中久喜城の風景
栃木県

中久喜城

観光自然

草に埋もれた土塁を踏みながら、ここに城があったと実感する。 派手さは何もない。 でも、静けさの中に確かな歴史の重さがある。 中久喜城は、知る人ぞ知る栃木の山城跡だ。 整備された観光地ではないぶん、自分の足で発見する喜びがある。

Best Season 11月〜3月がベスト。 草が枯れて土塁と空堀がよく見える。 渡良瀬遊水地の野鳥も冬が多い。 3月上旬のヨシ焼きは迫力があるが、煙に注意。

中久喜城のおすすめスポット

01

中久喜城跡|草の下に、戦国の息吹が眠っている

駐車スペースに車を止めて、歩き始める。

舗装路はすぐ終わる。

あとは獣道のような細い山道だ。

5分ほど登ると、視界が開けた。

土塁がはっきり残っている。

高さは2メートル近くあるだろうか。

草が覆いかぶさっていても、その存在感は圧倒的だ。

ここは16世紀、小山氏の支城として機能した場所だ。

でも説明板を読むより先に、地形そのものが語りかけてくる。

郭の跡を歩いていると、空堀が続く。

深さは3メートルほど。

当時の兵士が守ったラインを、今の自分が歩いている。

そのことが、妙にリアルで怖かった。

虫除けスプレーは必須だと後で後悔した。

夏場は本当に持っていくべきだ。

■ 中久喜城跡 住所:栃木県栃木市藤岡町中久喜 料金:無料 営業時間:見学自由 駐車場:近くに数台分のスペースあり
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02

周辺の自然|渡良瀬遊水地が、すぐ近くにある

城跡を下りて、車で10分走ると渡良瀬遊水地に出る。

スケールが違いすぎて笑った。

広大な葦原が、地平線まで続く。

東京ドーム700個分という話を思い出した。

確かに、端が見えない。

春先はヨシ焼きで有名な場所だが、この日は晩秋だ。

枯れた葦が風に揺れて、音が立つ。

その音が気持ちよかった。

遊水地内のウォーキングコースは整備されている。

1周すると4〜5時間かかるが、一部だけ歩くだけでも十分だ。

野鳥の数がとにかく多い。

バードウォッチャーらしき人が何人もカメラを向けている。

チュウヒという猛禽類が見られる国内有数のスポットでもある。

城跡の静けさとは全然違う、のびやかな開放感があった。

■ 渡良瀬遊水地 住所:栃木県栃木市藤岡町ほか 料金:無料 駐車場:複数個所あり(無料) アクセス:東武日光線「柳生駅」から徒歩約15分
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03

道の駅きつれがわ|温泉つきの道の駅は反則だ

帰り道に寄った道の駅が、予想以上だ。

「きつれがわ」は温泉施設が併設されている。

入浴料は600円。

道の駅で汗を流せる。

山城を歩いた後の疲れた足に、お湯がしみた。

露天風呂から空が見える。

それだけで、今日来てよかったと思えた。

地元の野菜の直売所も充実している。

しいたけが1袋200円で、思わず3袋買った。

食堂では「鬼怒川ゆず塩ラーメン」が800円で食べられる。

優しい味だ。

体が冷えていたので余計においしく感じた。

城跡巡りは体力を使う。

ゴールにこういう場所があると、旅全体のバランスが取れる。

ここをセットにするコース設計は正解だ。

■ 道の駅きつれがわ 住所:栃木県さくら市喜連川4145-10 温泉入浴料:大人600円 営業時間:9:00〜20:00(温泉)、施設により異なる 定休日:第2・第4水曜日 TEL:028-686-8650
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モデルコース

Day Trip 10:00 中久喜城跡 → 11:30 渡良瀬遊水地散策 → 13:30 昼食(道の駅きつれがわ食堂) → 14:30 温泉入浴 → 16:00 直売所で買い物して帰路
1 Night 1日目:中久喜城跡 → 渡良瀬遊水地 → きつれがわ温泉宿泊。 2日目:早朝の遊水地でバードウォッチング → 喜連川温泉街散策 → 宇都宮餃子でランチして帰路。城と自然と温泉が一気にそろう2日間。
Travel Tips 中久喜城跡は草が深い季節がある。 秋から冬が一番歩きやすい。 長袖・長靴推奨。 虫除けスプレーは必須。 案内板は少ないので、事前に縄張り図を印刷して持参すると遺構の場所が把握しやすい。 スマホの電波は弱い場所もあった。

中久喜城への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約1時間42分
水戸から 約2時間27分
前橋から 約2時間42分
高崎から 約2時間42分
甲府から 約3時間12分
備考 バス

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