飛行機を降りた瞬間、空気が違う。 湿度と緑の匂いが、肌にまとわりついてくる。 屋久島は、「旅行先」というより「別の星」だ。 樹齢7000年の木が、まだここで生きている。 その事実だけで、来る理由になる。
屋久島のおすすめスポット
縄文杉|7000年が、そこに立っている
往復22km、約10時間。
それが縄文杉トレッキングの現実だ。
朝4時半に宿を出た。
まだ暗い。
バスで登山口まで移動して、ヘッドライトをつけてスタートする。
トロッコ道を8km歩く。
想像以上に長い。
足元は枕木で、微妙に歩きにくい。
それでも、森が深くなるほどに気分が上がっていった。
苔の色が違う。
空気が冷たい。
雨が降り始めた。でも不思議と嫌じゃない。
縄文杉の展望デッキに着いたのは出発から5時間後。
大きい、という言葉じゃ足りない。
幹回り16.4m。
ただ、そこにある。
ずっとそこにいた、という重みがあった。
展望デッキから眺めるだけで、近づけない。
それでも十分すぎるくらいだ。
帰り道、足がガクガクになりながら思った。
また来たい、と。
白谷雲水峡|もののけの森は、本物だ
「もののけ姫のモデル」という言葉、正直あまり信じていない。
どうせ観光用の売り文句だろう。
入ってすぐ、謝った。
苔の緑が、光を吸い込んでいる。
石も、木も、倒木も、全部苔に覆われている。
水の音がずっとしている。
白谷雲水峡は入口から「苔むす森」まで約2時間。
距離は約4km。
トレッキングシューズは絶対に必要だ。
雨上がりの翌日に行ったのが良かった。
苔の色が鮮やかで、霧がうっすらかかっている。
カメラを向けるたびに「本当にここは現実か」。
縄文杉より体力的にはずっとラク。
でも、森の濃さは負けていない。
半日で回れるから、縄文杉の翌日に行くのがおすすめだ。
途中、沢を渡る場所が何度かある。
靴が濡れる覚悟で行ってほしい。
千尋の滝|落差60m、ただ圧倒された
縄文杉に白谷雲水峡。
森のイメージが強い屋久島で、千尋の滝は異質だ。
展望台に立った瞬間、声が出ない。
花崗岩の巨大な一枚岩を、水が流れ落ちていく。
落差60m。
スケールが、頭の処理を超えてくる。
駐車場から展望台まで歩いて5分。
その手軽さと、見えたもののギャップがすごかった。
夏に行った。
滝のしぶきが遠くまで飛んでくる。
暑い日だったから、それが気持ちよかった。
屋久島の川は透明度が高い。
千尋の滝の下流も、信じられないくらい澄んでいる。
縄文杉トレッキングの疲れが残った翌日、ドライブがてら立ち寄った。
このくらいの「軽い感動」がちょうどよかった。
山ばかりじゃない。
屋久島には、こういう顔もある。
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