熊本空港を出た瞬間、空が広い。 それだけで、もう阿蘇に来た実感がある。 九州の真ん中に、世界最大級のカルデラがある。 その事実を、地図で見るのと、実際に立つのとでは全然違う。 大地が生きている。 それを肌で感じたくて、また来てしまう場所だ。
阿蘇のおすすめスポット
草千里|馬と、風と、何もない時間
バスを降りた瞬間、視界がひらける。
どこまでも続く緑の丘。
真ん中に池。
馬が2頭、ゆっくり草を食んでいた。
観光地っぽい写真を撮ろうとしていたのに、なぜかカメラをしまった。
ただ立って、風を受けている。
それで十分だ。
標高は約1,140m。
夏でも長袖は必要だ。
持たずに来て、売店で買う羽目になった。
風が冷たい。体感温度は想像より低い。
馬に乗れる体験もある。
1周コースで1,500円くらい。
子ども連れの家族が並んでいた。
ひとりで来た大人も、普通に乗っている。
早朝に来ると、霧の中に草原が浮かぶ。
それを狙うなら、阿蘇に前泊するのが正解だ。
昼過ぎには観光バスが増える。
静けさを求めるなら、午前中の早めがいい。
中岳火口|地球がまだ怒っている
ロープウェイが動いていない日がある。
火山活動の状況次第で、突然閉鎖される。
それを知らずに来て、入口で引き返した人を何人も見た。
行く前に必ず公式サイトを確認する。
それだけで無駄足を防げる。
運よく入れた日は、別世界だ。
火口まで歩いて5分ほど。
近づくにつれて、硫黄の匂いが濃くなる。
目がちょっとしみた。
火口の縁に立つ。
エメラルドグリーンの湖が、煙を上げている。
静かに、でも確実に、何かが起きている。
しばらく動けない。
火山ガスの影響で、喘息や心臓疾患のある人は入れない場合がある。
現地でアナウンスがある。
自己判断で近づくのは危険だ。
ロープウェイの片道料金は800円。
往復1,600円。
所要時間は30分もあれば十分だけど、気づいたら1時間以上いた。
大観峰|ここで初めてカルデラの大きさを知った
草千里や火口は「中から」見る体験だ。
大観峰は「外から」眺める場所。
この違いが、想像以上に大きかった。
展望台に立つ。
阿蘇五岳が一列に並んでいる。
カルデラの外輪山が、視界をぐるりと囲む。
これが、外から見た阿蘇の全体だ。
「世界最大級のカルデラ」という言葉の意味が、やっとわかった。
東西18km、南北25km。
数字を聞いてもピンとこなかったのに、ここに立ったらわかった。
雲海が出る日がある。
特に秋の早朝、外輪山の縁から雲が溢れる。
その写真を見て来たのに、当日は晴れすぎている。
悔しいから、もう一度来ようと思っている。
駐車場から展望台まで徒歩5分。
売店もある。阿蘇ソフトクリームを食べた。
濃くて、ちゃんとうまかった。
料金は確か350円だ。
モデルコース
阿蘇への行き方
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