栃木県のど真ん中に、静かに残る城跡がある。 派手さはない。 でも、その静けさがいい。 壬生城は、知る人ぞ知る場所だ。 城門をくぐった瞬間、街の喧騒がすっと消えた。 ここに来て正解だったと、素直にそう思った。
壬生城のおすすめスポット
壬生城址公園|静寂の中に、時代の重さが残っている
城跡に来て、こんなに「何もない」のは初めてだ。
でも、それが壬生城の本質だと気づいた。
石垣も天守もない。
あるのは土塁と、深く掘られたお濠の跡。
それだけで、ここが確かに城だったとわかる。
公園の敷地はゆったりしている。
歩いて一周するのに、だいたい20分くらい。
急ぐ必要はない。
土塁の上から見下ろすと、お濠跡の地形がくっきり残っている。
ここで何百年も人が生きていたんだと、リアルに想像できる。
平日の午前中に訪れたら、ほぼ貸し切り状態だ。
観光客もいない。
ただ、風と鳥の声だけ。
そういう場所が、たまに必要になる。
城址の桜並木|春だけ見せる、本気の顔
壬生城に来るなら、3月末から4月上旬を強くすすめたい。
理由はひとつ。
桜の並木が、ちょっとおかしいくらいきれいだから。
土塁沿いに植えられたソメイヨシノが、一斉に咲く。
数えたわけじゃないけど、100本は超えている。
花びらが濠跡の地面に積もって、ピンクの絨毯みたいになっている。
その上を歩いた。
写真じゃ伝わらないやつだ。
地元の人たちがシートを広げて、のんびりお弁当を食べている。
観光地化されていないのに、ちゃんとにぎわっている。
そのバランスが心地よかった。
夜はライトアップもある。
18時から21時まで、期間限定で。
昼とは全然別の顔を見せてくれた。
二回来た甲斐があった。
壬生町総合公園(隣接)|城跡の隣に、別世界があった
壬生城址公園から歩いて5分。
壬生町総合公園という場所がある。
ついでに寄ってみたら、予想外によかった。
広い芝生が広がっていて、子どもたちが走り回っている。
池があって、カモが浮かんでいる。
のどかすぎて笑えた。
城跡の静けさから、いきなり生活感ある空間に出る。
そのギャップが面白い。
池の周りをぐるっと歩くだけで30分くらいかかる。
遊具もあるし、ベンチもたくさんある。
ひとりで来ても、家族で来ても、違う楽しみ方ができる。
お昼は近くのコンビニで買ってここで食べた。
芝生の上でおにぎりを食べながら、なんでこんなに気持ちいいんだろう。
旅ってこういう瞬間のためにある気がする。
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壬生城への行き方
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