東京から電車で約1時間半。 そこに、日本最古の学校がある。 戦国時代の武将たちが学んだ街。 寺の鐘が聞こえ、藤の香りが漂う。 華やかでも派手でもない。 でも、来るたびに何か引っかかるものが残る。 そういう街が、足利だ。
足利のおすすめスポット
足利学校|日本で最も古い教室に、ひとり立ってみた
入学料は420円。
それで、日本最古の学校に入れる。
門をくぐった瞬間、空気が変わった。
砂利を踏む音だけが響く。
観光客が少ない平日の午前中、ほぼ貸し切り状態だ。
孔子廟の前に立つ。
室町時代からここにある建物が、今も普通に残っている。
それが信じられなくて、しばらく動けない。
学校内に復元された「方丈」という部屋がある。
畳に座ると、庭がちょうど額縁のように見える。
ここで何百年も前の人間が同じ景色を見ていたんだと、妙に静かな気持ちになった。
所要時間は45分もあれば十分。
でも、急ぐ必要はない。
ぼんやり座っている時間が、一番よかった。
鑁阿寺|境内に入ると、街の音が消えた
足利学校から歩いて3分。
鑁阿寺(ばんなじ)がある。
お堀に囲まれた境内は、まるで小さな城みたいだ。
実際、足利氏の館跡がそのままお寺になったらしい。
それを聞いて、なんとなく納得した。
本堂は国宝。
拝観料は無料。
その事実に、少し驚く。
大きな銀杏の木が境内のど真ん中に立っている。
樹齢600年以上と言われている。
幹に手を当てると、ひんやりして、それだけでなんか満足してしまった。
お昼前後に訪れたとき、地元のおじさんが境内を散歩している。
観光地というより、生活の一部になっているお寺だ。
境内のどこかから聞こえてくる鐘の音が、ずっと頭の中に残っている。
ああいう音は、再現できない。
足利フラワーパーク|藤のトンネルは、写真では絶対に伝わらない
入園料は時期によって変わる。
ゴールデンウィーク中の藤の最盛期は1600〜2000円になることもある。
それでも、行く価値がある。
正直、藤棚の写真はSNSで何度も見ている。
「綺麗だけど、実際はどうなんだろう」と半信半疑で入った。
入った瞬間、声が出た。
藤のトンネルを歩くとき、花が頭の上20センチくらいのところまで垂れ下がっている。
香りが全方向から来る。
視界が紫と白で埋まる。
写真で見るのとは、全然違う体験だ。
夜のライトアップも見た。
同じ場所が、昼とまるで別物になる。
水面に藤が映って、どこが現実かわからなくなるような感覚があった。
混む時期に行くなら、開園直後の9時がいい。
10時を過ぎると人が一気に増える。
それだけ覚えておけば、かなり違う。
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