海の青が、こんなに種類があるとは知らない。 天草に来るまでは。 熊本市内から車で2時間ちょっと。 橋を渡るたびに、空気が変わる。 潮の匂いが濃くなる。 島が近づいてくる。 キリシタンの歴史と、イルカと、夕焼けが全部ここにある。 そういう場所だ。
天草のおすすめスポット
天草五橋|橋を渡るたびに、少しずつ島になっていく
1号橋から5号橋まで、全長約4km。
車で走れば20分もかからない。
でも急いで渡るのは、もったいない。
途中でわき道に入ってみた。
橋の真下まで降りられる場所がある。
見上げると、橋げたが空を切り取っている。
一番印象的だったのは、松島あたりから見た夕方の景色。
島影がシルエットになって、海面がオレンジに染まる。
誰も声を出さない。
「天草パールライン」とも呼ばれる国道266号沿いに道の駅がある。
道の駅上天草さんぱーるで休憩しながら、海を見るのがいい。
ソフトクリームが380円。
地味においしかった。
橋は無料で渡れる。
そこが、またいい。
崎津集落|海のすぐそこに、教会がある
路地が細い。
車で入ったら、抜けられないんじゃないかと焦った。
崎津集落は、2018年に世界文化遺産に登録された。
でも、そんな肩書きより、目の前の光景に黙った。
漁船が並ぶ港の奥に、ゴシック様式の教会がある。
崎津天主堂。
建てられたのは1934年。
もともとそこは、禁教令の時代に踏み絵が行われた場所だったらしい。
堂内に入ると、畳敷きになっている。
椅子ではなく、畳に座って礼拝する。
そういう教会は、ここだけじゃないか。
集落を歩いていたら、おばあさんに声をかけられた。
「どこから来たの?」と。
観光地というより、生活の場だ。
そのことが、ずっと頭に残っている。
入館料は無料。
見学は9:00〜17:00まで。
イルカウォッチング|朝8時、海に出たら、もうそこにいた
天草のイルカウォッチングは、通年で行われている。
出会えない日もあるとは聞いている。
船が出たのは朝8時。
五和町の沖合、通詞島の近く。
エンジンを切って待つこと、3分。
いた。
50頭以上のミナミハンドウイルカが、船の周りをぐるぐると泳いでいる。
近い。
デッキから手が届きそうな距離で、水面を跳ねる。
子どもが泣き出した。
嬉しくて泣いたのか、驚いて泣いたのか、たぶん両方だ。
大人も似たようなものだ。
料金は大人2,500円〜3,000円ほど。
ツアー会社によって船のサイズや時間が違う。
所要時間は約60〜90分。
乗船前に酔い止めを飲んでおいた方がいい。
波が穏やかでも、油断しないほうがいい。
そういう海だ。
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天草への行き方
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