偕楽園の風景
茨城県

偕楽園

観光自然

水戸に来たのは、梅を見るためだ。 2月の朝、駅を出ると空気が冷たくて、息が白くなった。 偕楽園まで歩いて20分ほど。 近づくにつれて、ほんのり甘い香りが漂ってくる。 その香りに引っ張られるように、足が自然と速くなった。

Best Season 2月中旬〜3月上旬が梅の見頃。 早咲きは1月下旬から始まる。 秋は萩の花も美しく、9月が狙い目。 夏の青もみじも静かでいい。

偕楽園のおすすめスポット

01

偕楽園|3,000本の梅が、丘の上で一斉に咲いている

入園料は300円。

それだけ払って門をくぐると、別の世界に入った気がした。

園内には約100品種、3,000本の梅がある。

白梅、紅梅、枝垂れ梅。

色が違う。形が違う。香りも微妙に違う。

見渡すと、木と木の間を人がゆっくり歩いている。

みんな、どこかぼんやりした顔をしている。

急いでいる人が、一人もいない。

それが不思議だ。

東京から高速で2時間ちょっとの場所とは思えない、静けさがあった。

好文亭の前に立つと、眼下に千波湖が広がる。

その景色で、ここが徳川斉昭の設計した場所だということを実感した。

「見せたかったのは、これか」。

梅まつりの期間中(2月〜3月上旬)は夜間ライトアップもある。

昼とは全然違う空気になる。

両方見るのが正解だ。

■ 偕楽園 住所:茨城県水戸市常磐町1-3-3 料金:大人300円(梅まつり期間中)、通常期間は無料 営業時間:6:00〜19:00(2〜9月)、6:00〜18:00(10〜1月) アクセス:JR水戸駅よりバス約15分、または徒歩約25分
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02

好文亭|徳川斉昭が「ここで休みたかった」気持ちがわかる

偕楽園の中に、好文亭という建物がある。

入館料は190円。

正直、最初はそこまで期待していない。

歴史的な建物、というだけで後回しにしかけた。

でも、入ってよかった。

3階の「楽寿楼」に上がると、窓の外に梅林と千波湖が広がる。

座って、ただ眺めた。

10分ぐらい、そうしている。

ここは斉昭が家臣や文人と詩を詠んだ場所らしい。

その話を聞いて、ここで過ごした時間の贅沢さを想像した。

建物の中は畳敷きの部屋が続いていて、天井の意匠がそれぞれ違う。

欄間の透かし彫りが細かくて、思わず顔を近づけた。

梅を見た後、ここで一息つくのが一番いい順番だ。

■ 好文亭 住所:偕楽園内 料金:大人190円 営業時間:9:00〜17:00(入場は16:30まで) 休館日:第2・4月曜日(祝日の場合は翌日)
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03

千波湖畔|梅の後は、湖沿いをただ歩く

偕楽園の南側に、千波湖がある。

周囲は約3km。

無料で、誰でも歩ける。

湖畔の遊歩道に降りると、空気がぐっとひらける。

鴨が水面をのんびり漂っている。

黒鳥もいた。

東京の公園では見ない光景が、ふつうにある。

梅まつりの期間は、屋台が並ぶ。

梅ソフトクリームが350円。

食べながら歩いた。

寒いのに、止まれない。

偕楽園を上から見ていた丘が、湖からだと緑のかたまりに見える。

その景色の切り替わりがおもしろかった。

水戸藩がこの土地を整備した理由が、歩いていると少しずつわかってくる。

広さと眺めの、バランスがいい場所だ。

1時間ぐらいかけてゆっくり一周するのが、おすすめの使い方だ。

■ 千波湖 住所:茨城県水戸市千波町(偕楽園南側) 料金:無料 営業時間:散策自由(24時間) アクセス:偕楽園から徒歩すぐ
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モデルコース

Day Trip 9:00 偕楽園着→梅林散策→好文亭見学(11:00)→千波湖畔で昼食・散歩(13:00)→水戸駅周辺で納豆グルメ→16:00 出発
1 Night 1日目:午後に偕楽園入り、夕方のライトアップを見る。水戸市内に宿泊。2日目:朝の偕楽園を再訪(人が少なく別世界)→千波湖一周→水戸芸術館→帰路。梅の香りを2日分、持ち帰れる。
Travel Tips 梅まつりのピーク(2月下旬〜3月上旬の土日)は駐車場が満車になる。 電車+バスが正解。 平日の午前中なら人が少なく、写真も撮りやすい。 入園前にコンビニで温かい飲み物を買っておくと、湖畔でのんびりできる。

偕楽園への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約1時間59分
水戸から 約2時間44分
前橋から 約2時間59分
高崎から 約2時間59分
甲府から 約3時間29分
備考 バス

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