地図アプリに「榎本城」と入れても、最初はよくわからない。 案内板もほとんどない。 でも、草の間から見えてきたあの土塁を踏んだ瞬間、 ここに来た意味がわかった気がした。 誰も教えてくれない城跡が、栃木にある。
榎本城のおすすめスポット
榎本城跡|草と土だけが残す、500年前の輪郭
駐車できるスペースは2〜3台分。
そこから歩いて5分もしない。
なのに、現地に着くと静まり返っている。
土塁がぐるりと残っている。
高さは場所によって2メートルほど。
草が生い茂って、夏は足元がよく見えない。
石碑がひとつだけ立っている。
説明書きはシンプルで、読むのに1分もかからない。
それでいい。
ここは説明じゃなくて、形で語る場所だ。
郭の跡を歩いていると、足の感覚が変わる。
盛り上がり、くぼみ、段差。
地面の起伏そのものが城の記憶だ。
整備された城とは全然違う。
雑草を踏みながら、自分で輪郭を探す感じ。
誰もいない。
1時間近く滞在したけど、途中で地元のおじさんが1人通り過ぎただけ。
あの静けさは、なかなか他では味わえない。
周辺の田園風景|城跡の外に広がる、のどかすぎる時間
城跡を出ると、すぐ田んぼが広がる。
春は水が張って、空が映っている。
それだけで十分だ。
宇都宮市内からそう遠くないのに、
ここまで来ると空気が違う。
トラクターの音が遠くから聞こえる。
風が強い日だったけど、それも気持ちよかった。
周辺を歩くと30分もあれば一周できる。
コンビニは車で10分ほどかかる。
飲み物は必ず持っていくこと。
夏は特に注意が必要だ。
鳥の声がずっとしている。
種類は正直わからない。
でも、うるさくなくて、ちょうどいいBGMだ。
観光地感は一切ない。
SNS映えもしない。
でも、なんとなくまた来たくなる場所だ。
うまく説明できないけど、そういう場所がたまにある。
ここはそのひとつだ。
宇都宮市内へのアクセス|帰り道に餃子を食べるのがちょうどいい
榎本城から宇都宮駅方面へは、車で30分ほど。
距離は近いようで、道は細い。
ナビ通りに走るのが正解だ。
帰り道に宇都宮の餃子通りに寄った。
「宇都宮みんみん」に並んだのは14時ごろ。
待ち時間は10分ほどだ。
焼き餃子230円、揚げ餃子260円。
城跡を歩いたあとの餃子は、妙においしかった。
城跡で何も食べずに過ごして、
そのあとしっかり食べる。
そのメリハリが、今回の旅でいちばんよかった部分だ。
宇都宮は日帰りでも十分楽しめる。
電車で来るなら宇都宮駅からレンタカーが現実的。
バスでのアクセスは調べたけど、正直むずかしかった。
車が一番ラクだ。
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榎本城への行き方
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