町 料金:無料 直売所:不定期営業(午前中が多い) ※観光施設ではないため、漁業の邪魔にならないよう注意
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モデルコース

Day Trip 9:00 遊木漁港 → 10:00 立石崎灯台 → 11:00 楯ヶ崎遊歩道スタート → 12:30 楯ヶ崎到着・昼食 → 14:00 帰路
1 Night 1日目:熊野速玉大社 → 鬼ヶ城 → 熊野市内に宿泊。2日目:早朝に遊木漁港 → 立石崎灯台 → 楯ヶ崎。午前の光で岩壁を見るのがおすすめ。帰りに七里御浜に寄り道も。
Travel Tips 楯ヶ崎の遊歩道は雨の翌日は滑りやすい。 トレッキングシューズ必須。 駐車場は無料で10台ほど。 夏は虫よけスプレーがないと厳しい。 近くにコンビニはないので、熊野市街で食料を調達してから向かうのが正解。

楯ヶ崎への行き方

Access Time
名古屋から 約3時間20分
大阪から 約4時間15分
東京から 約4時間45分
高松から 約5時間55分
福岡から 約6時間45分
鉄道 尾鷲駅

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