小豆島の風景
香川県

小豆島

離島

フェリーに乗って、海を渡る。 その時点で、もう旅が始まっている。 小豆島は、瀬戸内の島の中でも ちょっと「欲張り」な島だ。 断崖の絶景、砂の道、オリーブの丘。 全部、ひとつの島に詰まっている。 高松港から約60分。 そのフェリーの甲板で潮風を浴びた瞬間から、日常がほどけていく。

Best Season 11月の紅葉シーズンが寒霞渓の最盛期。 5〜6月はオリーブの花が咲く。 エンジェルロードは年中行けるが、秋の透明度が高い海は格別だ。

小豆島のおすすめスポット

01

寒霞渓|紅葉の季節に来てしまったら、もう言葉がない

ロープウェイに乗って約5分。

標高612mの山頂へ上がった。

眼下に広がるのは、岩と渓谷と、その奥に光る瀬戸内海。

「日本三大渓谷美」という肩書きは知っている。

でも正直、あまり期待していない。

それが、甘かった。

切り立った奇岩が、何千万年もかけて削られた形をしている。

人工物がいっさいない景色というのは、こういうことか。

と、じわじわ気づいた。

11月初旬、紅葉が8割ほど色づいている。

赤、橙、黄色が岩肌に張りついている。

あの色は写真に収まらない。

ロープウェイ往復は1,290円。

山頂の展望台から15分ほど歩くと、さらに視界が開ける場所がある。

そこまで行く人が少ないので、ほぼ独り占めだ。

帰りは徒歩で下山するルートもある。

片道45分。膝にくるが、後悔はしない。

■ 寒霞渓 住所:香川県小豆郡小豆島町神懸通乙168 ロープウェイ料金:大人往復1,290円 営業時間:8:30〜17:00(季節により変動) 定休日:荒天時運休あり アクセス:草壁港からバスで約30分
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02

エンジェルロード|干潮の時間を調べてから来ること

「天使が渡る道」という名前は、正直ちょっと恥ずかしい。

そう思いながら来た。

でも、実際に現れた砂の道を見たとき、素直に「きれいだ」。

干潮の前後2時間ほど、海の中から砂州が姿を現す。

幅は1〜2mほど。

その道を歩いて、小島まで渡れる。

ポイントは、時間を絶対に調べてくること。

干潮時刻は毎日変わる。

宿や観光案内所で確認するか、「潮汐表」で検索すれば無料でわかる。

満潮のタイミングに来てしまったら、ただの海岸だ。

実際にそれで引き返した人を見た。

砂州が現れるのは1日2回。

早朝の干潮は、光が柔らかくて人も少ない。

カメラを持っているなら、絶対に朝がいい。

入場無料。駐車場は200円。

砂の上は裸足が気持ちいい。

水が澄んでいて、底まで見える。

■ エンジェルロード 住所:香川県小豆郡土庄町銀波浦 入場料:無料(駐車場200円) 干潮時刻:毎日変動(事前確認必須) アクセス:土庄港から徒歩約20分 備考:干潮前後約2時間のみ砂州が現れる
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03

オリーブ公園|丘の上でちゃんと風に当たってほしい

ここに来る人の9割が、例のほうきを借りる。

映画『魔女の宅急便』の実写版ロケ地。

白い風車の前で、ほうきにまたがって写真を撮る。

そういう場所だ。

ほうきは無料で借りられる。

ギリシャ風の白い建物の中にある。

行列ができていることもある。

でも、写真を撮った後に少し歩いてほしい。

丘の上のオリーブ畑に入ると、急に静かになる。

銀色の葉が風でざわざわと揺れている。

その音が、思いのほか心地よかった。

日本にオリーブが根付いたのは明治時代。

小豆島が最初の栽培地だ。

そんなことを案内板で読んだ。

園内のショップでオリーブオイルのテイスティングができる。

搾りたてと熟成もので、味がまったく違う。

ボトル1本1,500円〜。

入園無料。

夕方の光の中で見るオリーブ畑は、朝とは別の顔をしている。

■ 小豆島オリーブ公園 住所:香川県小豆郡小豆島町西村甲1941-1 入園料:無料 営業時間:8:30〜17:00(施設により異なる) 定休日:無休 アクセス:草壁港からバスで約15分 ほうきレンタル:無料(ギリシャ風車前の建物内)
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モデルコース

Day Trip 高松港7:30発フェリー→土庄港着→エンジェルロード(午前干潮狙い)→オリーブ公園→寒霞渓ロープウェイ→草壁港17:30発フェリーで帰港
1 Night 1日目:高松港発→エンジェルロード→オリーブ公園→島内で夕食(素麺・醤油文化を食べる)→宿泊。2日目:早朝のオリーブ公園散歩→寒霞渓(ロープウェイ+徒歩下山)→フェリーで帰港。時間に余裕が生まれると、島の空気が変わって感じられる。
Travel Tips フェリーは高松・姫路・岡山(新岡山港)など複数の港から出ている。 時間帯によって運航会社も違うので事前に確認を。 レンタサイクルは電動アシストが正解。 島は思ったより坂が多い。 現金しか使えない店もまだある。

小豆島への行き方

Access Time
高松から 約5分
大阪から 約1時間45分
名古屋から 約2時間40分
福岡から 約2時間45分
岐阜から 約3時間
鉄道 高松駅へ
移動 高松港へ
池田港へ
移動 小豆島へ

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