那覇から高速を使って約2時間。 本部半島に近づくと、海の色が変わる。 エメラルドでも青でも説明できない、あの色。 水族館だけじゃない。 並木の奥に集落があって、船で15分先に島がある。 「沖縄らしさ」を求めるなら、本部がいちばん正直だ。
沖縄本島北西部、本部半島に位置する本部は、沖縄美ら海水族館を中心に海と自然を楽しめるエリアだ。那覇空港からレンタカーまたは高速バスで約1時間30分、車があると動きやすい。沖縄美ら海水族館では「黒潮の海」と呼ばれる大水槽にジンベエザメが泳ぎ、入場料は大人2,180円。水族館から徒歩15分ほどの備瀬のフクギ並木は、樹齢200年を超えるフクギが集落全体を囲む。本部港からはフェリー30分・片道730円で伊江島へ渡ることができ、1日4便のみのため時刻確認は欠かせない。子連れにも人気が高いエリアで、1泊してゆっくり巡りたい。大水槽の前で時間を忘れる午後。
本部のおすすめスポット
沖縄美ら海水族館|ジンベエとナンヨウマンタが、同じ水槽にいる
入場料は大人2180円。
高いと思って入ったら、忘れた。
「黒潮の海」と呼ばれる大水槽の前に立つと、動けなくなる。
縦横8.2メートルのアクリルパネル越しに、ジンベエザメが近づいてくる。
顔の大きさが、自分の身長より大きい。
ナンヨウマンタが頭上を通過した瞬間、隣にいた見知らぬ子どもと同時に声を上げた。
そういう場所だ、ここは。
混雑を避けたいなら開館直後の8時30分がいい。
午後になると修学旅行生と団体が重なって、水槽の前まで辿り着けなくなる。
オキちゃん劇場のイルカショーは無料。
海をバックに跳ぶイルカは、見世物というより、景色だ。
水族館を出た後、外の展望台から見る伊江島がまた良い。
晴れていれば、城山(タッチュー)のシルエットがはっきり見える。
備瀬のフクギ並木|風が通る。それだけで、十分だ
水族館から歩いて15分ほど。
突然、並木が始まる。
フクギという木が、集落全体を囲むように植えられている。
樹齢200年を超えるものもあるらしい。
幹が何本も絡み合って、トンネルになっている。
真夏でも、並木の中は体感温度が3度は違う。
風が吹くたびに葉が揺れる音だけが聞こえる。
観光地なのに、静かだ。
水牛車に乗るのが定番らしいが、歩いた。
歩かないと分からないことがある。
民家の庭先に干された洗濯物とか、猫が昼寝している縁側とか。
そこに人が暮らしているということが、ゆっくり伝わってくる。
並木を抜けると海に出る。
岩場から見える海の透明度が、異常だ。
シュノーケルを持ってくればよかったと、本気で後悔した。
駐車場は無料。
観光客が増えているから、朝9時前に着くのが正解だ。
伊江島|フェリーで15分。でも、別の島になる
本部港からフェリーに乗る。
片道730円。所要時間は30分。
1日4便しかない。乗り遅れたら3時間待つことになる。
島に着くと、まず城山(タッチュー)が目に入る。
海抜172メートル。沖縄の島にしては珍しい突き出た岩山だ。
頂上まで20分ほど歩いた。
きつい。でも上がった。
山頂から見た伊江島の形が、地図で見た通りだ。
360度、海しかない。
そういう景色を「絶景」と呼ぶんだと、初めて理解した気がした。
島の人口は約4500人。
レンタサイクルで1周できる。距離は約23キロ。
夏は暑くて死にそうになるから、電動自転車一択だ。
ランチは港近くの食堂でソーキそばを食べた。
600円。おばちゃんが「ゆっくりしていきなさい」と言った。
そういう島だ。
最終便を逃すと宿泊一択になる。
それはそれで悪くないだ。
モデルコース
本部への行き方
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那覇を拠点に本部へ日帰り・宿泊の旅も便利です
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