水上温泉の風景
群馬県

水上温泉

温泉

東京から新幹線で約70分。 なのに、着いた瞬間に空気が変わる。 冬の水上は、静かで、冷たくて、なぜか懐かしい。 雪をかぶった山、湯気の立ち込める川沿い、 どこを切り取っても絵になる場所だ。 温泉だけじゃない。谷川岳があって、峡谷があって、滝がある。 そのすべてが、冬にこそ本気を出す。

Best Season 冬(12月〜2月)は雪景色と温泉の組み合わせが最高。 春(5月)は新緑と尾瀬解禁が重なり、年で一番活気がある。 混雑を避けるなら、平日の冬がおすすめ。

水上温泉のおすすめスポット

01

諏訪峡|川沿いを歩いたら、時間を忘れた

水上温泉街から歩いて10分ほど。

諏訪峡の遊歩道に入った瞬間、街の音が消えた。

利根川が深く削った渓谷沿いに、約2kmの散歩道が続く。

冬は雪が積もって、足元がふわふわしている。

川の色が異様なほど青い。

透明じゃなくて、エメラルドに近い青。

寒いのに、何度も立ち止まって写真を撮った。

夏はラフティングで賑わうらしいが、冬の静けさのほうが好きだ。

橋の上から覗くと、川まで10メートル以上ある。

吸い込まれそうで、少し怖い。

でもその怖さが、また見たくなる理由でもある。

所要時間は往復で約40〜50分。

滑りやすいので、冬は必ずトレッキングシューズで。

スニーカーで来ていた人が、途中で引き返している。

■ 諏訪峡 住所:群馬県利根郡みなかみ町水上 入場料:無料 遊歩道散策:通年(冬季は路面凍結注意) 最寄り:JR水上駅から徒歩約10分
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02

谷川岳|標高1,977m。冬の頂上は別世界だ

ロープウェイで一気に標高1,319mの天神平へ。

所要時間は約15分、料金は往復3,000円。

乗り込んだ瞬間、窓の外が白くなっていく。

天神平に降り立ったとき、風が顔に刺さった。

痛い、というより鋭い。

視界に広がる雪原と、雲の上に突き出た山頂。

スキーをしない人間でも、ここに来る価値がある。

天気が良ければ、遠く富士山まで見えるらしい。

その日は雲が多くて見えない。

でも目の前の谷川岳の双耳峰、トマの耳・オキの耳が

白く光っていて、それだけで十分すぎた。

山頂まで登るなら冬山装備が必要。

天神平だけでも、十分に「山に来た」と感じる。

ロープウェイは強風で止まることがある。

当日の運行状況は公式サイトで確認を。

■ 谷川岳ロープウェイ 住所:群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽湯吹山国有林 料金:往復3,000円(大人) 営業時間:8:00〜17:00(季節により変動) 電話:0278-72-3575
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03

湯テルメ谷川|650円で、長居しすぎた

日帰り入浴施設なのに、3時間いた。

入浴料は大人650円。

谷川岳を眺めながら入れる露天風呂がある。

その景色がずるい。

雪をかぶった山が正面にどんと構えていて、

お湯に浸かりながらぼーっと見ている。

頭が冷えて、身体が温まる。

その落差が気持ちよくて、出られなくなる。

内湯は源泉かけ流しで、ほんのり硫黄の匂い。

お湯の色は無色透明だが、肌がすべすべになる。

地元の人も多く、観光地っぽくない空気感があった。

脱衣所のロッカーは100円返却式。

露天風呂は20時まで入れる。

夕方に入ると、山が夕焼けで赤くなるのが見える。

そのタイミングを狙う価値がある。

月曜定休なので要注意。

■ 湯テルメ谷川 住所:群馬県利根郡みなかみ町谷川614 料金:大人650円、子ども350円 営業時間:10:00〜20:00(最終受付19:30) 定休日:毎週月曜日 電話:0278-72-2619
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04

尾瀬ヶ原|冬は閉ざされる。だから春が特別になる

正直に言う。

冬の尾瀬ヶ原には入れない。

例年11月〜4月は積雪のため、山小屋も閉まる。

それでもここに書いたのは、水上を起点に行ける場所だから。

そして「来シーズンに絶対来よう」と思わせる場所だから。

水上から尾瀬ヶ原の入口、鳩待峠まで車で約1時間。

夏に行ったとき、木道を歩きながら何も考えない。

広大な湿原に、風が吹くだけ。

人はいるのに静かだ。

至仏山と燧ヶ岳に囲まれた盆地。

どこを見ても空が広い。

そういう場所がある、ということだけ覚えておいてほしい。

冬の水上に来て、夏の尾瀬を夢想する。

そういう旅も悪くない。

■ 尾瀬ヶ原(鳩待峠入口) 住所:群馬県利根郡片品村戸倉 アクセス:水上駅から車で約60分 入山可能時期:例年5月〜10月 ※冬季(11月〜4月)は積雪のため入山不可 入山協力金:500円
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05

吹割の滝|「東洋のナイアガラ」は大げさじゃない

水上から車で約30分。

沼田市に入ったところに吹割の滝がある。

遊歩道を歩いていくと、突然地面が割れている。

岩盤に亀裂が走って、その隙間に川が落ちていく。

幅30m、高さ7mの滝が、真下に見える。

柵がないので、覗き込むと本当に足がすくむ。

冬は水量が少なめだが、岩が凍って白くなっている。

その凍り方が独特で、氷の彫刻みたいだ。

夏や秋に比べて観光客が少なく、ゆっくり見られる。

「東洋のナイアガラ」という呼び名は正直どうか。

実物を見て、少し見直した。

スケールではなく、地形の奇妙さで勝負している滝だ。

所要時間は遊歩道一周で約40分。

冬は足元が凍るので、本当に気をつけて。

■ 吹割の滝 住所:群馬県沼田市利根町追貝 入場料:無料(駐車場は有料、普通車500円) 見学時間:8:30〜17:00(冬季変動あり) アクセス:水上駅から車で約30分 国指定天然記念物・名勝
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モデルコース

Day Trip 水上駅着→諏訪峡散策(50分)→湯テルメ谷川で昼食+入浴(2時間)→谷川岳ロープウェイ(2時間)→吹割の滝(1時間)→水上駅発
1 Night 【1日目】諏訪峡→谷川岳ロープウェイ→温泉宿チェックイン→夕食・温泉でゆっくり 【2日目】早朝に宿の露天風呂→湯テルメ谷川→吹割の滝→水上駅発。移動を詰め込まないのがコツ。
Travel Tips 冬の水上は路面凍結が多い。 レンタカーは必ずスタッドレス装着を確認すること。 谷川岳ロープウェイは強風で運休になる日がある。 前日に公式サイトで確認を。 宿は温泉街より、川沿いの小さな宿のほうが静かで好みだ。

水上温泉への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約2時間30分
水戸から 約3時間15分
前橋から 約3時間30分
高崎から 約3時間30分
名古屋から 約3時間55分
鉄道 水上駅へ
移動 水上温泉へ

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