奈良県

十津川

温泉渓谷自然秘境寺社

奈良の最南端、十津川村。 たどり着くまでに3時間かかる。 それでも行きたくなるのは、 ここにしかない静けさがあるからだ。 吊り橋の風、温泉の湯煙、 山の中に突然現れる神域。 冬の十津川は、 とにかく本気だ。

Best Season 冬(12〜2月)は雪と霧で神秘的な表情を見せる。 観光客が少なく、吊り橋も温泉も静かに楽しめる。 紅葉の11月も美しいが、混雑する。

十津川のおすすめスポット

01

谷瀬の吊り橋|足元に川、頭の上に空だけ

長さ297m、高さ54m。

数字で聞いても実感がない。

橋の入口に立って、初めてわかった。

端が見えない。

ほんとうに、向こう岸が霞んでいる。

踏み出した瞬間、橋が揺れた。

足元の板と板の隙間から、

遠い川面が見える。

冬の朝、ほぼ貸し切り状態だ。

観光シーズンは一方通行になるが、

この日は誰もいない。

風だけが吹いている。

真ん中まで来ると、揺れが大きくなる。

引き返したくなる気持ちと、

もっと先を見たい気持ちが同時にくる。

渡り切ったとき、小さく声が出た。

対岸から見る橋の全景が、また美しい。

川の色は深い青緑。

冬でも、水は澄んでいた。

■ 谷瀬の吊り橋 住所:奈良県吉野郡十津川村上野地 料金:無料 営業時間:8:00〜17:00(冬季短縮あり) 駐車場:あり(普通車500円)
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02

十津川温泉|硫黄のにおいと、静かな夜

源泉かけ流し、100%天然温泉。

このフレーズを何度も見てきたが、

ここは本物だ。

湯船に入った瞬間、肌がつるっとした。

重曹泉特有のぬめり。

無色透明なのに、確かに効いている感じがする。

宿は国道168号沿いに数軒ある。

川を眺めながら入れる露天風呂が、

どこもだいたいある。

冬の夜、外気温は3度だ。

湯の温度は42度。

その温度差が、最高だ。

日帰り入浴も受け付けている宿が多い。

料金は500〜700円程度。

十津川温泉には村営の共同浴場もある。

「庵の湯」は300円で入れる。

地元のおじさんたちと同じ湯に浸かる。

そういう時間が、旅には必要だ。

夜8時過ぎ、温泉街に人は誰もいない。

川の音だけが聞こえている。

■ 十津川温泉(庵の湯) 住所:奈良県吉野郡十津川村平谷909 料金:大人300円 営業時間:7:00〜21:00(火曜定休) ※宿泊施設の日帰り入浴は各施設に要確認
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03

玉置神社|標高1000m、霧の中の神域

正直に言う。

たどり着けるか不安だ。

駐車場からさらに20分歩く。

冬は路面が凍る。

霧が出ていると、視界が10mない。

その日も霧だ。

杉の木が霧の中から現れた。

樹齢3000年という御神木は、

幹が太すぎて、腕で囲えない。

空気が違う。

それしか言いようがない。

境内に入ると音が変わった。

山の中なのに、静かすぎる。

さっきまでの風が、ここではやんでいた。

玉置神社は「呼ばれた人しか行けない」と言われている。

最初は笑い話だ。

行ってみて、少し信じた。

参拝後、霧がすっと晴れた。

山並みが見える。

偶然だとはわかっている。

でも、こういう体験が積み重なって、

旅は記憶に残っていく。

■ 玉置神社 住所:奈良県吉野郡十津川村玉置川1 料金:無料(駐車場無料) 営業時間:参拝自由(社務所は8:30〜17:00頃) ※冬季は道路凍結・積雪あり。スタッドレスタイヤ必須
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モデルコース

Day Trip 8:00 谷瀬の吊り橋 → 10:00 十津川温泉(庵の湯)→ 12:00 昼食 → 13:30 玉置神社(参拝・往復約3時間) → 16:30 出発
1 Night 1日目:谷瀬の吊り橋 → 十津川温泉の宿にチェックイン → 夜は露天風呂と地元料理。 2日目:早朝に玉置神社(霧の朝が最高)→ 参拝後、帰路へ。温泉は翌朝も入れる宿が多い。
Travel Tips 十津川へは奈良市内から車で約3時間。 国道168号はカーブが連続する山道。 冬は日没が早く、17時には暗くなる。 玉置神社への道は冬季凍結必至。 スタッドレスかチェーンは必ず用意すること。 ガソリンは十津川村内で入れておく。

十津川への行き方

ICカード利用可
Access Time
大阪から 約2時間
名古屋から 約2時間55分
岐阜から 約3時間15分
浜松から 約3時間25分
田辺から 約3時間30分
鉄道 五条駅へ
移動 十津川へ

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