龍野の風景
兵庫県

龍野

歴史街歩きグルメ

Photo by Asturio Cantabrio / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

歴史を辿る街歩きグルメ日帰り最適ひとり旅向けカップル向け友達と街歩き向け

播磨の小京都、と呼ばれている。 でも、そんな言葉じゃ全然足りない。 醤油の香りが路地に漂い、 白壁の蔵が静かに並ぶ。 人が少ない。 静かすぎるくらいだ。 それが、龍野の本当の魅力だ。

街全体が醤油の香りに染まっている。江戸時代から醸造の町として栄え、今も蔵が白壁で立ち並ぶ。龍野城の石垣を背に、童謡『鯉のぼり』の作曲者・河村光陽がこの地で育った。町を歩けば、仕込みの時期には樽の香木の香りが身体に沁み込む。播磨地方の赤穂街道の宿場町として栄えた歴史は、今も碁盤目の街路に息づいている。地元の醤油を使った料理は、この街の時間を一口で噛み締める行為だ。そんな街で、ひと世代前の人間たちの手仕事に出会う。

Best Season
11月の紅葉シーズンが圧倒的にきれい。 城址公園のもみじが赤く染まる。 春(3〜4月)は桜と白壁のコントラストが美しく、どちらもおすすめ。
Stay
日帰り可能
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龍野のおすすめスポット

01
醤油蔵の街並み|鼻から先に、江戸時代が来る

醤油蔵の街並み|鼻から先に、江戸時代が来る

龍野に着いてまず感じるのは、匂いだ。

甘くて、深くて、少し懐かしい。

あれが、溜まり醤油の香り。

ヒガシマル醤油の工場が今もここにある。

創業は1661年。

江戸時代からずっと、この街で醤油を作ってきた。

本町通りを歩くと、白壁の蔵が連なっている。

しかも、観光地化されすぎていない。

生活の匂いがちゃんとある。

「龍野醤油資料館」に入ってみた。

入場料200円。

古い道具がずらりと並んでいて、

説明を読んでいたら30分が経っている。

資料館を出た後、角を曲がると

小さな醤油屋さんがあった。

試食させてもらったら、東京で買えるものと全然違った。

とろっとして、香りが濃い。

500mlを2本、迷わず買った。

午前中に来るのがおすすめ。

光が白壁に当たって、写真が面白いくらい撮れる。

■ 龍野醤油資料館 住所:兵庫県たつの市龍野町上霞城124 料金:200円 営業時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで) 定休日:月曜(祝日の場合は翌日)
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02
龍野城|小さくて、地味で、なぜか好きになる

龍野城|小さくて、地味で、なぜか好きになる

正直に言う。

最初は期待していない。

天守閣の高さは約12m。

姫路城と比べたら、かわいいサイズだ。

入場料200円を払って中に入ると、

展示室がいくつかあるだけ。

でも、なぜか離れがたかった。

建物は江戸時代の再建で、

内部は脇坂氏の歴史が丁寧に展示されている。

脇坂安治という武将がここの城主だったと知って、

関ヶ原の戦いのエピソードを読んだら

そこから1時間いた。

城よりも、城址公園の景色がよかった。

龍野の街が眼下に広がって、

醤油蔵の白壁が見える。

山がすぐそこにある。

ベンチに座って、ぼっとしている。

11月に行ったが、紅葉が本当にきれいだ。

もみじが赤く染まって、石垣と合っている。

人も少ない。

あの静けさは、たぶんここにしかない。

■ 龍野城 住所:兵庫県たつの市龍野町上霞城128-1 料金:200円(本丸御殿・隅櫓) 営業時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで) 定休日:月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始
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03
童謡の里|「赤とんぼ」が、急に身近になる

童謡の里|「赤とんぼ」が、急に身近になる

龍野は、童謡「赤とんぼ」の故郷だ。

作詞した三木露風がここで生まれた。

「童謡の里」と呼ばれるエリアには

三木露風の生家がある。

入場無料。

こじんまりした日本家屋で、

縁側に座って庭を眺めていたら、

誰も来なくて30分ひとりでいた。

「赤とんぼ」の歌詞の意味を、

大人になって初めてちゃんと読んだ気がした。

近くに「霞城館」という資料館もある。

入場料200円。

露風の直筆原稿や書簡が展示されていて、

意外と引き込まれる。

夕方4時ごろになると、

街のどこかで「赤とんぼ」のメロディが流れた。

チャイムのような感じで。

びっくりして立ち止まって、

気づいたら目頭が熱くなっている。

理由はわからない。

でも、あの瞬間、龍野が好きになった。

■ 三木露風生家 住所:兵庫県たつの市龍野町龍野1-areaインフォへ要確認 料金:無料 営業時間:9:00〜17:00 定休日:月曜(祝日の場合は翌日) ■ 霞城館(三木露風資料室) 料金:200円 営業時間:9:00〜17:00
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モデルコース

Day Trip 9:00 醤油蔵の街並み散策→11:00 龍野醤油資料館→12:30 龍野城→14:00 童謡の里・露風生家→16:00 お土産の醤油を購入して帰路
1 Night 1日目:醤油蔵エリア散策→龍野城→近隣の宿泊施設に宿泊。夜は地元の食材を使った料理を楽しむ。2日目:朝の静かな街歩き→童謡の里→揖保川沿いをゆっくり散策→帰路。時間の余裕が旅を変える。
Travel Tips JR姫新線「本竜野駅」から徒歩15分ほど。 レンタサイクルが1日500円で借りられる。 醤油蔵エリア・城・童謡の里は徒歩で全部まわれる距離感。 月曜は多くの施設が定休日なので要注意。 午前中に着くと光が良く、人が少ない。

龍野への行き方

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