鞆の浦の風景
広島県

鞆の浦

歴史街歩き

Photo by Saigen Jiro / Wikimedia Commons (CC0)

歴史を辿る寺社めぐり街歩き車なしOK1泊がおすすめひとり旅向けカップル向け友達と

潮のにおいがする。 石畳の路地を歩くと、江戸時代から時間が止まっているみたいだ。 鞆の浦は、広島県の福山市からバスで約40分。 そこまで遠くない。 なのに、着いた瞬間「別の国に来た」。 坂本龍馬が隠れた町。朝鮮通信使が「日東第一形勝」と称えた景色。 その言葉の意味が、海を見た瞬間にわかった。

潮のにおいがする。石畳の路地を歩くと、江戸時代から時間が止まっているみたいだ。鞆の浦は、広島県の福山市からバスで約40分。そこまで遠くない。なのに、着いた瞬間「別の国に来た」。坂本龍馬が隠れた町。朝鮮通信使が「日東第一形勝」と称えた景色。その言葉の意味が、海を見た瞬間にわかった。石畳を踏むたび、江戸の時が滲み出てくる。潮の匂い、常夜灯の静けさ、海に溶けていく記憶のような朝の光。駐車場が少なく、休日は激混み。車より福山駅からのバスが断然ラク。バスは1時間に1〜2本。帰りの時間を先に確認しておくこと。町が小さいので、半日あれば主要スポットは回れる。ただし、ぼーっとする時間を必ずつくってほしい。それが鞆の浦の本質だ。

Best Season
春(3〜4月)は港沿いの桜と海の組み合わせが美しい。 秋(10〜11月)は観光客が少なく、光が柔らかくて歩きやすい。 真夏は暑いが、朝6時台の港は別格の静けさだ。
Stay
日帰り可能 ・1泊おすすめ
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鞆の浦のおすすめスポット

01
鞆の浦港|江戸の港が、まだそこにある

鞆の浦港|江戸の港が、まだそこにある

港に降り立って、まず驚いた。

雁木(がんぎ)と呼ばれる石段が、海にそのまま続いている。

潮が満ちると半分沈む。引くと現れる。

江戸時代から変わっていない構造だと聞いた。

朝8時ごろに行くといい。

観光客がまだ少ない。

地元の漁師が網を広げていたり、猫が日向ぼっこしていたり。

その時間の港が、いちばん本物だ。

港沿いに歩くと、鯛や鱧(はも)を売る魚屋がある。

値段は市場価格。安い。

朝どれの鯛を見ていたら、店のおじさんに話しかけられた。

「どっから来たん?」って。

そういう距離感が、この町にはある。

夕方の港も見ておきたい。

光が海面に落ちて、雁木の石が橙色に染まる。

それだけで、来た意味があった。

■ 鞆の浦港(雁木) 住所:広島県福山市鞆町鞆 料金:見学無料 営業時間:散策自由(24時間) アクセス:福山駅からトモテツバス約40分「鞆の浦」下車すぐ
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02
常夜灯|1859年から、毎晩ここで灯りをともしてきた

常夜灯|1859年から、毎晩ここで灯りをともしてきた

港のいちばん突端に、石造りの灯台が立っている。

高さ約5メートル。

江戸時代末期、1859年に建てられた。

現存する江戸時代の常夜灯としては、日本最大級らしい。

「らしい」というのは、説明板で読んだから。

でも説明より先に、見た目で圧倒された。

石の表面が苔で緑がかっていて、ずっと昔からここに立っているのがわかる。

周りには雁木、向こうには仙酔島。

この構図がそのまま、江戸時代の絵図と同じだという。

夜になると常夜灯に灯りが入る。

オレンジ色の光が海に映って、それはもう絵みたいだ。

宿を鞆の浦にとって、夜の港を歩いたのは正解だ。

ここで写真を撮ろうとしている人が多い。

朝か夕方が光の条件がいい。

昼の12時ごろは逆光になりやすかった。

■ 常夜灯 住所:広島県福山市鞆町鞆422付近 料金:見学無料 営業時間:散策自由 備考:夜間も灯りがともる。夕方〜夜がとくに美しい
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03
福禅寺対潮楼|朝鮮通信使が「最高の景色」と言った、その場所

福禅寺対潮楼|朝鮮通信使が「最高の景色」と言った、その場所

入館料200円。

その安さで、あの景色が見られる。

対潮楼は、福禅寺の客殿として1690年代に建てられた。

朝鮮通信使の宿舎にもなった場所だ。

縁側に座って海を見ると、意味がわかった。

目の前に仙酔島と弁天島が浮かんでいる。

その間から光が差して、海の色が刻々と変わっていく。

ガラス窓がない。

風が直接入ってくる。

潮のにおいもする。

1719年、朝鮮通信使の李邦彦がここで「日東第一形勝(朝鮮から来た使節が見た、最高の景色)」と書き残した。

その言葉の書が、今も館内に飾られている。

縁側に座って30分は動けない。

そういう場所だ。

拝観は9時〜17時。

月曜が休みの週もあるので、訪問前に確認しておいた方がいい。

靴を脱いで上がる。靴下は履いていった方がいい。

■ 福禅寺対潮楼 住所:広島県福山市鞆町鞆2 料金:200円 営業時間:9:00〜17:00 定休日:不定休(要確認) TEL:084-982-2705
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モデルコース

Day Trip 9時:鞆の浦港散策 → 9時半:常夜灯 → 10時:対潮楼 → 11時:町歩き・鯛料理ランチ → 13時:仙酔島渡船(片道10分) → 15時:福山駅へ
1 Night 1日目:福山駅14時発バス → 常夜灯 → 港散策 → 夕食(鞆の浦の鯛料理)→ 夜の港ライトアップ。2日目:朝の港(漁師の時間) → 対潮楼 → 町家カフェでモーニング → 昼前に福山へ
Travel Tips 駐車場が少なく、休日は激混み。 車より福山駅からのバスが断然ラク。 バスは1時間に1〜2本。帰りの時間を先に確認しておくこと。 町が小さいので、半日あれば主要スポットは回れる。 ただし、ぼーっとする時間を必ずつくってほしい。 それが鞆の浦の本質だ。

鞆の浦への行き方

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Access Time
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🚃 函館から
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🚃 北見から
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鉄道 福山駅へ
移動 鞆の浦バス停へ


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