石段を踏むたびに、空気が変わっていく。 麓とは別の時間が流れているような、静かな山の中。 栃木市の中心からほど近いのに、ここまで来ると別世界だ。 太平山神社は、奈良時代から続く古社。 でも「歴史ある」という言葉では足りない何かが、この場所にはある。
太平山神社のおすすめスポット
太平山神社|1000段の石段を踏んで、ようやく会える神様がいる
随神門から続く石段は、約1000段。
聞いたとき「そんなに?」。
実際に登ってみると、意外と足が止まらない。
木立の間から光が差して、踏むたびに気持ちが切り替わっていく感じ。
石段の脇には紫陽花が群生している。
6月に訪れたのだけど、あの密度はすごかった。
2500株以上あると言われていて、青と紫が石段に溢れている。
混雑するのに納得する光景だ。
本殿にたどり着いたときの達成感は本物。
標高341メートルの山頂近くから、関東平野が広がっている。
晴れた日には筑波山まで見える。
登ってきたのに、もう少しここにいたい。
参拝は無料。
駐車場は麓に複数あって、500円程度。
朝7時前後に着くと、人が少なくて静かに登れる。
謙信平|石段を登り切った先の、予想外の絶景
神社からさらに奥へ歩くと、謙信平という展望台がある。
上杉謙信がここから眺めた、という伝説が名前の由来だそうだ。
足を踏み出すと、急に視界が開ける。
関東平野がずっと向こうまで続いている。
霞がかかっていて、まるで雲の上にいるみたいだ。
「関東の松島」と呼ばれているらしい。
言い過ぎじゃないかと思っていたけど、現地に立つと納得した。
茶屋が数軒並んでいて、名物の玉子焼きと焼き鳥を売っている。
太平山名物の三大名物として有名で、玉子焼き1本350円前後。
甘めの味付けで、登ったあとの体に染みる。
休日は午前中から混み始める。
茶屋のベンチに座って、ぼんやり景色を眺めていたら1時間経っている。
そういう場所だ。
太平山あじさい坂|6月だけ現れる、石段の別顔
同じ石段が、6月になると全く違う表情になる。
通称「あじさい坂」と呼ばれる区間は、両脇が紫陽花で埋め尽くされる。
2500株以上が一斉に咲くらしく、見ごろは6月中旬から7月初旬。
青、紫、白、ピンク。
種類もばらばらで、それが逆に野性的な迫力になっている。
整然と植えられた庭園とは全然違う。
石段と木と紫陽花が混ざり合っている感じ。
雨の日に訪れたことがある。
しっとりと濡れた花びらが、信じられないくらいきれいだ。
紫陽花は雨の日が本番だ。
足元は滑りやすいので注意が必要だけど。
「あじさい祭り」期間中は夜間ライトアップもある。
点灯は日没から21:00頃まで。
昼と夜で全く別の空間になる。
どちらか一方しか見ないのは、もったいない。
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太平山神社への行き方
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