愛媛の端っこ、南予の小さな城下町。 宇和島は、知らない人が多い分だけ、 本物が残っている場所だ。 海が近くて、山も迫っていて、 空気がどこか違う。 「来てよかった」と思ったのは、 着いた瞬間じゃなくて、 帰り際になってからだ。
宇和島のおすすめスポット
宇和島城|山の上に、誰も知らない天守がある
駅から歩いて15分ほど。
石段を上りはじめると、すぐ息が切れた。
観光客は少ない。
ほぼ地元のおじさんと、犬の散歩。
天守に着いたとき、拍子抜けした。
小さいのだ。
でも中に入って、木の階段を踏みしめて、
3階から海を見た瞬間に、納得した。
現存12天守のひとつ。
1666年に再建された本物。
修繕の跡が生々しく残っていて、
ガラスケースも案内板も最小限。
それがかえって良かった。
入場料200円。
朝9時から開いている。
平日の午前中に行くと、ほぼ貸し切りだ。
風が強くて、視界が広くて、
ここに城を建てた理由が、体でわかった。
道後温泉|松山まで足を伸ばして、夜に浸かる
宇和島から特急で約1時間10分。
松山まで出れば、道後温泉がある。
本館は工事中の時期もあるが、
飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)は入れた。
料金は610円から。
夜8時ごろに行った。
混んでいるかと思ったら、意外と空いている。
お湯は熱めで、底に石が敷いてある。
じんわり、ゆっくり温まるタイプ。
脱衣所でおばあさんに話しかけられた。
「どこから来たの」「宇和島経由で」
そういう会話が、道後には似合う。
外に出ると、商店街の灯りが温かかった。
夜の道後は、昼より断然いい。
ゆっくりできる時間帯に行くことをすすめたい。
じゃこ天|宇和島の港で、揚げたてを食べた
じゃこ天は、魚のすり身を揚げた練り物だ。
愛媛のソウルフードと呼ばれているが、
宇和島周辺のものは、特に違う気がした。
魚の種類が多い。
歯ごたえがある。
そして、海の味がする。
宇和島駅の近くに何軒かある。
1枚80円〜100円くらい。
揚げたては外がカリッとしていて、
中がふわっとしている。
そのまま食べるのが一番うまい。
スーパーのじゃこ天とは別物だ方がいい。
醤油もソースも何もいらない。
朝市でも売っている。
宇和島市営の卸売市場は土曜の朝が賑やかで、
現地のおばちゃんから買うと話が弾んだ。
そういう時間が、旅の核心だったりする。
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宇和島への行き方
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