杉並木を抜けると、空気が変わる。 東京から2時間もかからないのに、別の時代に迷い込んだような感覚になる。 日光は「見る」場所じゃない。 圧倒される場所だ。 金色の社殿、霧がかかる湖、轟音を立てる滝。 どれも、写真では絶対に伝わらない。
日光のおすすめスポット
日光東照宮|400年前の職人が、ここに全力を注いだ
鳥居をくぐった瞬間、なんだこれと声が出た。
杉の巨木が立ち並ぶ参道の奥に、金と朱色がぬっと現れる。
派手なのに、嫌じゃない。
むしろ圧倒される。
陽明門は「日暮の門」と呼ばれる。
見ていると日が暮れるほど彫刻が細かい、という意味らしい。
実際に立ち止まって眺めていたら、後ろの団体客に追い越された。
「眠り猫」は想像より小さい。
拍子抜けしたけど、その先の奥社まで登る石段がきつかった。
207段。
息が上がる頃に到着する家康の墓所は、静かで、不思議と落ち着く。
拝観料は1,300円。
朝9時前に着くと人が少なくて、光が柔らかくて、全然違う顔を見せてくれた。
10時を過ぎると修学旅行生の波に飲まれる。
早起きは正解だ。
中禅寺湖|標高1,269mの湖は、冷たくて、静かで、遠かった
いろは坂を車で登りきると、突然視界が開ける。
そこに湖があった。
山の上にこんなものがあるのか、という驚きは何度来ても慣れない。
11月初旬に行ったとき、湖畔の木々が赤と黄色に染まっている。
風がなくて、湖面が鏡みたいになっていて、
しばらくベンチに座ったまま動けない。
遊覧船に乗ると40分で湖を一周する。
料金は1,400円。
船の上から見る男体山は、陸から見るより大きく感じた。
冬に来たとき、湖岸に雪が積もっている。
観光客がほぼいなくて、
踏み固められていない雪の上を歩いた。
寒かったけど、それが良かった。
夏でも気温が低い日がある。
1枚羽織るものを持っておくと後悔しない。
竜頭の滝|うるさいくらいの轟音が、なぜか心地よかった
滝の前に立って、まず音に驚く。
思ったより、ずっとうるさい。
竜頭の滝は、岩の間を縫うように白い水が流れ落ちる。
全長210m。
じわじわと近づいて、一番下まで来ると、水しぶきが顔にかかった。
滝のすぐそばに茶屋がある。
名物のみたらし団子が1本150円。
濡れた手を拭きながら食べた団子は、妙においしかった。
紅葉の時期は滝の両脇が赤く染まる。
10月中旬〜下旬がピーク。
その時期に来たとき、茶屋は満席で、滝の前に人が並んでいた。
それでも、来る価値はあった。
中禅寺湖から歩いて行こうとしたら30分かかった。
バスで来るのが正解。
湯滝、戦場ヶ原と合わせて半日で回れる。
このルートは、日光で一番気持ちよかった時間だ。
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日光への行き方
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