足摺岬の風景
高知県

足摺岬

自然

四国の最南端まで来た。 もうここから先は海しかない。 足摺岬は、そういう場所だ。 高知市内から車で約2時間半。 たどり着いたとき、思ったより遠かった。 でもその遠さが、ここをここたらしめている気がした。 断崖の上に立つと、風が強くて声が飛んだ。 水平線がどこまでも続いている。

Best Season 11月〜1月は椿が咲き始め、岬に色が加わる。 夏は日差しが強烈だが、海の青さは格別。 冬の荒波もここでは見る価値がある。

足摺岬のおすすめスポット

01

足摺岬灯台|断崖の端に、白い塔が立っている

駐車場から歩いて10分ほど。

椿のトンネルを抜けると、突然視界が開ける。

高さ18メートルの白い灯台が、空に刺さるように立っている。

足元は断崖絶壁。

眼下の海は深いコバルト色で、波の砕ける音が絶え間なく聞こえてくる。

柵の外には出られないが、それでも十分すぎるくらい怖い。

ここに立った人間が、昔から「端っこ」に惹かれてきた理由がわかった気がした。

灯台の内部には入れないが、外から見るだけで十分だ。

午後になると光の角度が変わって、灯台の白さが際立つ。

晴れた日の15時前後が、個人的には一番きれいだ。

スマホのカメラでは、この迫力の半分も伝わらないのが悔しかった。

■ 足摺岬灯台 住所:高知県土佐清水市足摺岬 入場料:無料(内部非公開) 営業時間:見学自由 駐車場:あり(無料)
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02

唐人駄馬|誰が、何のために刻んだのか

足摺岬の灯台から車で約10分。

ちょっとした山道を歩いた先に、巨大な岩の群れが現れる。

唐人駄馬、という名前の遺跡だ。

正直、最初は「ただの岩じゃないか」。

ところが岩の表面に近づくと、カップ状の穴がいくつも刻まれているのがわかった。

縄文時代の遺跡とされているが、誰が何のために作ったのか、まだはっきりしていない。

そのわからなさが、かえって面白い。

岩の間から太平洋が見える。

縄文の人たちも、こおの海を見ていたんだと、妙に落ち着かない気分になった。

案内板は少なく、道も舗装されていない部分がある。

歩きやすい靴は必須。

サンダルで来ていた観光客が引き返している。

所要時間は往復で30〜40分ほど。

■ 唐人駄馬 住所:高知県土佐清水市足摺岬 入場料:無料 見学自由 ※足場が悪い箇所あり。スニーカー推奨 駐車場:あり(無料)
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03

ジョン万次郎像|14歳で漂流した少年の目線

灯台への遊歩道の途中に、ジョン万次郎の像が立っている。

台座を含めると結構な高さがあって、遠くの海を見つめている顔をした像だ。

ジョン万次郎こと中浜万次郎は、1827年にここから程近い中浜村生まれ。

14歳のとき漁に出て遭難し、アメリカの捕鯨船に助けられた。

そのままアメリカに渡り、英語を習得して帰国。

幕末の日本で、日米の架け橋になった人物だ。

これを読む前と後では、像の見え方がまるで違う。

14歳で太平洋に放り出されて、そこから人生を切り拓いた。

ここに立つと、その話がやけにリアルに感じられる。

足摺岬の海は、怖いくらい広い。

万次郎が見た海も、きっとこんな色だ。

像の前には小さな案内板があって、生涯が簡潔にまとめられている。

立ち止まって読む価値は十分にある。

■ ジョン万次郎像 住所:高知県土佐清水市足摺岬(足摺岬灯台遊歩道沿い) 入場料:無料 見学自由 ※灯台駐車場から徒歩5分
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モデルコース

Day Trip 9:00 高知市出発 → 11:30 唐人駄馬 → 13:00 昼食(土佐清水市内) → 14:30 ジョン万次郎像 → 15:00 足摺岬灯台 → 17:30 高知市へ帰路
1 Night 1日目:高知市出発 → 唐人駄馬 → 足摺岬灯台・ジョン万次郎像 → 土佐清水泊(カツオのたたきは地元で食べること) 2日目:早朝の灯台で朝の海を見る → 竜串海岸に立ち寄り → 帰路
Travel Tips 足摺岬は高知市から遠い。 ガソリンは土佐清水市内で入れておくこと。 遊歩道は椿の根っこで凸凹しているので、スニーカー一択。 風が強い日は上着が必要。 夏でも岬の先端は体感温度が低い。

足摺岬への行き方

ICカード利用可
Access Time
大阪から 約5時間5分
高松から 約5時間15分
名古屋から 約6時間
福岡から 約6時間5分
岐阜から 約6時間20分
鉄道 中村駅へ
移動 宿毛駅へ

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