温泉津温泉の薬師湯
島根県

温泉津温泉

温泉歴史海山冬

Photo by 皓月旗 / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

温泉歴史を辿る自然と過ごす街歩き1泊がおすすめひとり旅向けカップル向け友達と

島根の海沿いに、時間が止まったような町がある。 温泉津(ゆのつ)。 読めない人が多い、知らない人も多い。 でも一度来たら、忘れられない。 石畳の路地、湯気、古い木造の宿。 冬の日本海の風が頬を刺す中、 ここにしかない温度があった。

島根県の日本海沿いに位置する温泉地で、石畳の路地と木造の建物が江戸の面影を今に伝える。端から端まで徒歩10分かからない小さな温泉街だが、路地を折れるたびに表情が変わる。中心的な共同湯の薬師湯は大人460円。籠に衣類を入れる昭和の銭湯の風情が残り、じっくり湯に浸かれる。近隣には大きな甕が並ぶ石見焼の窯元があり、焼き物の迫力を間近に見学できます。最寄りは温泉津駅で、温泉街まで徒歩10分ほど(坂道あり)。宿の輝雲荘では、温泉津唯一の露天風呂を持ち、駅からの無料送迎も利用できます。現地は車があると動きやすい。冬の日本海に背を向けるように並ぶ、古い宿の灯り。

Best Season
冬(12〜2月)がおすすめ。 日本海の寒風と熱い源泉のコントラストが際立つ。 観光客が少なく、町の静けさと湯の濃さをひとり占めできる季節。
Stay
1泊おすすめ
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温泉津温泉のおすすめスポット

01
温泉津温泉の薬師湯|100円で入れる、本物の湯がここにある
皓月旗 / CC BY-SA 4.0

薬師湯|100円で入れる、本物の湯がここにある

入口で料金を払う。

大人460円。

銭湯より少し高いくらい。

脱衣所は狭い。

ロッカーじゃなくて、籠に入れるやつ。

昭和の銭湯の匂いがした。

そして湯船に足を入れた瞬間、わかった。

これは本物だ、と。

41℃前後の湯は茶褐色で、少しぬるっとしている。

源泉かけ流し。

加水なし、加温なし。

そのままの温泉がドバドバ注がれている。

長湯できないくらいの泉質の濃さがある。

15分も入ると、全身がじんじんしてきた。

建物は明治43年築。

国の登録有形文化財だ。

でも「文化財」という空気は全然なくて、

地元のおじさんたちが普通に肩を並べて入っている。

それがよかった。

生きている湯だ。

■ 薬師湯 住所:島根県大田市温泉津町温泉津ロ60 料金:大人460円、小人150円 営業時間:8:00〜21:00(受付20:30まで) 定休日:不定休 アクセス:JR温泉津駅から徒歩約10分
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02
温泉津温泉の温泉津温泉街|路地を曲がるたびに、江戸時代が顔を出す
Kuma83 / CC BY-SA 4.0

温泉津温泉街|路地を曲がるたびに、江戸時代が顔を出す

温泉津の温泉街は、本当に小さい。

端から端まで歩いて10分かからない。

でも10分で終わらない。

路地が多い。

坂が多い。

そして、曲がるたびに何かある。

石畳の細い道。

傾いた軒先。

格子窓の向こうに明かり。

銀山街道の荷揚げ港として栄えた町だ。

江戸時代、石見銀山で掘り出された銀が

ここから船に積まれて運ばれた。

その頃の建物が、今も普通に残っている。

昼間より夜がよかった。

人通りが減って、静かになる。

湯気がほんのり見える。

木造の宿から三味線の音がした、

そんなことはなかったけど、

そういう音が聞こえてきそうな夜だ。

冬の夜は寒い。

体感で3℃くらい。

海が近いから風が湿っていて、骨まで冷える。

だから湯がありがたい。

町と温泉が、ちゃんとセットになっている。

■ 温泉津温泉街 住所:島根県大田市温泉津町温泉津 アクセス:JR温泉津駅から徒歩約10分 ※無料の足湯あり(薬師湯前) ※温泉津まちあるきマップは薬師湯などで配布
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03

石見焼|でかくて、重くて、頼れる焼き物

温泉津の近くに、石見焼の窯元がある。

正直、焼き物にそこまで興味はない。

でも実物を見て、考えが変わった。

とにかくでかい。

甕(かめ)が専門で、

高さ1メートルを超えるものもある。

江戸時代から味噌や醤油を漬ける甕として

全国に出荷されている。

丈夫で、重くて、長持ちする。

そういう焼き物だ。

観光地にあるような繊細な器とは全然違う。

土の塊から生まれた、働く焼き物。

窯元に入ると、陶芸体験もできる。

体験料は1,500円前後(場所による)。

小ぶりの器を自分で作れる。

でも甕を作る職人の手元を見ているだけで

十分に満足した。

購入した小さな湯呑みは、

家でいまも毎朝使っている。

使うたびに温泉津を思い出す。

それでいい土産だ。

■ 石見焼(やきもの窯元) 代表的な窯元:久保田稔製陶所など 住所:島根県大田市仁摩町(温泉津町近郊) 陶芸体験:1,500円前後〜(要事前確認) ※営業日・体験受付は窯元によって異なるため、事前に電話確認を推奨
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モデルコース

Day Trip 10:00 温泉津着 → 温泉街を散策 → 石見焼窯元 → 14:00 薬師湯でひと風呂 → 16:00 温泉津発。最低でも薬師湯に1時間は確保したい。
1 Night 1日目:温泉街散策・石見焼 → 夕食・薬師湯(夜の湯は最高)→ 宿泊。2日目:朝風呂 → 朝の静かな路地をもう一度歩く → チェックアウト。夜の温泉街は絶対に体験してほしい。
Travel Tips JR温泉津駅から温泉街までは徒歩10分だが、坂道あり。 冬は防寒必須、体が温まるので逆に温泉が気持ちいい季節。 薬師湯は混雑しにくい平日の午前中が狙い目。 タオルは持参推奨(販売あり)。

温泉津温泉への行き方

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