日光杉並木の風景
栃木県

日光杉並木

観光自然
紅葉歴史を辿る寺社めぐり自然と過ごす工芸文化ひとり旅向けカップル向け友達と

朝靄の中に、杉が並んでいた。 37kmにもわたって、ただひたすら続く。 江戸時代から400年。 人が植えて、人が守って、今もそこにある。 有名な場所だとわかっていても、 実際に足を踏み入れると、言葉が出なくなった。 そういう場所だ。

樹齢400年を超える杉の巨木が約37キロメートルにわたって連なる、世界最長の並木道——それが栃木県の日光杉並木である。江戸初期、松平正綱が徳川家光に献上したこの道は、今なお国の特別天然記念物として息づいている。落ち葉を踏む柔らかな感触を足裏で味わいながら歩けば、古木が漂わせる樹液の濃密な香りが全身を包む。冬の早朝には霜をまとった幹が銀白色に輝き、コゲラやヤマガラの声が静寂の中へ澄んで溶けていく。日光東照宮へと続く参道の一部でもあり、沿道では地元名産の日光湯波を扱う茶屋に立ち寄ることもできる。歴史が道そのものになった場所、だ。

Best Season
11月上旬の紅葉期が美しい。 杉の緑と周囲の紅葉が混ざる。 春の新緑も透明感があってよかった。 夏は涼しく、蝉の声が響く。冬の雪景色は静寂が増す。
Stay
・2泊以上
📍 どこから行く?アクセス情報を見る

日光杉並木のおすすめスポット

01
日光杉並木(例幣使街道)|静けさの中に、400年が立っている

日光杉並木(例幣使街道)|静けさの中に、400年が立っている

三つの街道に分かれている。

日光街道、例幣使街道、会津西街道。

その中でも例幣使街道は、観光客が少ない。

早朝7時に車を止めて、歩き始めた。

誰もいない。

足音だけが聞こえる。

杉の根元が、道路のすぐそばまで来ている。

樹齢400年のものが、こんな距離で見られる。

幹を触ると、しっとりしている。

コケが生えている。

時間の積み重なりが、手のひらに伝わってきた。

驚いたのは、静けさだ。

車が走っていても、杉が音を吸っている気がした。

あの独特の静けさは、再現できない。

そこに行かないと、わからない。

並木の中に日差しが差し込む瞬間がある。

光が縦に落ちてくる。

それを見るために、また来たい。

■ 日光杉並木(例幣使街道) 住所:栃木県栃木市〜日光市(例幣使街道沿い) 料金:無料 見学:自由(日中帯がおすすめ) 駐車:沿道に数カ所あり
地図で見る →
02

日光街道杉並木(今市〜日光)|世界一長い並木道を、ゆっくり走る

ギネスにも登録されている。

「世界一長い並木道」として。

全長37km、杉の数は約1万2000本。

数字で聞いても、ピンとこない。

実際に走ってわかった。

終わらない。本当に終わらない。

国道119号線を日光方面へ走ると、

両側から杉が迫ってくる区間がある。

窓を開けた。

冷たくて、濃い空気が入ってきた。

杉の匂いだ。

今市から日光まで、車で30分ほど。

でも、急ぎたくない。

ゆっくり走った。

途中に「杉並木公園」がある。

車を止めて、歩ける区間だ。

舗装された遊歩道ではなく、

土の上を歩く。

それが良かった。

根っこが浮き出た地面を踏みながら、

ただ歩いた。

20分くらいいた。

■ 日光杉並木(日光街道区間) 住所:栃木県日光市〜今市市(国道119号線沿い) 料金:無料 杉並木公園駐車場:無料、24時間 最寄り:東武日光線「下今市駅」から徒歩15分
地図で見る →
03

並木沿いの茶屋・休憩スポット|歩き疲れたら、ここで一息つく

歩いていると、小さな茶屋があった。

「磐裂根裂神社」の近く。

甘酒を頼んだ。

350円だ。

温かくて、体に染みた。

茶屋のおばさんが話しかけてきた。

「今日は霧が出てきれいだったでしょ」と。

地元の人は毎日見ている。

それでも、きれいと言う。

ベンチに座って、並木を眺めた。

車が通るたびに、葉が揺れた。

小さな風が起きた。

日光の観光地は人が多い。

東照宮、いろは坂、華厳の滝。

でも、この杉並木の茶屋には、

ほとんど人がいない。

静かに時間が流れている。

旅の中で、一番落ち着いた時間だ。

こういう場所に、旅の本質がある。

名所より、名もない休憩の時間に。

■ 杉並木沿い茶屋・休憩スポット 住所:栃木県日光市周辺(並木沿い数カ所) 料金:甘酒350円〜、お茶・軽食あり 営業:9:00〜16:00頃(不定休) ※店舗によって異なる。閉まっていることもあるので現金持参で
地図で見る →

モデルコース

Day Trip 8:00 今市着→杉並木公園を散策→国道119号を日光方面へドライブ→茶屋で休憩→12:00 日光東照宮→15:00 帰路
1 Night 1日目:早朝に例幣使街道を散歩→昼に日光街道ドライブ→日光泊。2日目:朝霧の杉並木を再訪→いろは坂→中禅寺湖→帰路。朝の並木は別格だ。
Travel Tips 朝イチがいい。 7時前なら人がほぼいない。 霧が出る日は特別な景色になる。 春と秋は光が柔らかい。 歩きやすい靴必須。 根っこで足を取られる。 駐車場は無料が多いので、車で来るのがラク。

日光杉並木への行き方

📍 Googleマップで見る
Access Time
出発地を選ぶと、ここに経路情報が表示されます
🚃 那覇から
地図で経路を見る 電車・バスで行く ✈️ 飛行機でのアクセスをおすすめします
🚃 宮古から
地図で経路を見る 電車・バスで行く ✈️ 飛行機でのアクセスをおすすめします
🚃 石垣から
地図で経路を見る 電車・バスで行く ✈️ 飛行機でのアクセスをおすすめします
備考 バス

日光杉並木はレンタカーがおすすめ

現地で自由に動きたいならレンタカーが便利です


Travel Planning

旅先を1分で決めてみる?

どこ行こ?で旅先を探す →