男鹿温泉の風景
秋田県

男鹿温泉

温泉

冬の日本海は、怖いくらいに美しい。 灰色の空と、荒れ狂う波と、それを黙って受け止める岸壁。 男鹿半島に来たのは、2月の終わりだ。 温泉に入って、岬に立って、ただそれだけのつもりだ。 なのに帰り道、また来よう。 そういう場所がある。

Best Season 冬(12〜2月)がおすすめ。荒れた日本海と雪景色の組み合わせは、他の季節では見られない。夏は海水浴客で賑わうが、男鹿の本質は冬にある。

男鹿温泉のおすすめスポット

01

男鹿温泉郷|波の音を聞きながら、湯に沈む夜

チェックインは15時過ぎ。

宿の窓を開けたら、すぐ海だ。

距離にして50メートルもない。

男鹿温泉郷は、日本海に面した小さな温泉街。

旅館が数軒、あとは静かな浜。

それだけなのに、妙に落ち着く。

温泉は塩化物泉で、肌がじんわりと温まる。

露天風呂に入ると、冬の海風が顔に当たる。

熱い湯と冷たい風のコントラストが、たまらない。

夕食は地元の魚介。

ハタハタの塩焼きが出てきた。

秋田に来たら食べるべきものが、ここにある。

夜、浴衣のまま浜に出た。

波の音しかしない。

街灯もほぼない。

真っ暗な海と、少しだけ見える水平線。

こういう夜は、スマホをしまいたくなる。

■ 男鹿温泉郷 住所:秋田県男鹿市北浦湯本 日帰り入浴:各旅館により異なる(500円〜800円程度) 宿泊:1泊2食付き 約12,000円〜 アクセス:JR男鹿駅から車で約20分
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02

寒風山|360度、なにもない。それが答えだ

標高355メートル。

低い山だと思って舐めている。

寒風山は、男鹿半島のほぼ中央にある。

なだらかな草原が山頂まで続く、独特の風景。

木がない。

とにかく木がない。

山頂の展望台に上がった瞬間、声が出ない。

八郎潟の干拓地、日本海、男鹿半島の稜線。

ぜんぶが一望できる。

冬は空気が澄んでいて、遠くまで見える。

風が強かった。

体感温度はゆうに氷点下だ。

それでも、しばらく動けない。

山頂には回転展望台(男鹿桜島荘)がある。

入館料360円で、ゆっくり一周する。

コーヒーを飲みながら、窓の外を流れる景色を見た。

観光地っぽい施設なのに、なぜか感傷的な気分になった。

そういう景色だ。

■ 寒風山 住所:秋田県男鹿市脇本富永 回転展望台(男鹿桜島荘)入館料:360円 営業時間:9:00〜17:00(季節により変動あり) アクセス:JR男鹿駅から車で約15分 駐車場:無料
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03

入道崎|日本海の端っこに、立ってみる

男鹿半島の最北端。

そこが入道崎だ。

白黒の灯台が、遠くから見えてくる。

近づくにつれて、波の音が大きくなる。

崖の手前まで行くと、足がすくんだ。

冬の日本海は、本当に荒れている。

波が岩に叩きつけられて、水しぶきが上がる。

何度見ても飽きない。

北緯40度のモニュメントがある。

世界地図で言うと、マドリードやニューヨークと同じ緯度。

そんなことを知っても何も変わらないけど、なぜか立ち止まってしまう。

売店でじゅね餅(えごまの串餅)を買った。

200円だ。

あたたかくて、甘くて、体が戻ってくる感じがした。

晴れた日は、水平線の向こうに男鹿の海が広がる。

曇りの日は、空と海の境目がわからなくなる。

どちらも正解だ。

■ 入道崎 住所:秋田県男鹿市北浦入道崎昆布浦 入場料:無料 灯台内部見学:大人200円(土日祝・夏季のみ) アクセス:JR男鹿駅から車で約30分 駐車場:無料(大型駐車場あり)
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モデルコース

Day Trip 9:00 男鹿駅出発 → 10:00 寒風山(回転展望台) → 12:00 入道崎(じゅね餅) → 14:00 男鹿温泉郷で日帰り入浴 → 16:30 男鹿駅
1 Night 1日目:寒風山 → 入道崎 → 男鹿温泉郷チェックイン・夕食(ハタハタ)→ 夜の浜散歩。2日目:朝風呂 → 男鹿半島ドライブ → 男鹿真山伝承館(なまはげ体験) → 帰路。
Travel Tips レンタカー必須。冬は路面凍結に注意。 スタッドレスタイヤ装着の車を選ぶこと。 入道崎は風が強いので、防風アウターは必ず持参。 男鹿駅周辺にレンタカー店あり。事前予約を。

男鹿温泉への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約4時間30分
水戸から 約5時間15分
前橋から 約5時間30分
高崎から 約5時間30分
甲府から 約6時間
鉄道 男鹿駅へ

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