栗生山の風景
群馬県

栗生山

自然絶景

標高1,565メートル。 群馬の山深いところに、栗生山はある。 有名でもない。 アクセスも楽ではない。 それでも、冬の朝にここへ向かった。 理由は単純で、誰もいない雪山を歩きたかっただけ。 結果として、それは正解だ。 静けさと、白と、遠くの山並みが待っている。

Best Season 冬(12〜2月)が最もおすすめ。 雪の山頂と日光・赤城の稜線が重なる景色は冬だけのもの。 積雪は年によるが、1月中旬〜2月が安定して雪がある。

栗生山のおすすめスポット

01

栗生山登山口|静寂は、ここから始まる

登山口に着いたのは朝7時ごろだ。

駐車スペースは数台分。

他の車は1台もない。

冬の空気が刺さるように冷たい。

気温はマイナス4度。

息が白く、そのまま消えていく。

登山道の入口に鳥居がある。

山岳信仰の山だと、ここで気づく。

パンフレットに書いてあっても、実際に見ると全然違う重みがある。

足元は雪と凍結が混ざった状態。

チェーンスパイクなしでは正直きつい。

持ってきてよかったと思った瞬間が、登り始めて5分で来た。

音がない。

風の音だけがある。

それだけで、もう十分な気がしてくる。

■ 栗生山登山口 住所:群馬県みどり市東町座間 料金:無料 駐車場:あり(無料、数台分) アクセス:わたらせ渓谷鐵道・神戸駅から車で約20分
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02

栗生山山頂|白と青だけの世界が広がっている

登り始めて約1時間40分。

山頂に出た瞬間、思わず声が出た。

360度、遮るものがない。

北には日光連山。

西には赤城山の稜線。

遠くにうっすらと浅間山も見える。

雪は山頂付近で15センチほど積もっている。

踏むたびに、ぎゅっと鳴る。

その音が妙に心地よかった。

山頂には小さな祠がある。

江戸時代から山岳信仰の場所だったらしい。

誰かが供えた花が、凍ったまま残っている。

風が強かった。

じっとしていると5分で限界になる。

でも、その5分は惜しくて動けない。

そういう景色だ。

下山は1時間ほど。

登りより膝に来る。

チェーンスパイクの重要性を、体全体で理解した。

■ 栗生山(山頂) 標高:1,565メートル 登山所要時間:登り約1時間40分・下り約1時間(登山口から) 難易度:中級(冬季はチェーンスパイク推奨) 携帯電波:山頂付近はほぼ圏外
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03

神戸駅周辺|下山後の温もりが、旅を締める

下山して最初にしたことは、車のヒーターをMAXにすることだ。

体の芯まで冷えている。

わたらせ渓谷鐵道の神戸駅は、登山口から車で20分ほど。

昭和の匂いがする小さな駅だ。

駅前に小さな食堂が1軒ある。

午後1時を過ぎていたが、開いている。

うどんを頼んだ。

600円。

出汁が澄んでいて、しみた。

わたらせ渓谷の川沿いを少し歩いた。

冬の渓谷は枯れていて、岩と水の色だけがある。

それが意外と美しかった。

帰りにわたらせ渓谷鐵道に乗ってみた。

1両編成のディーゼル。

窓から山が流れていく。

栗生山がどこかに見えた気がした。

たぶん気のせいだけど、そう思いたかった。

■ わたらせ渓谷鐵道・神戸駅周辺 住所:群馬県みどり市東町神戸 わたらせ渓谷鐵道:桐生駅〜間藤駅(乗車区間により異なる) 周辺食堂:営業時間は不定のため事前確認推奨 日帰り温泉:草木湖温泉 やまびこ荘(車で約15分・入浴料700円)
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モデルコース

Day Trip 7:00 登山口着→7:10 登山開始→9:00 山頂(絶景)→10:00 下山開始→11:00 下山→13:00 神戸駅周辺で昼食→14:00 帰路
1 Night 【1日目】午後に現地入り・渡良瀬渓谷散策→草木湖温泉に宿泊 【2日目】早朝7時から栗生山登山→山頂で絶景→昼に下山→わたらせ渓谷鐵道でのんびり帰路
Travel Tips 冬季はチェーンスパイク必須。 軽アイゼンより扱いやすい。 山頂は風が強く体感温度が低いので、防風アウターを一枚多く。 携帯はほぼ圏外になる。 地図は紙でダウンロードしておくこと。 登山口の駐車場は狭いので早朝着が安心。

栗生山への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約2時間4分
水戸から 約2時間49分
前橋から 約3時間4分
高崎から 約3時間4分
甲府から 約3時間34分
備考 バス

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栗生山へは前橋から日帰りがおすすめ

近隣の温泉地や市街地に宿が集まる。


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