那覇から飛行機で約1時間。 そこはもう、日本の端っこだ。 台湾まで111km。 沖縄本島より台湾の方が近い場所に、与那国島はある。 観光地っぽさが一切ない。 コンビニもない。信号もほぼない。 あるのは、荒々しい海と風と、島の時間だけ。 それがたまらなく好きで、また来てしまった。
那覇から飛行機で約1時間、台湾まで111kmの距離に位置する日本最西端の島だ。石垣港からフェリーでも渡れるが、与那国空港を使うのが一般的。島内はレンタカーが必須で、台数が少ないため事前予約は欠かせない。西崎灯台は強風の中に立つ最西端の証で、晴天なら水平線に台湾の影を確認できる。海底遺跡はシュノーケルで近づける謎の地形で、人工物か自然か学者の間でも議論が続く。体高120cmほどのヨナグニウマにも牧場で会える。食堂は18時閉店の店が多く、夕食は早めの行動を。信号は島に1か所だけ。西の空が色を変える時間、島の時計が止まる。
与那国島のおすすめスポット
西崎灯台|日本でいちばん遅く、日が沈む場所
「日本最西端」という言葉は知っている。
でも実際に立つと、全然ちがう。
灯台への道は舗装されているが、風が強い。
体ごと持っていかれそうになりながら歩く。
晴れた日、水平線の向こうに台湾が見える。
この目で見た時は、声が出ない。
夕方17時すぎに来るのがいい。
日本でいちばん遅く沈む夕日をここで見られる。
オレンジが海に溶けていく。
誰も何も言わなくなる時間がある。
那覇や本島の「沖縄の夕日」とは別物だ。
ここには、終わりの感覚がある。
日本という国土の、本当の端にいる実感。
それが静かに、胸に刺さった。
レンタカーで島を一周する途中に寄れる。
駐車スペースは5台分くらい。混まない。
むしろひとりでいられる時間の方が多い場所だ。
海底遺跡|海の中に、誰かがいた気がした
与那国の海底遺跡は、賛否がある。
人工物か、自然の地形か。
学者でも意見が割れている場所だ。
シュノーケルで潜れるポイントがある。
水深5〜7メートル。
透明度が高い日は、上から全体が見渡せる。
階段状の構造。
直角に切れたような岩の断面。
「これ、自然にできる?」。
一緒に潜ったガイドの山城さんに聞いたら、
「わからないから面白いんですよ」と笑っている。
ダイビングライセンスがあるなら、もっと近づける。
なくてもシュノーケルツアーで行ける。
ツアー料金は8,000〜10,000円が相場。
海の透明度は3〜5月が特にいい。
ただし波が高いと催行中止になる。
与那国の海は穏やかじゃない日が多い。
それも含めて、覚悟して来る場所だ。
ヨナグニウマ|小さくて、強い。島の馬に会いに行く
与那国馬は、小さい。
体高120cmくらい。ポニーより少し大きい程度だ。
でも目が力強い。
ダンヌ浜の近くに牧場がある。
フェンス越しに近づいたら、向こうから来た。
怖がる様子がまったくない。
人に慣れているのか、島の気質なのか。
ヨナグニウマは国の天然記念物だ。
一時期は絶滅寸前まで頭数が減った。
今は保護活動のおかげで少しずつ増えている。
乗馬体験ができる牧場もある。
30分で2,500円くらいだ。
馬の背中から見る与那国の風景がよかった。
草原、海、空。
遮るものが何もない。
島のどこかで突然、野生の馬に遭遇することもある。
ドライブ中、道路脇にいた。
車を止めて5分くらい見ている。
向こうは全然気にしていない。
そういう島だ。
モデルコース
与那国島への行き方
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宿数が少ないため早めの予約を。
那覇を拠点に与那国島へ日帰り・宿泊の旅も便利です