木漏れ日が、足元に揺れている。 風が吹くたびに、葉の音がざわっと動く。 ここは沖縄本島北部、備瀬集落。 300年以上前から村を守ってきたフクギが、 今も静かに立ち並んでいる。 観光地化されていない、ほんとうの沖縄がある。 そう聞いて、早朝に車を走らせた。
備瀬のフクギ並木のおすすめスポット
備瀬のフクギ並木|300年分の緑の中を、ただ歩いた
集落に入った瞬間、空気が変わった。
両側からフクギが覆いかぶさってくる。
幹は太く、葉は濃い緑。
真夏なのに、薄暗くて涼しい。
道幅は車1台分もない。
すれ違う観光客もほぼいない。
朝7時台に来てよかったと思った瞬間だ。
並木の総延長は約1.5km。
ゆっくり歩いて30分ほど。
途中、水牛車に乗れる場所もある。
1人500円で、おじぃが案内してくれる。
観光地っぽい演出は何もない。
ただ、でかい木が並んでいるだけ。
なのに、なぜかずっといたくなる。
木の根元に腰を下ろして、しばらく動けない。
こういう場所が、沖縄に残っている。
備瀬崎|並木を抜けた先に、海があった
フクギ並木を北に抜けると、急に視界が開ける。
岩場と、その先に広がる海。
備瀬崎だ。
透明度がとんでもない。
岩の下にいる魚が、はっきり見える。
シュノーケルを持ってくればよかった、と本気で後悔した。
砂浜ではなく、ゴツゴツした岩場が続く。
サンダルでは少し歩きにくい。
マリンシューズがあると全然違う。
海の色は、場所によって微妙に違う。
エメラルドの部分と、深い青が混ざっている。
沖には伊江島が見える。
観光客は少なく、地元のおじさんが1人釣りをしている。
こんな場所が、ほぼ無料で来られる。
人に教えたくない気持ちと、教えたい気持ちが半々だ。
美ら海水族館|備瀬から車で10分、別世界に放り込まれる
備瀬から南に10分も走ると、もう着く。
美ら海水族館。
沖縄に来たなら外せないと思いつつ、混むのが嫌で後回しにしていた場所。
入場料は大人2,180円。
混雑する14時を避けて、16時過ぎに入った。
正解だ。
黒潮の海大水槽は、写真で見るより全然でかい。
ジンベエザメが悠然と泳いでくる。
ガラスの前に立つと、スケール感で頭がバグる。
水槽の前にベンチがある。
30分は座ったままぼーっとしている。
疲れた体に、ちょうどよかった。
イルカショーは17時半の回が狙い目。
夕日と一緒に見られる日もある。
見られたときは、思わず声が出た。
閉館は20時(最終入館19時)。
備瀬で夕方まで過ごして、ここで締めるのが一番いいルートだ。
モデルコース
備瀬のフクギ並木への行き方
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