新幹線を降りた瞬間、空気が変わった。 東京でも名古屋でもない、独自のリズムがある街。 豊橋は、知る人ぞ知る場所だ。 うなぎ、ちくわ、路面電車。 派手さはない。 でも、一度来たら忘れられない。 そういう街だ。
豊橋のおすすめスポット
豊川稲荷|1,000本の幟が揺れる、あの空気はここだけだ
豊橋駅から電車で15分ほど。
豊川稲荷の参道に入ると、急に世界が変わる。
両脇にずらりと並んだ幟旗が、風でいっせいに揺れた。
その瞬間、ちょっとだけ息をのんだ。
境内は思ったより広い。
奥の霊狐塚が圧巻で、大小さまざまなきつね像が無数に並んでいる。
数えようとしたけど、途中で諦めた。
参道のグルメも見逃せない。
稲荷寿司は1個150円前後。
揚げたての豆腐田楽は外せない。
お腹が空いていなくても、香りに負けて買ってしまった。
拝観は無料。
駐車場も広くて、アクセスも悪くない。
でも、できれば電車で来たほうがいい。
参道をゆっくり歩く時間が、ここの本番だから。
豊橋公園・吉田城|川沿いの城跡に、誰もいない午前中
豊橋公園に着いたのは、平日の朝9時頃だ。
人がほとんどいない。
鳥の声しか聞こえない。
吉田城の鉄櫓(くろがねやぐら)は、豊川のすぐ脇に建っている。
川が近すぎて、驚いた。
水面との距離がこんなに近い城跡は、なかなかない。
鉄櫓の内部には入れる。
入場料はたったの100円。
3階から見る豊川の眺めがよかった。
対岸の緑と川面のコントラストが気持ちいい。
城跡の石垣も見応えがある。
整備されすぎていなくて、いい。
ちゃんと時代の重みが残っている感じがした。
公園自体も広くて、地元の人が散歩している。
観光地というより、生活の場に近い。
そういう場所のほうが、旅してる感じがする。
豊橋のグルメ|うなぎとちくわ、それだけで十分な理由があった
豊橋に来たら、まずうなぎを食べてほしい。
浜名湖の近さもあって、この地域のうなぎは本物だ。
駅前から少し歩いた老舗で、うな重を頼んだ。
並で2,800円ほど。
東京より安くて、質は負けていない。
タレが甘すぎず、焼きがしっかりしている。
ちくわは、お土産コーナーで売っているものとは別物だと思ってほしい。
豊橋の練り物専門店で買った焼きたては、もちもちで香ばしい。
1本150円くらい。
その場で食べた。
路面電車(豊橋鉄道東田本線)に乗るのも楽しかった。
1回170円。
街の中をゆっくり走る。
窓から見える商店街や住宅地が、豊橋の日常だ。
派手な観光スポットよりも、こういう時間が記憶に残る。
それが豊橋という街だ。