那須温泉郷の風景
栃木県

那須温泉郷

温泉自然街歩き

那須の冬は、静かに刺さる。 雪をかぶった那須岳を遠くに見ながら、 湯煙の中を歩く。 東京から新幹線で約70分。 なのに、着いた瞬間から空気が違う。 凛とした冷たさと、硫黄のにおいと、 どこかから聞こえてくる湯の音。 ここには、温泉とともに生きてきた 土地の時間が、ちゃんと残っている。

Best Season 冬(12〜2月)は雪景色と湯煙のコントラストが美しく、温泉の満足感が段違い。 混雑を避けたいなら平日一択。 紅葉の10月も見事だが、週末は渋滞覚悟で。

那須温泉郷のおすすめスポット

01

鹿の湯|400年前と同じ湯に、ただ黙って浸かる

那須温泉郷の最奥、鹿の湯。

入浴料は500円だ。

建物は古い。

脱衣所に鍵付きロッカーなんてない。

籠に荷物を入れて、湯へ向かう。

浴槽が6つ並んでいる。

41度、42度、43度、44度、46度、48度。

初めは42度に入った。

それでも十分に熱い。

体がじんじんする。

那須温泉は約1300年の歴史があるらしい。

でも、そんな説明より先に体が理解した。

この湯は、本物だ。

硫黄の白濁した湯が肌にまとわりつく。

5分入って、出る。

また入る。

それだけでいい。

外に出たら、雪が少し舞っている。

冬にここへ来てよかった、と思った瞬間だ。

■ 鹿の湯 住所:栃木県那須郡那須町湯本181 料金:大人500円 営業時間:8:00〜18:00(最終受付17:30) 定休日:不定休 駐車場:あり(無料)
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02

那須温泉神社|雪の参道を、一人で歩く静けさ

鹿の湯から歩いて5分ほど。

那須温泉神社がある。

冬の平日、参道に人はほとんどいない。

杉の大木が両側に並んでいる。

樹齢何百年かわからないくらい太い。

足元には雪が残っている。

サクサクと踏む音だけが響いた。

那須温泉神社は7世紀創建とされている。

那須温泉の守り神として、

温泉が発見された歴史とともにある神社だ。

拝殿の前に立ったとき、

しんとした空気が体を包んだ。

観光地の喧騒が、ここには届かない。

境内には「温泉の神様」に感謝する

古い碑もあった。

ただの観光スポットじゃない。

この土地に温泉が湧き続けてきた理由が、

ここに凝縮されている気がした。

参拝を済ませて、また湯煙の道へ戻った。

■ 那須温泉神社 住所:栃木県那須郡那須町湯本182 料金:無料 参拝時間:自由(社務所は9:00〜17:00頃) 駐車場:あり(無料)
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03

那須岳ロープウェイ|冬の山頂は、別の惑星だ

ロープウェイの乗車時間は約4分。

往復料金は大人1,800円。

山頂駅の標高は1,684m。

ゴンドラが動き出した瞬間、

眼下の景色が一気に小さくなった。

那須の街、遠くの山並み、白く光る雪原。

山頂駅に着いたら、風が来た。

体感気温はおそらく氷点下10度以下。

顔が痛い。

でも、目の前の景色から目が離せない。

茶臼岳の山頂付近、岩と雪と噴気口。

地面から白い蒸気が上がっている。

生きている山だ。

冬に来なければ見られない景色がある。

売店でなめこ汁を買った。200円。

外のベンチで飲んだ。

体の芯まで温まった。

那須の温泉と、那須の山と、

この冷たい空気がセットになって、

はじめて那須を旅した気になった。

■ 那須岳ロープウェイ 住所:栃木県那須郡那須町大字湯本字那須岳215 料金:大人往復1,800円・片道1,000円 営業時間:9:00〜16:00(季節により変動) ※冬季は強風・積雪による運休あり。事前確認を推奨。 TEL:0287-76-2449
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モデルコース

Day Trip 9:00 那須岳ロープウェイ→11:00 那須温泉神社参拝→12:30 温泉街でランチ→14:00 鹿の湯で入浴→16:00 那須高原みやげ店立ち寄り→17:00 帰路
1 Night 【1日目】那須岳ロープウェイ→那須温泉神社→鹿の湯で入浴→温泉宿チェックイン・夕食 【2日目】宿の朝湯→那須高原散策→那須どうぶつ王国または那須ハイランドパーク→14:00頃帰路
Travel Tips 鹿の湯は石鹸・シャンプー使用不可。 タオルと着替えだけ持参すれば十分。 那須岳ロープウェイは冬季の強風で運休が多い。 当日朝に公式サイトか電話で確認を。 週末は鹿の湯の駐車場が満車になる。 9時前の到着がおすすめ。

那須温泉郷への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約2時間37分
水戸から 約3時間22分
前橋から 約3時間37分
高崎から 約3時間37分
甲府から 約4時間7分
備考 バス

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