東北に、こんな場所があったのか。 角館に降り立った瞬間、そう思った。 黒塀が続く通り、枝垂れ桜が空を覆う川沿い。 ここは江戸時代から、ほぼそのままの姿で残っている。 観光地っぽい喧騒がない。 ただ、時間がゆっくり流れている。
角館のおすすめスポット
武家屋敷通り|黒塀の向こうに、江戸がある
朝8時、人がまだ少ない時間に歩いた。
これが正解だ。
全長約700mの通りに、黒塀がずっと続く。
観光用に整備された「なんちゃって武家町」ではない。
本物の武家屋敷が、今も現役で並んでいる。
桜の季節は特に圧倒される。
黒い塀の上から、白とピンクの枝が溢れ出てくる。
その対比が、息をのむほどきれいだ。
観光客が増える9時以降は、人力車も走り始める。
1台で回ると混雑を避けにくいので、歩きがおすすめ。
カメラを持っていたら、止まらず歩けなくなる通りだ。
桧木内川堤|2kmの桜トンネルが、現実を忘れさせる
これは、ちょっと反則だ。
川沿い約2kmにわたって、桜の木が400本以上。
昭和天皇ご成婚の記念に植えられたもので、樹齢80年超の老木が多い。
だから、枝ぶりがすごい。
川の両岸から枝が伸びて、空を覆う。
その下を歩くと、ピンクのトンネルの中にいる感覚になる。
見頃は4月中旬〜下旬ごろ。
天気のいい昼間より、夕方の逆光の時間帯が最高だ。
橋の上から見る景色が特におすすめ。
地元の人が犬の散歩をしていたり、子どもが走り回っていたり。
観光名所なのに、どこか生活の匂いがした。
それが、ここの好きなところだ。
青柳家|1000円払って、入ってよかった
武家屋敷の中でも、青柳家だけは入場料がかかる。
大人1000円。
「高いかな」と一瞬思ったが、入って後悔はない。
敷地面積が約3000坪。
建物の中だけでなく、土蔵や庭も歩き回れる。
資料館や武器庫まであって、1時間では全部見きれない。
特に印象的だったのは、台所と土間の空間。
リアルに生活していた痕跡があって、急に時代が近づいてくる感じがした。
庭に出ると、枝垂れ桜が1本だけ立っている。
4月、満開だ。
人もほとんどいなくて、しばらく動けない。
ガイドの説明つきで回るツアーもある。
詳しく知りたい人は、入口で確認してみて。
モデルコース
角館への行き方
HUB CITY
盛岡(拠点都市)から行ける旅先を見る →