福井県

若狭小浜

歴史街歩き寺社

京都から特急で2時間かからない。 なのに、着いた瞬間に時間の流れが変わる。 小浜は、そういう町だ。 海があって、古い寺があって、朽ちかけた蔵と醤油の匂いが残る路地がある。 観光地として整備されすぎていない。 そこがいい。

Best Season 5〜6月が一番おすすめ。 新緑の明通寺は別格の美しさだ。 夏は海が青くなり、フィッシャーマンズワーフも活気づく。 紅葉の10〜11月も悪くない。

若狭小浜のおすすめスポット

01

小浜西組|醤油の匂いと、傾いた格子の路地を歩く

重要伝統的建造物群保存地区、という長い名称はいったん忘れていい。

要するに、江戸時代から続く町並みがそのまま残っている通りだ。

観光客向けに整備された「古い町」ではない。

実際に人が暮らしている。

洗濯物が干してある。

猫がいる。

歩いていると、どこからか醤油を炊くような甘い香りが漂ってきた。

この一帯は、かつて海産物の加工業で栄えた場所らしい。

格子窓の家が連なる通りを、30分ほどぶらぶら歩いた。

地図は持っていたけれど、ほとんど見ない。

迷っても大丈夫な広さだし、迷ったほうがおもしろい。

平日の午後2時ごろ。

観光客らしい人間は、ほとんどいない。

それが、かえって良かった。

■ 小浜西組(重要伝統的建造物群保存地区) 住所:福井県小浜市小浜男山・白鬚ほか 入場料:無料(散策自由) 駐車場:近隣に市営駐車場あり
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02

明通寺|山の奥で、800年前の仏像と目が合った

小浜市街から車で約15分。

山道を上がった先に、突然現れる。

まず、参道の杉が圧倒的だ。

樹齢数百年の杉並木を抜けると、国宝の三重塔が見える。

堂内には、薬師如来と二体の脇侍立像。

これも国宝だ。

間近で見られる。

ガラスケースに入っていない。

仏像と自分のあいだに、何もない。

800年以上前に作られたものが、そこに立っている。

なんとなく、息を潜めてしまった。

拝観料は大人600円。

住職の方が丁寧に解説してくれた。

「この薬師如来の足元を見てください」と言われて覗き込んだら、細部の彫りが驚くほど繊細だ。

来る人が少ない分、じっくり向き合える。

山の静けさも含めて、ここは本物だ。

■ 明通寺 住所:福井県小浜市門前5-1 拝観料:大人600円、中高生400円、小学生300円 拝観時間:8:00〜17:00(冬季は16:30まで) 駐車場:あり(無料)
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03

若狭フィッシャーマンズワーフ|朝8時の浜で、焼きサバを食べた

港の目の前にある、海鮮市場兼食堂のような場所だ。

朝8時から開いている。

これが地味にありがたい。

焼きサバは、若狭の定番みやげだと知ってはいた。

でも、現地で焼きたてを食べたのは初めてだ。

1匹まるごと、炭火でじっくり焼いたもの。

値段は1匹800円前後。

脂がのっていて、皮はパリッとしている。

ご飯が欲しくなる味だ。

施設の外には小浜湾が広がっている。

朝の光が海面に反射して、漁船が数隻停まっている。

ここで買ったへしこ(鯖の糠漬け)は、家に帰ってから日本酒と合わせた。

正解だ。

観光地ずれしていない素朴さが、この場所のいいところだ。

■ 若狭フィッシャーマンズワーフ 住所:福井県小浜市川崎3-4-1 営業時間:8:00〜18:00(季節により変動あり) 定休日:不定休 駐車場:あり(無料)
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モデルコース

Day Trip 8:00 フィッシャーマンズワーフで朝ごはん→10:00 小浜西組散策→12:00 市内で海鮮ランチ→14:00 明通寺→16:00 小浜駅発
1 Night 1日目:フィッシャーマンズワーフ→西組散策→夕食は小浜の居酒屋でへしこと地酒。2日目:明通寺→若狭国吉城歴史資料館→昼食後に帰路。海と山と歴史を両方味わえる。
Travel Tips 小浜西組は路地が細いので、歩きやすい靴で行くこと。 明通寺は冬季に積雪することがあるので、12〜2月は事前確認を。 JRで来るなら小浜駅からレンタサイクルが便利。 電動自転車もある。

若狭小浜への行き方

ICカード利用可
Access Time
大阪から 約2時間20分
名古屋から 約2時間45分
岐阜から 約3時間5分
浜松から 約3時間15分
田辺から 約3時間50分
鉄道 小浜駅へ
移動 若狭小浜へ

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