平戸の風景
長崎県

平戸

歴史

島に着いた瞬間、空気が変わる。 本土とは違う、どこか異国めいた湿度と風。 平戸は長崎県の北西端に浮かぶ島だ。 江戸時代、ここが日本の「外」への窓口だ。 その痕跡は今も、城にも、石畳にも、丘の草の上にも、ちゃんと残っている。

Best Season 春(3〜4月)は川内峠の新緑が鮮やか。 秋(10〜11月)はススキと海の組み合わせが美しい。 夏は空と海の青が強烈だが、日差しも強い。 冬の平日は人が極端に少なく、島をほぼ独占できる。

平戸のおすすめスポット

01

平戸城|海を背に立つ城が、思ったより近くにあった

橋を渡って島に入り、まず目に飛び込んでくるのが平戸城だ。

標高は約30メートル。

そこまで高くない。

でも、海との距離が近すぎて、なんだか浮いて見える。

天守に上がると、玄界灘が360度に広がった。

晴れていれば松浦の山並みも見える。

風が強い。

ずっと立っていられないくらい強い。

ここに藩主がいて、海を眺めていたんだと、妙にリアルだ。

入場料は520円。

9時から17時まで開いている。

混んでいる時間帯はほぼない。

平日の午前中に行ったら、天守に誰もいない。

それが逆によかった。

あの静けさは、混んでいたら味わえない。

■ 平戸城 住所:長崎県平戸市岩の上町1458 料金:大人520円、小中学生260円 営業時間:9:00〜17:00(入場は16:40まで) 休館日:第3水曜日(祝日の場合は翌日)
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02

オランダ商館|1639年に建てられた石の倉庫が、まだある

1639年に建てられた倉庫が、今も海沿いに立っている。

その事実だけで、ちょっとおかしい気持ちになる。

平戸のオランダ商館は、日本最古の西洋式石造建築のひとつだ。

外から見るとごつくて無骨で、港に馴染んでいる。

中に入ると、当時の交易品の再現や、オランダ東インド会社の記録が展示されている。

正直、展示の量は多くない。

1時間もあれば十分見られる。

でも、建物自体に価値がある。

石の壁の厚さや、窓の小ささ、天井の低さ。

ここに人が住んで、商売をして、異文化と交渉している。

すぐ前は港だ。

見学を終えてから、外のベンチに座って海を見た。

当時の船は、この景色の中から来たんだと、時間の感覚がおかしくなる。

■ 平戸オランダ商館 住所:長崎県平戸市大久保町2477 料金:大人520円、小中学生260円 営業時間:8:30〜17:30(入場は17:00まで) 休館日:第3水曜日(祝日の場合は翌日)
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03

川内峠|草原の向こうに海が見える。それだけで十分だ

平戸の山側にこんな場所があるとは、行くまで知らない。

川内峠は、標高約200メートルにある草原地帯だ。

車で上っていくと、急に視界が開ける。

木が消えて、草が広がって、その向こうに海が見える。

観光地らしい何もない。

案内板も、売店も、人もほとんどいない。

ただ風と草と、遠くの海がある。

春は野焼きのあとに緑が一斉に吹き出すらしい。

秋はススキが金色になる。

行ったのは10月の午後だ。

ススキが風に揺れていて、誰もいなくて、遠くに平戸大橋が小さく見える。

1時間ほど歩いた。

道はほぼ平坦で歩きやすい。

城もオランダ商館も見たあとに来ると、ここの静けさがより沁みる。

平戸で一番長く滞在したのが、ここだっただ。

■ 川内峠 住所:長崎県平戸市川内町 料金:無料 駐車場:あり(無料) ※車でのアクセス推奨。平戸市街から約20分
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モデルコース

Day Trip 9:00 平戸城 → 11:00 オランダ商館 → 12:30 市内で昼食 → 14:00 川内峠 → 16:30 平戸島を出発
1 Night 1日目:平戸城・オランダ商館・島内散策 → 市内の宿に泊まる。2日目:川内峠で朝の草原を歩く → 寺院や教会が混在するザビエル記念公園エリアを歩いて帰路へ。
Travel Tips 平戸は車がないと動きにくい。 レンタカーは松浦駅や佐世保駅で借りるのが確実だ。 島内にもレンタカーはあるが台数が少ない。 平戸大橋の通行料は無料。 駐車場は平戸城そばに大きな有料駐車場がある。

平戸への行き方

ICカード利用可
Access Time
福岡から 約3時間
下関から 約3時間30分
佐賀から 約3時間30分
大分から 約4時間
別府から 約4時間10分
鉄道 平戸口駅へ
移動 佐世保駅へ

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