標高623m。 そんなに高くない山だ。 でも冬の高鈴山は、想像より数段上だ。 霜が踏みしめられた登山道。 木々の間から見えはじめる日立の海。 頂上に立った瞬間、風が顔を叩いた。 それが妙に気持ちよかった。
高鈴山のおすすめスポット
高鈴山登山口|ここから始まる、静かな冬の山
御岩神社の駐車場から歩き始める。
朝8時、気温はマイナス2度だ。
吐く息が白い。
足元には薄く霜が張っている。
登山道は整備されているけど、急な箇所もある。
トレッキングシューズは必須だ。
スニーカーで来ていた人が途中で引き返している。
冬は特に足元をなめてはいけない。
樹林帯の中は風がなく、静かだ。
自分の息と、枯れ葉を踏む音だけが聞こえる。
その感覚が、なんとも心地よかった。
登山口から山頂まで約1時間40分。
コースタイムより少し長めに見ておくといい。
焦らず歩くほうが、景色も見える。
高鈴山山頂|太平洋が、ぜんぶ見える
山頂に着いたのは10時15分ごろ。
木が開けた瞬間、視界がいっきに広がった。
太平洋が見える。
ただそれだけなのに、足が止まった。
冬の海は鋼色で、光を鈍く反射している。
日立の市街地も、煙突も、港も、ぜぜんぶ見える。
山頂には電波塔が立っている。
無骨な構造物だけど、この日は気にならない。
それより景色が勝っている。
風が強い。
体感気温はぐっと下がる。
手袋とネックウォーマーは必ず持っていくこと。
レイヤリングも重要だ。
晴れた冬の日限定の景色がある。
空気が澄んでいるから、遠くまで見渡せる。
夏に来るより、絶対に冬がいい。
御岩神社|下山後に寄らないと、もったいない
下山して、そのまま帰るのはもったいない。
登山口の隣に御岩神社がある。
ここは「日本最強のパワースポット」とも呼ばれる。
正直、そういう言葉には少し身構えている。
でも境内に入ると、雰囲気が違う。
古い杉の木が立ち並んでいる。
樹齢600年を超えるものもある。
その根元を歩くと、空気が変わる気がした。
気のせいだけど、足が自然にゆっくりになった。
奥宮まで行くルートもある。
山頂まで登った後なら体力的にきついけど、行く価値はある。
距離は片道約1.5km。
拝観時間は朝6時から夕方まで。
冬は日が短いので早めに動くこと。
駐車場は無料で広い。
登山前に参拝して、下山後にもう一度手を合わせた。
モデルコース
高鈴山への行き方
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