松島の風景
宮城県

松島

街歩き寺社離島

仙台から電車で40分。 ふと窓の外を見たら、海の上に島が浮いている。 そのまま吸い込まれるように降りた駅が、松島海岸だ。 日本三景と聞いて、正直ちょっと身構えている。 でも実際に立った海岸線は、そんな肩書きより、ずっと静かで、ずっと本物だ。

Best Season 秋(10〜11月)は空気が澄んで、牡蠣の季節とも重なる。 春は桜と海の組み合わせが見られる。 夏は混雑するが、夕暮れの湾はそれでも美しい。

松島のおすすめスポット

01

松島湾|島が多すぎて、目が追いつかない

海岸沿いの遊歩道に出た瞬間、息をのんだ。

松の木が生えた小島が、湾の中にいくつも浮いている。

数えようとして、やめた。

260以上あるらしい。

観光船に乗ったのは午前10時過ぎ。

所要時間は約50分、料金は1,500円。

デッキに立つと、潮風と一緒に波の音が全身に当たってくる。

船の上からだと、島の形がよく見える。

どれも同じようで、全部ちがう。

よく見れば松の根元が岩に絡まっていて、波に削られた跡がある。

長い時間が、ここに積み重なっている。

陸に戻ってから、海岸沿いのベンチに座った。

牡蠣の串焼き、1本350円。

焼きたてを食べながら、また海を眺めた。

特別なことは何もしていないのに、なぜか充足感があった。

■ 松島湾(観光船) 住所:宮城県宮城郡松島町松島字浪打浜 料金:1,500円(仁王丸コース・約50分) 運航時間:9:00〜15:00(季節により変動) アクセス:JR松島海岸駅から徒歩3分
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02

瑞巌寺|参道の杉が、異様な静けさをつくっている

海岸から歩いて5分ほど。

急に木が深くなった。

瑞巌寺への参道は、樹齢400年を超える杉並木が続く。

そこだけ空気の温度が変わる気がした。

伊達政宗が整備した寺で、創建は9世紀まで遡るらしい。

「らしい」と書いたのは、正直実感が追いつかなかったから。

ただ、参道の横にある洞窟群には思わず足が止まった。

岩をくり抜いた無数の穴に、石仏や卒塔婆が残っている。

何百年分の祈りが、そこにある。

本堂の中は撮影禁止だ。

だから目に焼き付けるしかなくて、それがよかったと後から思った。

金と黒のコントラスト、静けさ、線香のにおい。

全部ちゃんと残っている。

拝観料は700円。

思ったより人が少ない時間帯は、朝イチか16時以降だ。

■ 瑞巌寺 住所:宮城県宮城郡松島町松島字町内91 料金:700円 営業時間:8:00〜17:00(季節により変動) アクセス:JR松島海岸駅から徒歩7分 公式:https://www.zuiganji.or.jp
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03

五大堂|海の上に、ぽつんと建っている

橋を渡って、小さな島に上陸する。

その橋が「すかし橋」で、足元の板の隙間から海が見える。

ちょっとだけ怖い。

渡った先にある五大堂は、東北最古の桃山建築と言われている。

外観は小さい。

拍子抜けするくらい、こぢんまりしている。

でも、そのサイズ感が海の中では妙に似合っている。

正面の扉を覗くと、中には五大明王が安置されている。

ただし扉が開くのは33年に一度。

次は2039年らしい。

五大堂の周りを一周すると、松島湾が360度見渡せた。

ここが一番よかった。

さっき船で見た島々を、今度は陸の上から見ている。

どちらが本当の松島かと聞かれたら、答えられない。

入場は無料。

夕方に来ると、西日が海に反射してきれいだ。

15分もいれば十分なのに、30分以上いた。

■ 五大堂 住所:宮城県宮城郡松島町松島字町内111 料金:無料 時間:自由(夜間は立入不可の場合あり) アクセス:JR松島海岸駅から徒歩5分
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モデルコース

Day Trip 10:00 松島海岸駅 → 観光船(50分)→ 五大堂 → 牡蠣ランチ → 瑞巌寺 → 16:00 駅。歩いて全部回れる。距離は合計2km以内。
1 Night 1日目:仙台着→松島へ移動→夕方の五大堂→海沿いの宿泊。2日目:朝イチ瑞巌寺(人が少ない)→観光船→塩竈神社へ足を延ばして仙台へ。宿泊費は1泊8,000円〜が目安。
Travel Tips 牡蠣は10月〜3月が旬。 焼き牡蠣の屋台は海岸沿いに複数ある。 週末の昼は観光客が多い。 平日の午前中か、夕方以降だと別の顔が見える。 Suicaは使えるが、屋台は現金のみが多い。

松島への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約2時間25分
水戸から 約3時間10分
前橋から 約3時間25分
高崎から 約3時間25分
名古屋から 約3時間50分
鉄道 松島海岸駅へ
移動 松島へ

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