栃木県

女峰山

自然絶景

標高2483m。 日光連山の中でも、女峰山は静かに構えている。 霧降高原から見上げると、稜線が白く光っている。 あの頂まで行けるのか、という不安と、行かなければという衝動。 その両方が同時にやってくる山だ。

Best Season 冬(12月〜3月)は雪と青空のコントラストが圧倒的。 ただし上級者向け。 初心者には残雪が落ち着く5月下旬〜6月が歩きやすい。

女峰山のおすすめスポット

01

女峰山登山口(霧降高原)|1445段の階段が、始まりでも終わりでもない

霧降高原の駐車場に着いたのは朝5時半。

まだ暗い。

気温はマイナス8度だ。

有名な1445段の天空回廊を登り始める。

足元が凍っている。

アイゼンをつけていなかったことを後悔した。

階段が終わると、そこから先が本番だ。

登山道は樹林帯を抜け、しだいに岩場になる。

風が強くなる。

体感温度がどんどん下がっていく。

冬の女峰山は、甘く見てはいけない山だ。

でも、だからこそ来た。

ほかの季節とは明らかに違う景色がある。

モノクロに近い世界の中に、青空だけが鮮やかだ。

霧降高原の無料駐車場は70台ほど。

冬季は早朝に満車になることはほぼない。

むしろ、自分以外に誰もいないことの方が多い。

それが少し怖くて、少し好きだ。

■ 霧降高原 天空回廊 住所:栃木県日光市所野1531 駐車場:無料(普通車70台) 入山:自由(冬季は積雪・凍結注意) アクセス:東武日光駅からバス約30分
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02

女峰山山頂(標高2483m)|風の音しかしない場所に、立った

山頂に着いたのは出発から約5時間後。

10時40分だ。

風速はおそらく15m以上。

立っているのがやっとの状況だ。

それでも360度の展望は、圧倒的だ。

北西に男体山。

東に筑波山。

晴れていれば富士山も見える。

この日は薄く、かろうじて見える。

山頂の祠は雪に半分埋まっている。

誰かが置いた古いコインが、凍りついている。

ここまで来た人間だけが見る光景だ。

休憩できる時間は10分が限界だ。

体が冷える速度が、平地の比ではない。

カップ麺を食べようとしたが、湯が冷めるのが早すぎた。

それでも、うまかった。

冬の登山は往復で8〜10時間を見ておくべきだ。

日が短いので、遅くとも5時には出発したい。

ヘッドライトは必須。

アイゼン・ピッケルも必須だ。

■ 女峰山 山頂 標高:2483m 登山難易度:上級(冬季は特に注意) 往復距離:約14km(霧降高原ルート) 所要時間:往復8〜10時間(冬季) 装備:アイゼン・ピッケル・防寒着必須
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03

日光湯元温泉|山を下りた体に、硫黄の湯が染み込んでいく

下山後に直行したのは日光湯元温泉だ。

女峰山からは車で約40分。

硫黄の匂いが駐車場まで漂ってくる。

この匂いで、生き返る気がした。

湯元温泉は奥日光の標高1478mにある。

源泉かけ流しで、湯温は高め。

冷えきった体には少し熱すぎるくらいがちょうどいい。

日帰り入浴は複数の宿で受け付けている。

料金は800円〜1200円が相場だ。

「湯守釜屋」は小ぢんまりしていて、地元の人も多く使う。

露天風呂から見える雪景色が良かった。

山を登り切った達成感と、湯の温かさが混ざる。

あの感覚は、女峰山を登った日にしか味わえない。

温泉街は小さい。

でも、それがいい。

派手な観光地じゃない。

疲れた体で、静かに座っていられる場所だ。

■ 日光湯元温泉 住所:栃木県日光市湯元 日帰り入浴:800円〜1200円(施設による) 営業時間:施設により異なる(11:00〜15:00が目安) アクセス:霧降高原から車約40分
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モデルコース

Day Trip 5:00 霧降高原出発 → 10:40 女峰山山頂 → 15:30 下山 → 16:30 日光湯元温泉で入浴 → 18:00 解散
1 Night 【1日目】5:00 霧降高原出発 → 女峰山登頂 → 日光湯元温泉泊 【2日目】早朝に戦場ヶ原スノーハイク → 中禅寺湖畔でランチ → 東武日光駅へ
Travel Tips 冬の女峰山は単独行を避けたい。 ルートの雪の状態は前日に確認すること。 霧降高原ルートは急登が続くので、ダブルストックが役に立つ。 下山後の温泉予約は事前に入れておくと安心だ。

女峰山への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約2時間17分
水戸から 約3時間2分
前橋から 約3時間17分
高崎から 約3時間17分
甲府から 約3時間47分
備考 バス

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女峰山へは宇都宮から日帰りがおすすめ

近隣の温泉地や市街地に宿が集まる。


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