青森県

青荷温泉

温泉自然街歩き

電話も、テレビも、ない。 ランプの灯りだけで夜を過ごす温泉宿が、青森の山奥にある。 青荷温泉は、そういう場所だ。 最寄りのコンビニまで車で40分。 圏外になった瞬間、肩の力がすっと抜けた。 ここに来るまでが旅で、着いた瞬間から別の時間が流れはじめる。

Best Season 断然、冬。 雪景色の露天風呂は別格で、12月〜2月が特におすすめ。 ただし道路状況の確認は必須。 新緑の5月も山の静けさが気持ちいい。

青荷温泉のおすすめスポット

01

青荷温泉 ランプの宿|圏外になった瞬間、旅が始まった

青森市内から車で約1時間半。

山道を抜けて、ようやく見えてくる茅葺き屋根。

チェックインしてまず気づくのは、静けさだ。

スマホを見ようとして、電波がゼロなのを思い出す。

それがまったく、嫌じゃない。

宿泊料金は1泊2食付きで大人1名13,000円前後。

夕食は18時から。

囲炉裏を囲んで、山菜や川魚が並ぶ。

どれもシンプルなのに、妙においしい。

ランプは各部屋にひとつ。

夜8時を過ぎると、廊下も外も暗闇になる。

怖いというより、懐かしい感じがした。

こんな夜を、都会では絶対に体験できない。

朝5時に目が覚めた。

窓の外、雪が音もなく積もっている。

あの朝の静けさは、たぶんずっと忘れない。

■ 青荷温泉 ランプの宿 住所:青森県黒石市大字碇ヶ関字青荷沢滝ノ上1 料金:1泊2食付 大人13,000円〜(時期により変動) 電話:0172-54-8588(予約は電話のみ) アクセス:JR弘前駅より車で約60分/電波なし・テレビなし・暖房はストーブのみ
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02

4つの湯めぐり|雪見露天は、反則だ

青荷温泉には、敷地内に4つの浴場がある。

内湯、露天風呂、滝見の湯、健六の湯。

宿泊者なら全部入り放題だ。

一番の推しは、露天風呂。

冬に来るなら、ここだけは絶対に入ってほしい。

夜、雪がしんしんと降る中で湯に浸かる。

温度は41℃前後。

ぬるくも熱くもない、ちょうどいい温度が続く。

見上げると、木々に雪が積もっている。

静かすぎて、自分の呼吸の音が聞こえる。

泉質は弱アルカリ性の単純温泉。

肌がするっとなる、いわゆる「美人の湯」系。

湯上がりに肌を触ったら、思わず笑ってしまった。

滝見の湯は、小屋の中に湯船がひとつだけ。

夜はランプ一灯。

滝の音だけが聞こえる、あの空間は別格だ。

■ 青荷温泉 浴場情報 浴場:内湯・露天風呂・滝見の湯・健六の湯(計4ヶ所) 泉質:単純温泉(弱アルカリ性) 入浴のみ:大人600円(日帰り入浴は時間制限あり、要確認) 混浴時間帯あり/タオル持参推奨
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03

冬の黒石・こみせ通り|雪の中を歩くアーケードが、江戸時代のままだ

青荷温泉への道中、黒石市に寄った。

「こみせ通り」という場所だ。

木造のアーケード商店街で、全長は約180m。

江戸時代から続く、雪よけの木の回廊。

ここが国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。

観光客はほとんどいない。

シャッターが閉まった店もある。

でも、それがリアルで、かえってよかった。

雪が降る中、木の天井の下を歩く。

靴音だけが響く。

観光地じゃなくて、生きている街、という感じがした。

通りの途中に「中村亀吉」という酒蔵がある。

創業1884年の老舗だ。

試飲させてもらった純米酒が、するりと体に入った。

1本1,500円で購入。

青荷温泉に持ち込んで、ランプの前で飲んだ。

その夜が、旅のなかで一番好きな時間だ。

■ 黒石市 こみせ通り 住所:青森県黒石市中町〜横町付近 入場:無料 アクセス:弘南鉄道「黒石駅」より徒歩約15分 ※中村亀吉酒造:黒石市内町32(試飲あり・要確認)
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モデルコース

Day Trip 黒石・こみせ通り散策(11:00)→ランチ(13:00)→青荷温泉日帰り入浴(15:00〜17:00)→黒石帰着。日帰りなら夏か秋が現実的。
1 Night 1日目:弘前観光後、黒石こみせ通り散策→青荷温泉チェックイン(15時)→夕食・ランプ夜を体験。2日目:朝風呂→朝食→チェックアウト後、黒石市内で津軽そばランチ→帰路。
Travel Tips 予約は電話のみ、しかも繋がりにくい。 早めに動くのが正解だ。 冬は道が凍る。 スタッドレスタイヤは必須。 スマホは完全圏外なので、紙の地図を持っていくこと。 懐中電灯があると夜の移動がかなり楽になる。

青荷温泉への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約6時間30分
水戸から 約7時間15分
前橋から 約7時間30分
高崎から 約7時間30分
名古屋から 約7時間53分
備考 バス

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