十津川の風景
奈良県

十津川

温泉渓谷自然秘境寺社

Photo by 藤谷良秀 / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

温泉歴史を辿る寺社めぐり自然と過ごすひとり旅向けカップル向け友達と温泉がおすすめ

奈良の最南端、十津川村。 たどり着くまでに3時間かかる。 それでも行きたくなるのは、 ここにしかない静けさがあるからだ。 吊り橋の風、温泉の湯煙、 山の中に突然現れる神域。 冬の十津川は、 とにかく本気だ。

奈良の最南端、十津川村。たどり着くまでに3時間かかる。それでも行きたくなるのは、ここにしかない静けさがあるからだ。吊り橋の風、温泉の湯煙、山の中に突然現れる神域。冬の十津川は、とにかく本気だ。深い谷底に白い湯煙が立ちのぼり、風の音しか聞こえない。ここまで来てしまった、という静かな昂揚感が胸に広がる場所。十津川へは奈良市内から車で約3時間。国道168号はカーブが連続する山道。冬は日没が早く、17時には暗くなる。玉置神社への道は冬季凍結必至。スタッドレスかチェーンは必ず用意すること。ガソリンは十津川村内で入れておく。

Best Season
冬(12〜2月)は雪と霧で神秘的な表情を見せる。 観光客が少なく、吊り橋も温泉も静かに楽しめる。 紅葉の11月も美しいが、混雑する。
Stay
1泊おすすめ ・2泊以上
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十津川のおすすめスポット

01
谷瀬の吊り橋|足元に川、頭の上に空だけ

谷瀬の吊り橋|足元に川、頭の上に空だけ

長さ297m、高さ54m。

数字で聞いても実感がない。

橋の入口に立って、初めてわかった。

端が見えない。

ほんとうに、向こう岸が霞んでいる。

踏み出した瞬間、橋が揺れた。

足元の板と板の隙間から、

遠い川面が見える。

冬の朝、ほぼ貸し切り状態だ。

観光シーズンは一方通行になるが、

この日は誰もいない。

風だけが吹いている。

真ん中まで来ると、揺れが大きくなる。

引き返したくなる気持ちと、

もっと先を見たい気持ちが同時にくる。

渡り切ったとき、小さく声が出た。

対岸から見る橋の全景が、また美しい。

川の色は深い青緑。

冬でも、水は澄んでいた。

■ 谷瀬の吊り橋 住所:奈良県吉野郡十津川村上野地 料金:無料 営業時間:8:00〜17:00(冬季短縮あり) 駐車場:あり(普通車500円)
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02
十津川温泉|硫黄のにおいと、静かな夜

十津川温泉|硫黄のにおいと、静かな夜

源泉かけ流し、100%天然温泉。

このフレーズを何度も見てきたが、

ここは本物だ。

湯船に入った瞬間、肌がつるっとした。

重曹泉特有のぬめり。

無色透明なのに、確かに効いている感じがする。

宿は国道168号沿いに数軒ある。

川を眺めながら入れる露天風呂が、

どこもだいたいある。

冬の夜、外気温は3度だ。

湯の温度は42度。

その温度差が、最高だ。

日帰り入浴も受け付けている宿が多い。

料金は500〜700円程度。

十津川温泉には村営の共同浴場もある。

「庵の湯」は300円で入れる。

地元のおじさんたちと同じ湯に浸かる。

そういう時間が、旅には必要だ。

夜8時過ぎ、温泉街に人は誰もいない。

川の音だけが聞こえている。

■ 十津川温泉(庵の湯) 住所:奈良県吉野郡十津川村平谷909 料金:大人300円 営業時間:7:00〜21:00(火曜定休) ※宿泊施設の日帰り入浴は各施設に要確認
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03
玉置神社|標高1000m、霧の中の神域

玉置神社|標高1000m、霧の中の神域

正直に言う。

たどり着けるか不安だ。

駐車場からさらに20分歩く。

冬は路面が凍る。

霧が出ていると、視界が10mない。

その日も霧だ。

杉の木が霧の中から現れた。

樹齢3000年という御神木は、

幹が太すぎて、腕で囲えない。

空気が違う。

それしか言いようがない。

境内に入ると音が変わった。

山の中なのに、静かすぎる。

さっきまでの風が、ここではやんでいた。

玉置神社は「呼ばれた人しか行けない」と言われている。

最初は笑い話だ。

行ってみて、少し信じた。

参拝後、霧がすっと晴れた。

山並みが見える。

偶然だとはわかっている。

でも、こういう体験が積み重なって、

旅は記憶に残っていく。

■ 玉置神社 住所:奈良県吉野郡十津川村玉置川1 料金:無料(駐車場無料) 営業時間:参拝自由(社務所は8:30〜17:00頃) ※冬季は道路凍結・積雪あり。スタッドレスタイヤ必須
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モデルコース

Day Trip 8:00 谷瀬の吊り橋 → 10:00 十津川温泉(庵の湯)→ 12:00 昼食 → 13:30 玉置神社(参拝・往復約3時間) → 16:30 出発
1 Night 1日目:谷瀬の吊り橋 → 十津川温泉の宿にチェックイン → 夜は露天風呂と地元料理。 2日目:早朝に玉置神社(霧の朝が最高)→ 参拝後、帰路へ。温泉は翌朝も入れる宿が多い。
Travel Tips 十津川へは奈良市内から車で約3時間。 国道168号はカーブが連続する山道。 冬は日没が早く、17時には暗くなる。 玉置神社への道は冬季凍結必至。 スタッドレスかチェーンは必ず用意すること。 ガソリンは十津川村内で入れておく。

十津川への行き方

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鉄道 五条駅へ
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