下北半島の奥地に、こんな山があったのか。 釜臥山は標高879m。 それほど高くない。 でも、頂上から見下ろす景色が、想像を超えてきた。 冬は樹氷が張りつき、山全体が白くなる。 むつ市の街並みと、陸奥湾と、白い山。 その組み合わせが、妙に刺さった。
釜臥山のおすすめスポット
釜臥山展望台|標高820m、この景色を知っている人が少なすぎる
車で8合目まで上がれる。
そこから歩いて20分ほど。
息が上がる前に、展望台に着いた。
晴れた日の陸奥湾は、光の加減でグレーに光る。
むつ市の街がまるごと見える。
思ったより大きな街だ。
冬に来ると、足元の雪が固い。
アイスバーン状になっているから、軽アイゼンは必須だ。
持っていかなかった人が、展望台手前で引き返している。
正直、もったいない。
頂上には自衛隊のレーダードームがある。
異様な存在感だ。
観光地らしくない、この無骨な景色が、かえって好きだ。
滞在時間は40〜60分もあれば十分。
ただ、天気が急変する。
午前中に動くのが正解だ。
樹氷の世界|1月〜2月、山が別の顔になる
1月の終わりに行った。
駐車場に車を止めた瞬間、空気が違った。
-8℃。
吐く息が白くて、すぐ消えた。
樹氷は、木に雪と氷が張りついて固まったものだ。
蔵王のものより小ぶりだが、数が多い。
登山道の両脇が、白い壁になっている。
音がない。
風もない日だったせいか、静かすぎて耳が痛いくらいだ。
樹氷は午後になると崩れはじめる。
9時〜10時台が一番きれいだ。
光の入り方も、午前中のほうがいい。
朝イチで動かないと後悔する。
防寒は本気でやったほうがいい。
ダウン1枚では足りない。
手袋は2枚重ねで行った。
それでも指先が冷えた。
下北半島で樹氷が見られる場所は、そう多くない。
ここは、穴場と言っていい。
釜臥山スキー場|地元の人に混じって滑る、小さくて本物の場所
ゲレンデの規模は大きくない。
リフトは1本。
コースも限られている。
でも、地元の小学生が滑っている。
スクールの子どもたちが列をつくって降りてくる。
その光景が、なんか良かった。
料金はリフト1日券が大人2,000円台。
都市部のスキー場の半額以下だ。
混雑とは無縁。
リフト待ちがゼロだ。
雪質は悪くない。
山の奥にある分、気温が低くて締まった雪だ。
スキー場のすぐ横に食堂がある。
地元のおばちゃんが作るラーメンを食べた。
700円。
体に染みた。
有名なスキー場に飽きた人に来てほしい場所だ。
スノーボードよりスキーが多い雰囲気だが、両方OK。
ここにしかない時間の流れがある。
モデルコース
釜臥山への行き方
HUB CITY
青森(拠点都市)から行ける旅先を見る →