宮崎県

えびの高原

自然秘境

標高1,200メートル。 そこに広がるのは、別世界だ。 えびの高原は、九州でも屈指の火山地帯。 冬になると池が凍り、霧氷が木々を白く染める。 「宮崎にこんな場所があったのか」と、 思わず声が出た。 観光地らしい派手さは何もない。 ただ、圧倒的な自然がある。

Best Season 12月〜2月の冬が別格。 霧氷と凍った池が見られるのはこの時期だけ。 ただし防寒と路面情報の確認は必須。 春(4月)はミヤマキリシマが咲き、また違う顔を見せてくれる。

えびの高原のおすすめスポット

01

えびの高原エコミュージアムセンター|ここから始めないと、何も分からない

正直、最初は素通りしようとした。

「センター」という名前に、勝手に地味なイメージを持っている。

でも、立ち寄って正解だ。

ここで教えてもらった火山の成り立ちを知ってから、

外を歩くと景色の見え方がまるで変わった。

「なぜここだけ木が生えていないのか」

「あの池の色はなぜ青いのか」

ひとつひとつに、答えが出てくる。

スタッフの方が丁寧で、地図に見どころを書き込んでくれた。

こういう人のあたたかさ、旅の記憶に残る。

入館は無料。

滞在は30分もあれば十分だけど、

ここを起点にすると、高原全体の解像度が上がる。

最初に来るべき場所だ。

■ えびの高原エコミュージアムセンター 住所:宮崎県えびの市末永1495-5 入館料:無料 営業時間:9:00〜17:00 休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)
地図で見る →
02

白紫池|冬の朝、池が鏡になる瞬間があった

えびの高原には複数の火口湖がある。

そのなかでも白紫池は、いちばん静かだ。

朝8時頃に行った。

ほとんど人がいない。

水面が完全に止まっていて、

空の青と岸の木々がそのまま映り込んでいた。

シャッターを押す手が止まらない。

冬は気温がマイナスになる日も多く、

この日は池の縁が薄く凍っている。

その氷を踏んだときの「パリッ」という音。

そういう細かい体験が、旅の記憶になる。

標高1,215メートル地点。

空気が薄いわけではないけれど、

確かに東京とは違う空気を吸っている感覚があった。

池の周回は15分ほど。

短いのに、密度が濃かった。

■ 白紫池 住所:宮崎県えびの市末永(えびの高原内) 入場料:無料 駐車場:えびの高原駐車場を利用(普通車500円) ※冬季は路面凍結に注意
地図で見る →
03

甑岳|3時間歩いた先に、誰もいない山頂があった

甑岳は標高1,301メートル。

えびの高原から往復で約3時間のルートだ。

登り始めは整備されていて、歩きやすい。

でも中盤から、ぬかるんだ道が続いた。

冬の朝は霜が降りていて、日陰は滑った。

トレッキングポールを持ってきて、本当によかった。

山頂に着いた瞬間。

誰もいない。

霧島連山がぐるりと見渡せて、

韓国岳の稜線が雲の上に浮いている。

ひとりで、しばらく立ち尽くした。

こういう景色に言葉はいらない。

ただ、ここまで来たという事実が、体に残る。

登山口は無料。

軽量のアウターと防水の靴は必須。

冬は9時を過ぎてから出発するのがいい。

早朝はアイスバーンになっている箇所がある。

■ 甑岳 住所:宮崎県えびの市(えびの高原内登山口より) 入山料:無料 所要時間:往復約3時間(健脚向け2.5時間) 難易度:中級者向け ※冬季はアイゼン推奨
地図で見る →

モデルコース

Day Trip 9:00 エコミュージアムセンター → 10:00 白紫池散策 → 11:30 甑岳登山スタート → 14:30 下山 → 15:00 えびの高原温泉で解散
1 Night 1日目:白紫池・不動池をゆっくり散策 → えびの高原荘に宿泊(1泊2食約12,000円〜)。2日目:早朝6:30に甑岳へ。霧氷が残る山頂を独占できる可能性あり。下山後、えびの市内で地鶏を食べて帰路へ。
Travel Tips 冬のえびの高原は防寒が命。 山頂付近は体感温度でマイナス10度を超える日もある。 レイヤリングは必須。 また、路面凍結で道路が通行止めになることがある。 出発前に宮崎県道路情報を必ず確認すること。

えびの高原への行き方

ICカード利用可
Access Time
福岡から 約2時間25分
大阪から 約2時間55分
下関から 約2時間55分
佐賀から 約2時間55分
東京から 約3時間20分
航空 宮崎空港へ
移動 えびの高原バス停へ

鹿児島周辺の宿を探す

近隣の温泉地や市街地に宿が集まる。


Travel Planning

旅先を1分で決めてみる?

どこ行こ?で旅先を探す →