三陸の海は、想像よりずっと青かった。 リアス式海岸が生み出す複雑な地形。 岩と波と、静かすぎるほどの空。 宮古は、「絶景」という言葉が軽く感じられるくらい、本物の自然が待っている場所だ。 東京から新幹線で2時間半、そこからさらに在来線に乗り換えて。 その移動時間が、逆にちょうどいい。
宮古のおすすめスポット
浄土ヶ浜|この白さ、この青さ、言葉が追いつかない
バスを降りると、すぐに潮の匂いがした。
遊歩道を5分ほど歩く。
木々の間を抜けた瞬間、視界が一気に開けた。
白い流紋岩の岩肌。
その隙間に広がる、透明すぎる海。
太陽の角度によって、エメラルドにも紺にも変わる。
「浄土」という名前、誰かが大げさにつけたのか。
実際に立つと、なるほど、と納得した。
現実から少し切り離されたような、静けさがある。
シーズンは4月〜11月。
夏の午前中が狙い目で、光が海面に当たって最も綺麗に見える。
マリンハウスの青の洞窟クルーズ(大人1,600円)も出ていて、船から見る岩壁はまた別の迫力だ。
混む前の8時台に着くのがおすすめ。
北山崎|断崖の上に立つと、足がすくんだ
正直、なめている。
「崖の景色でしょ」くらいに思っている。
展望台に立った瞬間、体が固まった。
高さ200メートルの断崖絶壁が、8キロにわたって続いている。
海は遥か下。
波の音だけが、風に乗って聞こえてくる。
「海のアルプス」と呼ばれているらしい。
その言葉、現地で初めて理解した。
展望台は3か所あって、第1展望台が最もアクセスしやすい。
第2展望台まで降りると、往復で階段が約540段。
足に自信があるなら、下まで行く価値はある。
近くで見る岩壁の迫力は、上とまるで違う。
宮古市街から車で約40分かかる。
公共交通機関は便数が少ないので、レンタカーが現実的。
道の駅のウニ丼(時価、1,500〜2,500円前後)が昼に最高だ。
浄土ヶ浜レストハウス|海を見ながら食べる、それだけでうまい
浄土ヶ浜のすぐそばにある、あのレストハウス。
観光地のご飯って期待しすぎると失敗する、。
でも、うに丼を頼んで考えが変わった。
三陸のウニは甘みが強い。
キタムラサキウニとバフンウニ、2種類を食べ比べた。
どちらも、磯の香りが口に広がる。
丼が来た瞬間に写真を撮る気が失せて、すぐ箸を持った。
ランチ帯は混む。
11時開店で、11時半には行列ができている。
開店と同時に入るのが正解。
うに丼は季節・仕入れによって価格が変わる。
目安は2,800〜4,500円くらい。
安くはないけど、浜から来たウニを、海を見ながら食べる体験は、その値段に見合う。
売店でサンマの丸干しや昆布も売っていて、お土産はここで十分そろった。
龍泉洞|地下に、もうひとつの宮古がある
宮古から車で1時間弱、山の中に入っていく。
洞窟の前に立つと、ひんやりとした空気が外まで漏れている。
夏でも内部は10℃前後。
薄手の羽織を1枚持っていって正解だ。
中に入ると、スケールが違った。
鍾乳石の量と密度が、普通の洞窟観光とは別物。
日本三大鍾乳洞のひとつというのは、伊達じゃない。
最大の見どころは、地底湖。
透明度が高すぎて、深さが全く分からない。
第3地底湖は水深98メートル。
ライトが当たって、吸い込まれるような青になる。
見学コースは往復40分ほど。
かがまないと通れない場所もある。
頭をぶつけた。
足元も濡れているので、スニーカー必須。
入洞料は大人1,100円。
渓流沿いの景色も良くて、洞窟だけじゃなく周辺の散策も楽しかった。
モデルコース
宮古への行き方
HUB CITY
盛岡(拠点都市)から行ける旅先を見る →