宮城県

江島

自然

石巻港からフェリーで約25分。 たどり着く先は、人口100人ほどの小さな島。 江島には、余計なものが何もない。 牡蠣の香りと潮風だけが出迎えてくれる。 それがなぜか、妙に心地よかった。

Best Season 牡蠣を目的にするなら11月〜2月の冬が本番。 海の透明度を楽しむなら5月〜7月の初夏も悪くない。 台風シーズンの9月はフェリー欠航が多いので避けたほうが無難。

江島のおすすめスポット

01

江島港|島に着いた瞬間、時間の流れが変わる

フェリーが岸壁に近づいてくる。

港には漁師さんが数人、作業している。

それだけの景色なのに、なぜか胸がざわついた。

観光地っぽさが、まるでない。

売店も、案内板も、ほとんどない。

あるのは漁具と、積み上げられたロープと、海の匂いだけ。

フェリーは1日3便。

9時台・12時台・15時台が目安になる。

乗り遅れると、次まで3時間待ちになる。

それを知ってから島を歩くと、妙に時間が大切になった。

料金は往復1,000円ほど。

この値段で来られる世界があることに、少し驚いた。

港を出て右に歩くと集落がある。

島の人とすれ違うたびに、自然と目が合う。

こっちから挨拶すると、ちゃんと返ってくる。

その小さなやりとりが、旅の最初の記憶になった。

■ 江島港 住所:宮城県石巻市牡鹿郡江島 アクセス:石巻港よりフェリー約25分 運賃:往復約1,000円(要確認) フェリー便数:1日3便程度(季節により変動あり)
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02

牡蠣棚|海の上に浮かぶ、本物の産地がそこにあった

港から見渡すと、海の上に棚が並んでいる。

牡蠣の養殖棚だ。

三陸の牡蠣はよく食べている。

でも産地に来たのは、初めてだ。

地元の方に話を聞くと、震災で棚はほぼ全滅したという。

そこから10年以上かけて、今の景色が戻ってきた。

棚の数を見ながら、その時間の重さを少し想像した。

島内には直売所があり、旬の時期には牡蠣を購入できる。

11月〜3月が食べごろで、1盛り600円前後で買えた。

その場で殻を開けてもらって、そのまま口に入れた。

冷たくて、塩気があって、濃い。

東京で食べる牡蠣とは、明らかに違う味だ。

鮮度というより、海が近いことで何かが変わる気がした。

養殖棚の近くまで行ける遊歩道もある。

海の上に自分が立っているような感覚になって、少し怖かった。

■ 牡蠣直売所(江島漁協周辺) 住所:宮城県石巻市江島 販売時期:11月〜3月頃(旬の時期) 価格目安:1盛り600円前後(変動あり) ※販売状況は事前に確認推奨
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03

高台展望台|島の端まで歩いた先に、見たことのない海があった

港から歩いて約20分。

舗装路が途切れて、細い山道になる。

息が少し上がったあたりで、急に視界が開いた。

牡鹿半島と、女川の方向と、太平洋が一気に広がる。

養殖棚が海の上にいくつも浮かんで、光が反射している。

風が強くて、帽子を押さえながら立っている。

ここまで来る観光客はほとんどいない。

展望台といっても、木の柵があるだけだ。

案内板も、ベンチもない。

その「何もなさ」が、逆にちょうどよかった。

天気がよければ金華山まで見えるという。

訪れたのは曇りの日だったけど、それでも十分すぎた。

下山するとき、ふと振り返った。

誰もいない展望台と、その奥の海だけがあった。

その景色を、しばらく忘れられそうにない。

■ 高台展望台 住所:宮城県石巻市江島(島内山道沿い) アクセス:江島港より徒歩約20分 入場料:無料 備考:舗装なし・歩きやすい靴推奨。悪天候時は注意
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モデルコース

Day Trip 9時台のフェリーで出発 → 江島港着後に集落散策 → 牡蠣直売所で試食・購入 → 高台展望台へ徒歩20分 → 港で景色を眺めながら休憩 → 15時台のフェリーで帰港
1 Night 1日目:9時台フェリー乗船 → 島着後に港周辺・集落をのんびり散策 → 牡蠣を買ってその場で食べる → 民宿チェックイン・夜は地魚料理。2日目:早朝に高台展望台へ → 朝の海を独占 → 12時台フェリーで帰港
Travel Tips フェリーは季節・天候で欠航することがある。 必ず前日に運航確認を。 島内に飲食店はほぼないので、水と軽食は持参したほうがいい。 牡蠣の旬は冬。11月〜2月が一番おいしい時期だ。

江島への行き方

ICカード利用可
Access Time
仙台から 約1時間30分
yamagataから 約2時間
fukushimaから 約2時間
akitaから 約2時間30分
hachinoheから 約2時間30分
鉄道 女川駅へ
江島港へ

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