石段を登りきると、空が広がる。 宇都宮の街なかに、こんな場所があったのか。 創建は約1600年前とも言われる古社。 でも境内に足を踏み入れると、時代の感覚がふっと消える。 街の喧騒から5分歩くだけで、別の時間が流れている。
宇都宮二荒山神社のおすすめスポット
宇都宮二荒山神社|石段の先に、1600年分の静けさがある
JR宇都宮駅から歩いて約15分。
繁華街を抜けると、突然に石段が現れる。
95段ある表参道の階段、これがなかなか急だ。
息を切らして登りきると、空が開ける。
その瞬間がちょっと気持ちいい。
境内に入ると、まず空気が変わる。
古い木々が空を覆い、日差しが柔らかくなる。
樹齢数百年のケヤキが何本も並んでいた。
都市の神社とは思えない緑の密度だ。
本殿は朱塗りで、金の装飾が施されている。
派手すぎず、でも確かに存在感がある。
お参りを終えて境内をぶらぶら歩いていたら、
猫が1匹、石灯籠の脇に座っている。
神社の猫らしく、まったく動じない。
ゆっくり回っても30〜40分ほどの境内。
混雑していない平日の午前中に来て正解だ。
表参道の石段|急勾配の95段、登る価値は間違いなくある
この神社の顔と言えば、やっぱり石段だ。
下から見上げると、思わず「高いな」と口に出た。
石段の両脇に石灯籠が並んでいる。
苔がびっしりついていて、年季が違う。
一段一段、高さがバラバラなのも面白い。
整備されすぎていない、その不揃いさがいい。
登る途中で後ろを振り返ると、宇都宮の街が見える。
高層ビルと神社の石段が同じ視界に収まる。
その景色がなんとも不思議な感じだ。
雨の日は石が滑りやすいので注意。
実際に濡れた石で足が滑りかけた。
サンダルや底の薄い靴はやめた方がいい。
ちなみに体の不自由な方や子連れ向けに、
別ルートのスロープもある。
正面から参拝したいなら、石段一択だが。
朝の7時頃に来たとき、参拝者が少なくて静かだ。
石段を独り占めできる時間帯、これが個人的に好きだ。
境内の大ケヤキ|樹齢600年、ここだけ時間が違う
境内に入ってすぐ、大きなケヤキの木が目に入る。
看板によると樹齢およそ600年。
幹回りが大きすぎて、一人では抱えられない。
都市の真ん中にある神社で、
これだけの木が残っているのが驚きだ。
上を見上げると、枝が空をふさいでいる。
木漏れ日がちらちらと揺れる、その下が涼しい。
秋に来たとき、ケヤキの葉が黄色くなっている。
朱塗りの社殿と黄色い葉の組み合わせが美しくて、
しばらくその場を動けない。
カメラを持っている人が何人も立ち止まっている。
ただし紅葉のピークは11月中旬〜下旬と短い。
週末は混雑するので、平日が狙い目だ。
夏はこの木陰が本当にありがたい。
境内のベンチに座って、しばらく風を感じている。
宇都宮の夏は暑いが、ここだけ体感温度が違う。
そういう場所が街なかにある、それだけでちょっと贅沢な気がした。
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宇都宮二荒山神社への行き方
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