札幌から車で40分。 そこにはもう、別の国があった。 赤い屋根の家が丘に並び、白樺の林が続く。 観光地っぽさがない。 それがよかった。 当別は、静かに本物を持っている町だ。
当別のおすすめスポット
スウェーデンヒルズ|赤い屋根の向こうに、スカンジナビアがあった
最初に見たとき、思わず車を止めた。
丘の斜面に、赤と白の家が点在している。
スウェーデン式の木造住宅が、本当に人の暮らしの中に建っている。
テーマパークじゃない。
住民がいる。洗濯物が干してある。犬が走っている。
そのリアルさが、なんか刺さった。
1989年に当別町とスウェーデンのレクサンド市が姉妹都市提携を結んで、このエリアが生まれたらしい。
住宅数は約400棟。
散策路が整備されていて、ゆっくり歩いて30〜40分くらい。
季節によって表情が全然違う。
訪れたのは10月の午後3時頃で、低い光が赤い屋根を照らしている。
あの色は写真に撮ったけど、目で見たほうが絶対いい。
入場料は無料。駐車場もある。
静かすぎるので、誰かと来るより一人で来たほうがいいだ。
当別ダム|静かすぎる湖面に、少し動揺した
ダムって、正直なめている。
「どうせ工事っぽいやつでしょ」と思いながら行ったら、全然違った。
2011年に完成した比較的新しいダムで、湖面の広さがとにかく想像を超えてくる。
貯水量は約5,000万トン。
数字じゃわからないけど、目の前に広がったとき「でかい」としか言えない。
周囲の山が湖面にそのまま映り込んでいて、無風の日は上下対称の世界になる。
訪れた朝9時頃は、霧が少し残っている。
その霧と水面の組み合わせが、怖いくらいきれいだ。
ダム上部を歩ける。全長約250m。
途中で立ち止まって下を見ると足がすくむ。高さ約53mある。
入場無料。管理棟内部の見学は平日のみ対応している日もある。
人が少ない。静かすぎる。
そのぶん、集中できる。
とうべつ学田農場|畑のそばで食べると、野菜の味が変わる
農場に併設されたショップとカフェがある。
建物はこぢんまりしているけど、棚に並ぶ野菜の色が濃い。
ビーツ、ケール、カラフルにんじん。
スーパーで見るものと全然違う顔をしている。
農場直売の野菜はその日の朝に採れたもので、値段は1袋100〜300円前後のものが多かった。
買いすぎた。
カフェでは野菜を使ったランチプレートを食べた。
1,100円くらいだ。
派手さは何もない。
でも、にんじんがにんじんの味だ。
それだけで十分すぎた。
窓の外には畑が広がっていて、働いている人の姿が見える。
食べながら「これさっきまで土の中にいたんだな」。
農業体験プログラムもあり、予約制で参加できる日がある。
子どもより大人のほうが夢中になるだ。