長野県

天竜峡

渓谷自然温泉

川沿いの空気が、ひんやりと肺に入ってくる。 天竜峡は、長野県の南端にある。 都会の喧騒から離れて、水の音だけが聞こえる場所。 舟に乗って、岩肌を眺めて、湯に浸かる。 それだけなのに、なぜか何度でも戻りたくなる。

Best Season 新緑の5月と、紅葉が染まる10月下旬〜11月上旬が特にいい。 夏は川の涼しさが心地よく、冬は静かすぎるほど静か。 どの季節でも、川は流れている。

天竜峡のおすすめスポット

01

天竜峡舟下り|川の上でしか、見えない景色がある

乗り場に着いたのは、朝9時ごろだ。

思ったより小さな舟だ。

6人ほどが乗り込むと、もうぎゅうぎゅう。

船頭さんが竿を一突きすると、すうっと岸を離れる。

エンジン音がない。

水音だけが、耳に届く。

両岸にそびえる岩壁が、じわじわと迫ってくる。

切り立った断崖は高さ数十メートル。

川から見上げると、首が痛くなるほどだ。

一番印象的だったのは「烏帽子岩」のあたり。

岩の隙間から差し込む光が、川面に反射して揺れる。

写真で見るより、ずっと立体的だ。

所要時間は約50分。

終点の唐笠駅から列車で戻るルートが定番。

春の新緑と秋の紅葉、どちらも全然違う顔を見せると船頭さんが言っている。

それは嘘じゃない。

■ 天竜峡舟下り 住所:長野県飯田市川路1117 料金:大人2,700円、子ども1,400円 営業時間:9:00〜15:00(季節・水量により変動あり) 所要時間:約50分 ※要事前予約、増水時は運休
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02

龍峡亭|川沿いの宿で、時間の流れが変わった

チェックインは15時。

フロントで鍵を受け取って、部屋に通されると、窓の向こうに天竜川が広がっている。

そのままぼーっと30分、川を眺めている。

何もしていないのに、それが良かった。

夕食は地元の食材が中心だ。

信州サーモンの刺身、猪肉の煮込み、山菜の天ぷら。

どれも丁寧で、量がちょうどいい。

飯田市の地酒「喜久水」を頼んだら、するすると飲んでしまった。

部屋数が多すぎないのが、この宿のいいところだ。

廊下に人が溢れることがない。

朝ごはんも静かに食べられた。

露天風呂から星が見える。

空が広いのだ、山間なのに。

その夜は、目覚ましをかけずに眠った。

■ 龍峡亭 住所:長野県飯田市川路1913 料金:1泊2食付き 約15,000円〜(時期により変動) チェックイン:15:00 / チェックアウト:10:00 温泉:天竜峡温泉(露天風呂あり) ※公式サイトまたは電話で要予約
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03

天竜峡温泉|舟下りの後に、ここへ来てよかった

舟を降りた後、足腰がじんわりと疲れている。

2〜3時間、川の揺れに耐えていた体は、思ったより正直だ。

温泉は、川沿いの施設で日帰り入浴もできる。

料金は500円ほど。

安い。

お湯はアルカリ性で、肌がぬるっとする。

「美人の湯」という言葉は信じない方だけど、入浴後の肌の感触は確かに違った。

内風呂から窓越しに、天竜川が見える。

湯気の向こうに川。

舟下りで見た景色を、今度は温かい場所から眺めている。

なんだか逆転した気分だ。

平日の昼間に行ったので、ほぼ貸し切り状態だ。

地元のおじさんが一人いて、無言で気持ちよさそうにしている。

それが全てを物語っている。

■ 天竜峡温泉(天竜峡温泉交流館 龍泉閣) 住所:長野県飯田市川路1117-2 料金:大人500円、子ども300円 営業時間:10:00〜21:00(最終受付20:30) 定休日:火曜日 泉質:アルカリ性単純温泉
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モデルコース

Day Trip 9:00 舟下り乗船 → 10:00 唐笠駅から列車で戻る → 11:30 天竜峡周辺を散策 → 13:00 昼食 → 14:30 天竜峡温泉で日帰り入浴 → 16:00 帰路
1 Night 【1日目】9:00 舟下り → 11:00 天竜峡遊歩道を歩く → 13:00 地元食堂で昼食 → 15:00 龍峡亭チェックイン → 夜 露天風呂と夕食でのんびり 【2日目】朝風呂 → 朝食 → 10:00 飯田市街へ移動 → りんご並木・水引工芸を見学
Travel Tips 舟下りは水量次第で運休になる。 前日に必ず電話確認を。 駐車場は天竜峡駅周辺が便利。 紅葉シーズン(10月下旬〜11月上旬)は混む。 平日狙いが正解。 帰りに飯田のおやき、買って帰ること。

天竜峡への行き方

ICカード利用可
Access Time
名古屋から 約2時間30分
岐阜から 約2時間50分
浜松から 約3時間
大阪から 約3時間25分
東京から 約3時間55分
鉄道 天竜峡駅へ

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