乳頭温泉の風景
秋田県

乳頭温泉

温泉自然

Photo by Markmark28 / Wikimedia Commons (CC BY-SA 3.0)

温泉自然と過ごす車なしOK1泊がおすすめひとり旅向けカップル向け友達と温泉がおすすめ

雪の中に、湯気だけが立ちのぼっている。 そこに人がいる。 それだけで、なぜかほっとした。 乳頭温泉は、秋田の山の奥にある。 アクセスは正直めんどくさい。 でもそのめんどくささが、着いたときの感動になる。 冬に来てよかったと、心から思った場所だ。

雪の中に、湯気だけが立ちのぼっている。そこに人がいる。それだけで、なぜかほっとした。乳頭温泉は、秋田の山の奥にある。アクセスは正直めんどくさい。でもそのめんどくささが、着いたときの感動になる。冬に来てよかったと、心から思った場所だ。雪に閉ざされたブナ林の奥、湯けむりの向こうに白濁の湯が静かに満ちている。肩まで沈んだとき、ここまで来た疲れが、すべて溶けていく感覚。冬の乳頭温泉は道路が凍る。スタッドレスタイヤは絶対に必要だ。鶴の湯は宿泊予約が3〜6ヶ月待ちになることもある。早めに動くのが鉄則。田沢湖駅からは乳頭温泉郷行きのバスが出ている(片道約50分・770円)。車がなくても行ける。

Best Season
12〜2月の雪のシーズンが断然おすすめ。 白銀の雪景色と湯気のコントラストは、冬にしか見られない。 路面凍結対策さえすれば、最高の旅になる。
Stay
1泊おすすめ
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乳頭温泉のおすすめスポット

01
鶴の湯|白濁の湯に、江戸時代が残っている

鶴の湯|白濁の湯に、江戸時代が残っている

乳頭温泉の中で、一番有名な宿。

予約は数ヶ月待ちになることもある。

それでも来る価値が、確かにあった。

茅葺き屋根の建物が、雪の中に並んでいる。

電灯の光が少ない。

だから夜は本当に暗い。

静かすぎて、耳が痛いくらいだ。

露天風呂の湯は白濁している。

温度は熱めで、42〜43℃くらい。

外気温がマイナスになる冬は、湯気が視界を覆う。

顔だけが冷たくて、体は芯まで温まる。

あの感覚は、他の温泉では体験したことがない。

日帰り入浴は10:00〜15:00まで。

料金は600円。

駐車場から宿までの送迎バスがある(冬季は必須)。

朝食に出てきた山の芋鍋が、予想外においしかった。

素朴なのに、ちゃんと記憶に残る味だ。

■ 鶴の湯温泉 住所:秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50 日帰り入浴:10:00〜15:00(受付は14:30まで) 料金:600円 宿泊:1泊2食付き 約15,000円〜(要事前予約) TEL:0187-46-2139
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02
黒湯温泉|道の終わりに、本物があった

黒湯温泉|道の終わりに、本物があった

鶴の湯から車で10分ほど山を上る。

道幅が狭くなって、不安になったころに着く。

そこが黒湯温泉だ。

名前の通り、湯は黒っぽい褐色をしている。

成分が濃い。

入った瞬間に、肌にまとわりつく感じがした。

内湯と露天風呂が別々の小屋に分かれている。

その構造が、なんだか好きだ。

スリッパを履いて、雪の上を歩いて移動する。

寒いけど、それも含めて楽しかった。

冬季は積雪によって休業する期間がある。

行く前に必ず電話で確認したほうがいい。

実際に閉まっていて引き返したという話を、宿で聞いた。

観光客が少なく、静かに湯に浸かれる。

鶴の湯が混んでいるなら、黒湯に来るといい。

穴場、というより本物の山の湯だ。

■ 黒湯温泉 住所:秋田県仙北市田沢湖生保内黒湯沢2-1 日帰り入浴:9:00〜17:00 料金:600円 冬季休業あり(要電話確認) TEL:0187-46-2214
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03
妙乃湯|女性ひとりでも、ちゃんと居場所があった

妙乃湯|女性ひとりでも、ちゃんと居場所があった

乳頭温泉郷の中で、もっとも洗練された宿。

川沿いに建っていて、部屋の窓から水の音が聞こえる。

金の湯と銀の湯、2種類の源泉がある。

金の湯は赤みがかっていて、鉄分の匂いがする。

銀の湯は透明で、肌がすべすべになる感じがした。

どちらも個性がちゃんとある。

日帰り入浴でも、タオルや浴衣が借りられる。

脱衣所がきれいで、アメニティも揃っている。

温泉宿の日帰り入浴で、これだけ整っているのは珍しかった。

女性ひとり旅で来ている人が多かった。

なんとなく理由がわかる気がした。

宿のスタッフが、距離感がちょうどよかった。

夕食は囲炉裏を囲む形式で、地の食材が並ぶ。

比内地鶏の料理が、特においしかった。

泊まれるなら、ここを選ぶのもひとつの答えだ。

■ 妙乃湯 住所:秋田県仙北市田沢湖生保内駒ヶ岳2-1 日帰り入浴:10:00〜15:00(要確認) 料金:800円 宿泊:1泊2食付き 約20,000円〜 TEL:0187-46-2370
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04
田沢湖|冬の湖は、静かすぎて怖かった

田沢湖|冬の湖は、静かすぎて怖かった

乳頭温泉から車で約30分。

田沢湖は、日本一深い湖だ。

水深は423メートルある。

冬に来ると、湖の色が違う。

夏は青々としているらしいが、冬は暗い紺色だ。

湖面がほとんど凪いでいて、音がない。

「たつこ像」は湖畔に立っている。

金色の像が、冷たい空気の中に浮いているように見える。

なぜか近づきたくなくて、しばらく遠くから見ている。

湖一周は約20km。

冬は路面が凍結するので、車でゆっくり走るのがいい。

スタッドレスタイヤは必須だ。

温泉で温まった後に、この湖を見に来るのがいい順番だ。

温泉の熱が体に残っているまま、冷たい景色を見る。

そのコントラストが、乳頭温泉の旅の締めになった。

売店は冬季営業していないところが多いので、食事は事前に済ませておくといい。

■ 田沢湖 住所:秋田県仙北市田沢湖田沢(たつこ像周辺) 入場料:無料 駐車場:あり(無料) アクセス:乳頭温泉から車で約30分 冬季は路面凍結に要注意
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モデルコース

Day Trip 10:00 田沢湖着 → 11:00 鶴の湯で日帰り入浴(600円)→ 13:00 妙乃湯で昼食・入浴 → 15:30 黒湯を外観だけでも見る → 17:00 帰路
1 Night 1日目:田沢湖散策 → 鶴の湯チェックイン(15:00〜)→ 夕食・夜の露天風呂を堪能。2日目:朝風呂(6:00〜)→ 朝食後チェックアウト → 黒湯・妙乃湯をはしご入浴 → 14:00 帰路。温泉3箇所まわれる充実の行程。
Travel Tips 冬の乳頭温泉は道路が凍る。 スタッドレスタイヤは絶対に必要だ。 鶴の湯は宿泊予約が3〜6ヶ月待ちになることもある。 早めに動くのが鉄則。 田沢湖駅からは乳頭温泉郷行きのバスが出ている(片道約50分・770円)。 車がなくても行ける。

乳頭温泉への行き方

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