青森県

奥入瀬渓流温泉

温泉自然街歩き

森の中に、湯気が立っている。 奥入瀬渓流沿いに建つ温泉宿に着いたのは、夕暮れどきだ。 窓の外には渓流が流れ、遠くで水音がする。 冬はとくに、この静けさが際立つ。 雪をかぶったブナ林、凍りかけた滝、誰もいない遊歩道。 そういうものを全部ひっくるめて、奥入瀬は「特別」だ。

Best Season 冬(12〜2月)がいちばん好きだ。 混雑がなく、霧氷と雪景色が別格。 次点は新緑の5月。 紅葉の10月は混むので、平日狙いが正解。

奥入瀬渓流温泉のおすすめスポット

01

奥入瀬渓流冬の散策路|凍りかけた世界を、ひとりで歩く

朝8時、宿を出た。

気温はマイナス5度。

吐く息が白い。

渓流沿いの遊歩道は、夏とはまるで別の場所だ。

木々には霧氷がついている。

水面の一部が凍り、そこだけ時間が止まったみたいだ。

全長14キロのコースを全部は歩かない。

「銚子大滝」まで往復で約2時間。

それだけで十分すぎた。

滝は完全には凍っていない。

半分氷、半分水。

その境界線がやたら美しくて、しばらく動けない。

観光客はほぼいない。

自分の足音と水音だけが聞こえる。

夏の奥入瀬も好きな人は多いけど、冬に来た人しか知らない景色がある。

それを独占できる感覚は、ちょっとした贅沢だ。

■ 奥入瀬渓流(冬季散策) 住所:青森県十和田市奥瀬 遊歩道:全長約14km(銚子大滝まで片道約7km) 入場料:無料 冬季はアイスバーンに注意。スノーブーツ必須。
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02

奥入瀬渓流ホテル|川沿いの露天風呂で、雪を見ながら浸かる

チェックインは15時。

ロビーに入ると、暖かさと木の香りが混ざった空気があった。

目当ては「渓流露天風呂」だ。

外に出ると、すぐ目の前を奥入瀬川が流れている。

雪がちらついている。

お湯の温度は42度くらい。

肌にとろみがある、重曹泉だ。

体がほぐれていくのを感じながら、川を眺めた。

対岸の木が白い。

雪が積もるたびに、景色が変わっていく。

露天風呂は宿泊者専用。

時間帯によっては貸切状態になる。

朝6時の一番風呂が、いちばん静かでよかった。

朝靄が渓流に漂っていて、現実じゃない気がした。

宿泊料金は1泊2食付きで2万5千円〜。

決して安くはない。

でも、あの露天風呂と静けさは、それだけの価値があった。

■ 星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル 住所:青森県十和田市大字奥瀬字栃久保231 TEL:050-3134-8094 宿泊料金:1泊2食付き 25,000円〜(時期により変動) チェックイン15:00/チェックアウト12:00 公式サイトから予約可。冬季は早めの予約推奨。
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03

十和田市現代美術館|渓流から30分、アートの異空間へ

渓流から車で約30分。

十和田市の中心街に、その美術館はある。

外観からして変だ。

白い建物に、巨大な草間彌生の花が咲いている。

街の中に突然アートが出現している感じ。

入館料は1,800円。

中に入ると、空間ごとに作家が違う。

ロン・ミュエクの「スタンディング・ウーマン」が圧倒的だ。

身長4メートルの女性像。

リアルすぎて、怖いくらいだ。

屋外展示もある。

冬は雪の中にアートがある状態になる。

これが妙に似合う。

白と色彩のコントラストが、夏より際立って見える。

館内のカフェで十和田産のリンゴジュースを飲んだ。

甘さが体に染みた。

渓流を歩いた後の冷えた体に、ちょうどよかった。

■ 十和田市現代美術館 住所:青森県十和田市西二番町10-9 入館料:常設展1,800円(企画展は別途) 営業時間:9:00〜17:00(最終入館16:30) 定休日:月曜(祝日の場合は翌平日) アクセス:奥入瀬渓流ホテルから車で約30分
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モデルコース

Day Trip 8:00 渓流散策スタート→10:00 銚子大滝→12:00 十和田市街でランチ→13:30 十和田市現代美術館→16:00 解散
1 Night 【1日目】14:00 奥入瀬渓流着→渓流散策→15:30 ホテルチェックイン→露天風呂→夕食 【2日目】6:00 朝の露天風呂→8:00 朝食→9:00 渓流散策→11:00 十和田市現代美術館→14:00 解散
Travel Tips 冬の渓流はアイスバーンが多い。 スノーブーツは必須。 普通のスニーカーで来た人が何人か滑っている。 宿の貸し出し長靴もあるけど、サイズが合わないことも。 自前で用意しておくのが確実。 青森空港からレンタカーで約2時間。

奥入瀬渓流温泉への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約6時間33分
水戸から 約7時間18分
前橋から 約7時間33分
高崎から 約7時間33分
名古屋から 約8時間
備考 バス

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