藤の花が、ただ咲いているだけじゃない。 カーテンのように、滝のように、空間ごと紫に染まっていく。 あしかがフラワーパークに初めて足を踏み入れた瞬間、声が出ない。 写真で見ていたはずなのに、全然違った。 花の重さと香りが、体ごと包んでくる場所だ。
あしかがフラワーパークのおすすめスポット
あしかがフラワーパーク|樹齢160年の藤が、空を覆う
園内に入ってすぐ、大藤棚が見えてくる。
樹齢160年以上。
幹の太さは人が抱えても足りないくらいで、そこから無数の枝が広がっている。
花房の長さは最大で1メートル以上あるものも。
見上げると、空が紫のグラデーションに消えていく。
4月下旬から5月上旬がピーク。
この時期は整理券が必要で、入場が時間指定になる。
朝9時台の入場が比較的空いていて、光も柔らかくて気持ちよかった。
藤だけじゃない。
八重藤、白藤、きばな藤と種類が違うだけで表情がまるで変わる。
白藤のトンネルは圧巻だ。
甘い香りが通路全体に漂って、思わず立ち止まってしまう。
開花情報はHPで毎日更新されているので、訪問前に必ず確認したい。
きばな藤のトンネル|黄色に包まれた80メートル
紫の藤ばかり注目されるけど、きばな藤のトンネルが個人的に一番好きだ。
全長80メートル。
トンネルに入った瞬間、光の色が変わる感覚がある。
黄緑がかった柔らかい黄色に空間ごと包まれる感じ。
香りも紫の藤とは違う。
もう少し軽くて、甘さの中にほんの少し青さが混じっている。
朝の光の中で歩くと、本当にきれいだ。
スマホで撮ると雰囲気が半分も伝わらなくて悔しい。
トンネルの中央あたりで立ち止まって、上を見上げてみてほしい。
花房が隙間なく連なって、外の光がほとんど届かない。
そこだけ別の時間が流れているみたいだ。
ピーク時期は紫の大藤より少し早め。
4月中旬から見頃を迎えることが多い。
イルミネーション|夜の園内は、別の場所になる
夜のあしかがフラワーパークに来るとは思っていない。
閉園時間が延長されるシーズンがあって、なんとなく残ってみた。
日が落ちた途端、園内が変わった。
電球の数は600万球以上。
花の形を模したイルミネーションが池に映り込んで、どこからが光でどこからが水面なのかわからなくなる。
藤のシーズンとは別に、冬のイルミネーションも有名で、そちらは12月から2月頃まで楽しめる。
昼間とは別料金(1,500円前後)になることが多いので確認しておきたい。
寒い時期に来ると、人が吐く白い息と光が混ざって幻想的だ。
防寒対策は必須。
帰り道、駅に向かいながらもまだ余韻が続いている。
この規模のイルミネーション、日本国内でもそうは見られない。
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あしかがフラワーパークへの行き方
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