鳥居の足元に、波が打ち寄せる。 そんな神社、ほかに知らない。 大洗磯前神社は、太平洋に突き出た岩礁の上に立つ。 陸と海の境目に、神様がいる。 その景色を一度見たら、もう忘れられない。 朝の光の中で見るか、夕暮れに見るか。 どちらを選んでも、きっと息をのむ。
大洗磯前神社のおすすめスポット
大洗磯前神社|波しぶきの向こうに、鳥居が立っている
駐車場から石段を下りていくと、急に視界が開ける。
目の前に太平洋。
そして岩の上に立つ、神磯の鳥居。
ここは本殿とは別に、海岸の岩礁に鳥居が建てられた場所だ。
「神磯(かみいそ)」と呼ばれる、ご祭神が降り立ったとされる地。
波が高いときは、鳥居のすぐそこまで海水が来る。
足場は濡れていて、少し怖い。
でもそれが、妙にリアルだ。
ここは観光地というより、本当に「神域」だ。
写真を撮る人も多いが、ふと手を合わせたくなる。
そういう空気がある。
早朝6時ごろに訪れると、人もほとんどいない。
朝日が水平線から昇るタイミングと重なれば、鳥居が金色に染まる。
そのために泊まりで来る人がいるのも、納得できる。
大洗磯前神社 本殿|石段の上で、風が止んだ
神磯の鳥居から振り返ると、急な石段がある。
本殿はその上だ。
段数は約100段。
足腰に自信がない人には、少し手ごわい。
登り切ると、急に静かになった。
波の音が遠くなって、空が広がる。
本殿は江戸時代初期の建築で、朱色が鮮やかだ。
ただ派手さはなく、落ち着いた重みがある。
徳川光圀(水戸黄門)が社殿を再建したという話が残っている。
境内には大洗ならではのお守りや御朱印もある。
御朱印は300円。
「神磯」の印が押されたデザインで、ここでしか手に入らない。
ゴールデンウィークや初日の出の時期は、参拝者が数百人規模になる。
そういう日を外して、平日の朝に来るのがいい。
空気が違う。
大洗海岸・周辺散策|神社のあとは、潮風の中を歩く
神社を出たら、そのまま海岸を歩きたい。
大洗海岸は、遠浅の砂浜が続く。
夏は海水浴場になるが、オフシーズンは人が少なくて気持ちいい。
砂浜を歩きながら、さっき見た鳥居を振り返ってみる。
海側から見る鳥居は、また表情が違う。
陸から見るより、孤独な感じがした。
歩いて15分ほどのところに、大洗マリンタワーがある。
高さ60メートル。
展望台からは鹿島灘が一望できて、晴れた日は遠く筑波山も見える。
入場料は大人330円。
お腹が空いたら、港近くの食堂へ。
あんこうや地魚の定食が1,000〜1,500円で食べられる。
冬のあんこう鍋は、身体の芯まで温まった。
大洗の海産物は、神社よりも正直、争奪戦が激しい。
開店前から並んでいる人がいた。
モデルコース
大洗磯前神社への行き方
HUB CITY
水戸(拠点都市)から行ける旅先を見る →