茨城県龍ケ崎市の住宅地の外れ。 そこに、突然森が現れる。 「女化」と書いて「おなばけ」と読む。 その名前だけで、何かある気がした。 狐と人間の恋が伝わる神社。 鳥居をくぐった瞬間、空気が変わった。 ここは、普通の神社じゃない。
女化神社のおすすめスポット
女化神社|狐の恋が宿る、深い森の参道
駐車場から鳥居まで、歩いて1分もかからない。
でも、その短さが拍子抜けを誘う。
鳥居をくぐった瞬間、周囲の音が消えた。
木々が頭上を覆い、昼間でも薄暗い。
参道の両脇には古い狐の石像が並ぶ。
数えると、大小合わせて30体以上はあった。
伝説では、この地で狐が農夫の妻になったという。
その農夫への感謝から神社が建てられたとされている。
本殿は江戸時代の建立。
朱塗りではなく、黒く渋い木の色をしている。
どこか人目を避けているような、静けさがある。
平日の午前10時に訪れたが、参拝者は2〜3人だけ。
東京から電車とバスで1時間半かけて来た場所とは思えないほど、静かだ。
人気がないのに、気配はある。
そういう神社だ。
御神木とお狐様|300年の木が、ただそこにいる
本殿の横に、大きなケヤキの木がある。
推定樹齢300年以上。
案内板もなければ、特に飾り気もない。
ただ、そこにあるだけで、圧がある。
幹の根元には、白い陶器の狐が供えてあった。
誰かが最近置いたものらしく、まだきれいだ。
地元の人に話を聞くと、縁結びと子授けのご利益で昔から知られているという。
「でも、狐さんは嘘が嫌いだから、ちゃんとした気持ちで来ないとダメなんだよ」
そう笑いながら教えてくれた。
御朱印は社務所でいただける。
初穂料は500円。
シンプルなデザインで、狐の印が押してある。
お守りは10種類ほど。
縁結び守りは800円。
訪れた日はたまたま宮司さんが不在で、書き置き対応になった。
事前に電話確認してから行くのが正解だ。
女化原公園|神社の隣に広がる、なんでもない野原
神社のすぐ隣に、女化原公園がある。
地元の人しか来ないような、こじんまりした場所だ。
入場無料。
遊具が少しあって、広い芝生がある。
それだけ。
でも、春になると桜が咲く。
神社の杉林と桜が並ぶ景色は、妙に絵になる。
満開の時期には地元の家族連れでにぎわうと聞いた。
3月下旬から4月上旬が見頃。
年によってずれるので、龍ケ崎市の公式情報を確認するのが確実だ。
秋もいい。
境内のケヤキやイチョウが黄色く染まる。
10月末から11月中旬が目安。
どちらの季節も、混雑しない。
観光地化されていない分、のんびり過ごせる。
神社を参拝して、公園でお弁当を広げる。
そういう半日の使い方が、一番しっくりくる場所だ。
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女化神社への行き方
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