福原城の風景
栃木県

福原城

観光自然

山道を進むと、突然ひらける。 そこに、城跡だけが静かに残っている。 福原城は、観光地らしい賑わいがない。 のぼりもない。売店もない。 ただ、土塁と空堀と、木々の静けさがある。 それがかえって、ここに引き寄せる理由になっている。

Best Season 10月下旬〜11月上旬の紅葉期が最もいい。 夏は草と虫が多く、城跡の遺構が見づらくなる。 冬は落葉して空堀の形が一番はっきり見える。

福原城のおすすめスポット

01

福原城跡|案内板の少なさが、逆にリアルだ

車を停めたのは、小さな空き地のような場所。

駐車スペースは3台ほどしかない。

整備された入口があるわけでもなく、

ふと「ここか?」と立ち止まるような場所だ。

足元は草と土。

歩き始めて5分ほどで、空堀が見えてくる。

深さは3〜4メートルはありそうだ。

スコップで掘ったと思うと、気が遠くなる。

案内板は数枚あるが、説明は控えめ。

そのおかげで、自分の目で読み解こうとする。

土塁の高さ、空堀の角度、郭の配置。

パズルみたいで、想像力が刺激された。

戦国時代、那須氏の支城だったとされる場所。

歴史の重みとか、そういう大げさな感覚ではなく、

ただ「人がここで生きていた」という感触があった。

それが正直な印象だ。

■ 福原城跡 住所:栃木県那須郡那珂川町福原 料金:無料 駐車場:数台分あり(無料) 営業時間:特になし(常時見学可)
地図で見る →
02

城跡の自然|10月の紅葉、誰も来ていない

訪れたのは10月中旬、平日の午前10時ごろ。

誰もいない。

木々はちょうど色づき始めている。

赤、黄、緑が混ざり合って、

城跡の土塁の上に影を落としている。

音は風と鳥だけ。

しばらく立ち止まって、その静けさを聞いている。

こういう時間を、最近忘れていた気がした。

城跡自体は広くない。

ゆっくり歩いても30〜40分で一周できる。

だから逆に、余白がある。

急ぐ必要がない。

カメラを持ってきた甲斐があった。

光の入り方が午前中はやさしくて、

空堀の陰影がきれいに撮れた。

午後に来ると逆光になりそうだったから、

朝イチで来て正解だ。

■ 見学の目安 所要時間:30〜40分 歩きやすい靴が必須 虫除けスプレーは5〜9月に持参推奨 紅葉の見頃:10月下旬〜11月上旬
地図で見る →
03

周辺エリア|那珂川の流れと、道の駅で一息

城跡から車で10分ほど走ると、那珂川沿いに出る。

川幅が広く、水が澄んでいた。

シーズンには鮎釣りの人が並ぶ場所らしい。

そのまま「道の駅 那珂川郷」へ向かった。

城跡から約15分、距離にして8kmほど。

地元の野菜が安い。

なすやきゅうりが数十円台で並んでいた。

お土産というより、地元の買い物スポットという雰囲気。

それがよかった。

食事は併設の食堂で。

鮎の塩焼き定食が900円。

骨まで食べられるくらい焼いてあって、

ビールが飲めないのを少し後悔した。

帰り道、那珂川の土手を少し歩いた。

風が川の匂いを運んでくる。

城跡の静けさとは違う、開けた気持ちよさがあった。

福原城だけで来るより、セットで回る方が断然いい。

■ 道の駅 那珂川郷 住所:栃木県那須郡那珂川町馬頭2924-1 電話:0287-92-6631 営業時間:9:00〜18:00(季節により変動) 定休日:火曜日(祝日の場合は翌日) 駐車場:無料
地図で見る →

モデルコース

Day Trip 9:30 福原城跡(40分)→ 11:00 那珂川沿いドライブ → 12:00 道の駅那珂川郷で昼食・買い物 → 14:00 帰路
1 Night 1日目:福原城跡(午前)→ 那珂川沿い散策 → 馬頭温泉に宿泊。2日目:朝の那珂川を散歩 → 道の駅で朝食がわりのお総菜 → 那須方面へ足を伸ばして帰路
Travel Tips 城跡は整備が最低限。 トイレは近くにない。 道の駅か出発前に済ませておくこと。 草が多い時期はスニーカーより登山靴が快適。 訪問者が少ないので、貸し切り状態になることも多い。

福原城への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約2時間17分
水戸から 約3時間2分
前橋から 約3時間17分
高崎から 約3時間17分
甲府から 約3時間47分
備考 バス

宇都宮の宿を探す

福原城へは宇都宮から日帰りがおすすめ

近隣の温泉地や市街地に宿が集まる。


Travel Planning

旅先を1分で決めてみる?

どこ行こ?で旅先を探す →