標高1,269m。 エレベーターのない山の上に、湖がある。 いろは坂を48のカーブで上りきると、そこだけ別の時間が流れている。 中禅寺湖の畔に立つ温泉街は、派手さがない。 でも、冬の朝に湯煙が立つ景色を一度見たら、もう忘れられない。
中禅寺温泉のおすすめスポット
中禅寺温泉|湖面が凍りかける朝、温泉だけが温かい
宿にチェックインしたのは夕方4時ごろ。
窓の外に中禅寺湖が広がっている。
湖の向こうに男体山がどんと構えている。
標高が高いせいか、すでに空気が冷たい。
温泉は単純硫黄泉。
泉温はだいたい40〜42℃くらい。
ぬるいかなと思ったら、外気が寒すぎて体がすぐに温まった。
翌朝6時に露天に入った。
気温はたぶんマイナス3℃近かった。
湖面に薄い霧が立っている。
音がない。
本当に、何の音もしない。
こういう朝があるから、温泉旅はやめられない。
東京から約2時間半。
日常からの切り替えにはちょうどいい距離だ。
中禅寺湖畔の散策|冬だから、静かすぎて少し怖いくらいだ
夏は観光客でにぎわう湖畔も、冬は人がほとんどいない。
12月に行ったら、土曜日なのに30分歩いて5人しかすれ違わない。
湖沿いの遊歩道を歩いた。
舗装されているけれど、霜が降りていてところどころ滑る。
靴はトレッキングシューズが正解だ。
スニーカーで来たら後悔している。
歩いていると、イタリア大使館別荘記念公園の前に出た。
入館料は300円。
1928年築の建物がそのまま残っている。
湖に張り出した縁側から見る景色が、とにかくよかった。
冬季は閉館しているので要注意。
湖畔から男体山を見上げると、山頂に雪がある。
12月の平地の感覚で来ると、服装で絶対に後悔する。
ダウンは必須。手袋も要る。
中禅寺(立木観音)|坂本屋の湯葉そばと、708段への後悔
中禅寺湖畔に建つ中禅寺は、世界遺産ではない。
でも、本堂に安置された立木観音は圧倒的だ。
入山料は500円。
靴を脱いで中に入ると、樹齢1,000年超の桂の木から彫り出されたという観音様がいる。
高さは約6m。
見上げたとき、思わず声が出た。
ここに来る前に、門前の食堂で湯葉そばを食べた。
1,300円。
湯葉がたっぷりのってきた。
出汁が優しくて、寒い中歩いた体にしみた。
ちなみに、中禅寺の奥には五大堂という舞台造りの建物がある。
そこから湖を見下ろすのが、個人的に一番よかった場所。
ただし、外階段がかなり急。
降りるときは手すりを両手でつかんだ。
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中禅寺温泉への行き方
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