飛行機が高度を下げるたびに、海の色が変わっていく。 エメラルド、ターコイズ、そして白。 宮古島に来るたびに思う。 ここは、日本じゃないみたいだ、と。 それでいて、ちゃんと沖縄そばが食べられて、コンビニもある。 その絶妙なバランスが、何度でも来たくなる理由だ。
宮古島のおすすめスポット
与那覇前浜|日本一、と聞いて疑っていたのに
「日本一美しいビーチ」という言葉は、正直あまり信用していない。
どこでも使われる言葉だから。
でも、車を降りて砂浜に足を踏み入れた瞬間、黙った。
白い砂が、熱い。
7月の午前10時、素足で歩くと思わず飛び跳ねるくらいに熱い。
それなのに、海に入ると冷たくて透明で、足の指まで見える。
全長7kmというスケールは、歩いてみて初めてわかる。
端っこまで歩く人なんていないから、離れれば離れるほど人がいなくなる。
パラソルを1本借りて、2,000円くらい。
そこに寝転んで、ただ海を見ている。
2時間、何もしていない。
それが、最高だ。
夕方になると光の角度が変わって、海の色がまた別の顔になる。
朝と夕方、2回来るのをおすすめしたい。
伊良部大橋|橋の上で、風に飛ばされそうになった
無料で渡れる橋としては日本最長、全長3,540m。
その数字よりも、実際に車で走ったときの感覚の方が記憶に残っている。
橋の中央あたりで海面がいちばん低く見える。
左右どちらを見ても、水平線しかない。
海の上を走っているというより、海に飲み込まれていく感じ。
橋の手前に駐車スペースがあって、歩いて渡る人も多い。
やってみたけど、風が強くて帽子を片手で押さえながら歩くことになった。
夏の炎天下に歩くのは正直きつい。
朝6時台に自転車で渡っている地元の人がいて、それが一番かっこよかった。
日没の1時間前に橋の手前に立つと、夕日が伊良部島の方向に落ちていく。
その光が海面に伸びる時間は、5分もないくらい。
でも、それを見るためだけにもう一度宮古島に来てもいい。
砂山ビーチ|岩の穴をくぐった先に、あの景色がある
駐車場に車を止めて、砂の丘を5分ほど登る。
サンダルに砂が入って、じりじり暑い。
「本当にこの先にビーチがあるの?」と思いながら歩く。
そして、岩のアーチをくぐった瞬間に目の前が開ける。
こじんまりしたビーチに、巨大な岩。
岩に穴が開いていて、そこから海が見える構図が有名だけど、実物はもっと立体的。
水が澄んでいる。
底まで見えるのに、波がある。
シュノーケルを持ってきていなかったことを後悔した。
夕方には西向きの立地のおかげで、岩のシルエットに夕日が重なる。
その瞬間を狙ってカメラを構えている人が必ずいる。
ここは夕日スポットとして地元でも有名らしい。
砂が細かくてさらさらしている。
靴を脱いで歩くと、足の裏が喜んでいる気がした。
来間大橋|1,690mを、ゆっくり渡る理由
伊良部大橋ほど長くない。
来間大橋は1,690m。
でも、この橋の方が好きだという人が多い。
歩いて渡れるから。
橋の上に歩道があって、自転車でも渡れる。
両脇の海の色が、本当に違う。
潮の流れや深さで、同じ時間に見ても左右でターコイズとコバルトが別れている。
橋を渡り切った先の来間島は、小さくて静かな島。
サトウキビ畑が広がっていて、集落がある。
喫茶店が数軒あって、シーサーを売っている雑貨屋がある。
竜宮城展望台という小高い場所に登ると、橋と与那覇前浜が一望できる。
登ってみると、さっきまで泳いでいたビーチが見えて、なんだか照れくさい気持ちになった。
橋を渡って、島を歩いて、また橋を渡って帰る。
1時間半あれば十分だけど、半日でもいられる。
そういう島。
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